詳細)佐倉朝日健康マラソン (最後まで) | あなぐまくんの、トホホなランニング日記

あなぐまくんの、トホホなランニング日記

56歳男性。千葉県八千代市在住。

減量目的で2013年1月に走り始め。
2014年2月に初フル(東京マラソン)
2016年3月に3時間14分51秒(佐倉朝日健康マラソン)
2017年12月の10kmレース中に心肺停止で救急搬送される。ICD 入れてなんとかしぶとく生き残っています。

0~5km 22分3秒
~10km 21分48秒
ここまで43分51秒。昨年は45分6秒。

一気に行きます。
3年連続で走っているし、月曜日に試走したばかりのコース。
多少小雨が降ってきて見えづらいのはありますが、どのあたりをどのように通るのか、イメージ通りです。

そしてトンネルに差し掛かりました。
サングラスをしていて暗いので分からなかったが声が聞こえた。たしかに「あなぐまさん」と呼んでいる。
声の方を見るとトンネルの出口付近右側で、ルナママさんとサムさんがアクエリアスのパウチを手にしている。ありがたい。

これは奥のサムさんではなく手前のルナママさんから当然いただくよな、と考えて右側に寄る。
「蓋開いている、蓋開いている」とルナママさんはおっしゃっている。ありがたく手渡していただく。
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こんなプレゼントは初めてです。

半額とは書いていない(笑)。
早速いただく。おいしい!これは嬉しい。

ちょうどその直後に「ここは33km用の給水所で~す」、とつれないアナウンスが響く見せかけの給水所がある場所。別に俺はいいよ~と飲み干したパウチをゴミ箱に捨てさせていただく。なぜか勝ち誇った気分。


その後、ガーミンの表示を見ると急に心拍数が180を超え始める。
サムさんじゃなくルナママさんからパウチを貰って心拍数が上がるドキドキ、と書いたら何かのネタにされそうですが、15kmの坂を前にして不安になる。

その後15kmを過ぎて最初の坂へ。
~15km 22分8秒
心拍数が気になったこともあり、ほどほどに頑張る。2人しか抜けなかった。

ちょっと残念。坂道得意なのに。

登り切ってからがちょっと大変だけど、何とか呼吸を整えつつペースが落ちないように気を付ける。


16kmの給水所は珍しくスルー。パンは貰いませんでした。

このあたりからは「パンダだ」「パンダさん頑張れ~」と皆様が呼んでくれるようになる。そのたびに「はーい」と返事をする。楽しくなって元気を貰える。


その後千葉らしい林を通り、鋭角を左カーブ。ここも応援ポイント、パンダ声援を受けながら曲がる。


長い下り坂で力を抜きながら、最初のジェルを投入。中盤に備える。
40代は40分おきに食べなさい、と何かに書いてあったが本当だろうか。
ふとトンネルの上あたりを走っていると、またしても皆さまが見えてきた。
嬉しい。これをプランニングしたルナママさん、天才だな、と思う。
なぜかマサにぃさんだけ反対車線から写真を撮っている模様。


去年は3時間15分のペーサーにここで追い付かれた。今年は大丈夫なようだ。

スピードは上がるが案外厳しい場所。ここでの応援は嬉しい。


下を見るとたくさんの後続ランナーが先ほどのトンネルをくぐっている。

よく考えると、チームちーば全員の応援が済んだから皆さんが移動して来たんだよな。いつも思うが皆さん速い速い。なかなかこんな集団無いですよね。


~20km 22分35秒 1時間28分35秒。


20kmは上々のタイム。
中間点も1時間34分18秒。ちなみに昨年は1時間36分23秒。
このままなら3時間10分を切るタイム。
去年はこの直後に3時間15分集団に突き離されたな、と思い出す。今年はその気配なし。

風が吹いて無いのは珍しい。ということは追い風なんだろうと考え、そのまま430を切るペースで進む。エイドでクリームパンを貰い、アクエリアスで飲み込む。


~25km 22分28秒

25kmを過ぎて橋を渡り、かっぱ様のことはすっかり忘れていたが、たまに走るお馴染みの場所に。向い風が吹いてくる。桜の花は咲いていない。細いサイクリングロードのためあまり楽しいことは無い。ルナママさんのウインブレが括り付けられていたのはこの辺だな、と思い出す。
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風車の見える28kmでは440を超え始める。遅れちゃったな。

