アジア大会で見たいほど日本選手権後に進化した山本匠真選手
富士北麓予選で10秒04(+1.5)の日本歴代14位の好タイムを記録し、決勝でも10秒10(+0.3)で優勝して勝負強さも感じさせる遅咲きスプリンターの山本匠真選手。Athlete Night Games in Fukuiでも現状日本No.1のトップスピードの高さを思う存分発揮して10秒05(+0.9)で快勝しました。無風換算でも10秒09となり、無風換算10秒0台と日本では数少ない無風換算10秒0台スプリンターの仲間入りを果たしました。日本選手権までと7月のThe Game以降とでは明らかにレース展開が変わっています。日本選手権までは、1~16歩が2秒9台中盤が多く、初戦の宮崎以外は全て2秒9台で、二次加速ピッチが目安の+0.10を上回ることは多くはありませんでした。しかし、7月12日のThe Game以降は全て3秒03よりも遅く、大きく最初の16歩を入るようになり、二次加速ピッチも安定して+0.15を超えています。元々後半の追い上げが得意な印象ではありましたが、さらにもう 一段レベルが上がって日本では完全にNo.1のトップスピードの高さと後半の追い込みを確立してきました。無風近くで9秒台となるとさらなる全体的なレベルアップが必要になるかとは思いますが、追い風が2m近い条件ならば9秒台を出してもおかしくないほどの力を備えているように見えます。アジア大会で後半強いブーンソンに対して、どのような走りをするのか見たかったというのが本音ですが、来シーズン以降も日本を引っ張る存在になっていって欲しい選手です。