この辺りも応援ポイント。パンダ声援が嬉しい。

妻が来るかも、と言っていたが雨だから来なかった。探したけどいなかった。ちょっと残念。


~30km 22分58秒 2時間14分1秒。去年は2時間20分28秒。


30km地点でもまだ体力的には余裕あり。
計算するとこの後キロ5分で走り続けてちょうど3時間15分。少し落ちてきたけどまだ4分40秒ペースで行ける。まだ少しずつ貯金できそう。2つ目のジェルを半分だけ投入。
左足の裏にマメができたのが気になった。
ロッキーおじさんが大音量で迎えてくれた。

この辺りはつらいけど自力で頑張るしかない、と自分に言い聞かせる。

脚を動かすのでは無く、運ぶ感覚で。頑張るのは最後の1kmだけ、とマサにぃさんの去年のブログを思い出す。


33kmでまた農道に出る。退屈と皆さんおっしゃるが、私は落ち着く。

サイクリングロードよりもいい。

T字路では今年は千葉ットマンはいなかった。


~35km 23分32秒

いよいよペースダウンが気になり始める。

そんな苦しいところに、また応援の皆さまが。


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余裕があるように思われていたようですが、かなり余裕が無かったです。

脚は動きましたが。苦しいのでマサにぃさんにハイタッチを求めて元気を貰う。

みなさま、ありがとうございます。後は頑張りま~す!


月曜日に試走をしているのでこの辺りは道の傾き具合まで理解している。どの辺を走ったらいいのか分かる。遠くにゴールに向かう先頭が見える。

そしてあの牛舎まで行けば砂利道だよな、でも遠いな、と思いながら走る。

ん?少し右足のふくらはぎ辺りがつる前兆かな。

そして、あれ?走っている時にあまり無いのですが、右のわき腹付近が痛くなって来た。おかしいぞ。ついに37kmはキロ4分50秒に。


いつもなら砂利道は平気だが、こんな時にはつらい。後ろから3時間15分の集団がやってきたのが見える。おお、まずい。

砂利道を終え右折し、38kmはついに5分9秒に。

うわ、一気に落ちている。腹は痛い。


気付いたら先ほどの集団に追いつかれる。

推定50歳くらいのペーサーが「あとわずか4kmじゃないか、がんばれ。お前、絶対に歩くなよ!」と脅される。勢いに負け、「ハイ!」と答える。

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↑この人です!ゴール後に見届けて下さいました。

しかし抵抗できず、ずるずる遅れる。

もう一人のペーサーとその集団にも抜かれる。

そのうちの1人が、館山若潮マラソンでも途中にお話をした内野さん。

背中に内野〇〇フルマラソン完走83回と書いていらっしゃる。

うゎ、前回も33kmくらいで抜かれたけど今回もか。さすが、と思う。

39kmは5分12秒。


しかし皆さまの応援を思いだし、冷静に月曜日に試走したコースを思い出し、

あと何回単調なカーブを乗り越えれば、あとは会場に続く道だよな、と思いなんとか我慢して足を動かす。


40kmは5分7秒。3時間2分32秒の表示。

え~っと?残り2.195kmを12分28秒?これで行けるのか?分からない、計算できないぞ。ペーサーは見えなくなってしまった。でも少しずつ腹の痛みが治まって来た感じ。


41kmは5分3秒。

カーブを左折、知らない人だけどパンダ帽子をかぶっている女性がいたから、ハイタッチして貰う。隣の人は「誰?」って言っていた(苦笑)。


最後の右折、会場に向かう残り1kmの道。なんとか戻って来られた。

あとは坂を頑張るしか無い。

と思ったところに、なんと応援の皆さまが。

正直言って、視界が狭まり、誰も見えませんでした。

大きな声で応援してくれる。

「ネットで3時間15分、間に合うよ!」

「胸を張って!」

との声が聞こえる。ハッとして背筋を伸ばして腕を振って最後の頑張りへ。

この応援が本当にありがたかったです。


なんとか坂を上り、遅いけれども頑張って走る。

42kmの表示の横は歩くみたいなスピード。

42km4分52秒。

ここから競技場までの緩やかな坂が恨めしい。

何とか登り切ってゲートをくぐる。


「げ!遠い!」と口にした。

電光掲示板は3時間14分17秒を示している。

これ、間に合うよな、と思いつつも、全力らしいスピードで走る。

さっきの3時間15分のペーサーがトラックに出て、「間に合う!がんばれ!」と

応援してくれる。何が何だか分からないけど、ドンドン時間が進む。まずい。

なんとかゴールに飛び込んだ時には1秒残っていたのを確認した。


3時間14分59秒。


目標の3時間15分にわずか1秒。グロスで達成。

応援してくださった皆さまと勝ち取れた結果です。本当にありがとうございます!


昨年1月の館山若潮で3時間19分を出して以来、去年の佐倉、今年度のつくば、館山若潮と停滞していた記録がようやく前に動きました。


おしまい。