心理講座を受けてみました。
今回はそのアウトプットです。
セミナーの話をする前に
ABAについて。
現在の心理学では、
「見守る」手法は効果が出るのに10〜20年かかり、
「行動を変える」手法は3週間で効果が出ると科学的にわかっているので、現在は後者の手法が主流だそうです。
「行動を変える」
これがABA。
応用行動分析学(ABA)。
なんか難しそうだなと思いますよね。
うん、正直難しい
そして、
ABA、ABAって言ってますが、
私はド素人です。
でも、そんなド素人でも
ABAで考えると色んな事が解りやすくなる。
なので、皆におすすめだなと思うんだけど
なかなか伝わらなくて💦
気持ちに寄り添ってない
とか
条件を付けるのは良くない
とか
動物の調教みたい
とか
言われてしまうんですよね。
というか、私も思っていました。
それともう1つ。
ABAは言葉が出ない子向け、小さい子向け、小さなテーブルに向き合い勉強するような方法だと思っていました。
私が最初に読んだ本は下の2冊。
これを読んで、う〜ん、うちの子にABAは違うかなと思ってしまい・・・
これで一旦ABAから遠ざかってしまいました。
(これ、私が不勉強だっただけで、この時から取り掛かっていれば!と後悔しています。)
そして息子が5歳の時に、
いつもおすすめしている奥田健次さんの本に出会い、ABAって大きくなっても、言葉が沢山出ていても使える方法なんだと解りました。
それと、机に向かって課題をするだけのものではなく、日常生活の至るところで使えるものだということも。
よく耳にする「セラピー」。
そういうものはやったことがないので
それが効果があるのかないのかは知りません。
ただ、人間の行動について
ABAで考えると解りやすく、
問題行動にアプローチしやすいから
おすすめしたいなと思うんです。
ABAの考えを知らなかったら、
息子の起こす問題を見守るしか出来ず、
改善もなかなかされず
今頃ノイローゼになっていたんじゃないかと。
だから、困っている人にはおすすめしたい!
ABAは簡単に言ってしまうと
行動には
A行動の直前⇒B行動⇒C行動の直後
の行程がある。
行動分析の特徴的な考えに
行動の原因は
Aのきっかけではなく、Cの結果だ
というものがあります。
Bの行動は、
Aの行動の前の出来事ではなく、
Cの行動の直後に起因する。
あ、固くなりましたね。
読むの嫌になりましたね。
例えば、
奇声をあげるという問題行動。
Aママが抱っこしてくれない
↓
B奇声をあげる
↓
Cママが抱っこしてくれる
この場合、
抱っこしてくれないから奇声をあげるのではなく、奇声をあげるとママが抱っこしてくれるからその行動をする。
だから、
A抱っこしてくれない
↓
B奇声をあげる
↓
C抱っこしてくれない
とし、
A抱っこしてくれない
↓
B奇声をあげない
↓
C抱っこしてくれる
というように
Aの良い行動の際に抱っこをすると
良い行動が強化され、奇声をあげなくなる。
私達の身近な行動で例えると、
A青信号になる
↓
B信号を渡る
↓
C安全に渡れる
青信号になったから
道路を渡っている。
そう思う人が大多数だと思いますが、
でも、こうだったらどうでしょう?
A青信号になる
↓
B信号を渡る
↓
C車にひかれる
この経験があったら、
青信号だから渡るなんてできませんよね。
Cの結果によって
Bの行動がこう変わります。
A青信号になる
↓
B左右を確認して信号を渡る
↓
C安全に渡れる
だから、
Aの出来事ではなく、
Cの結果でBの行動が変わる。
これがABAの考え。
奇声をあげるような不適切な行動の際に
本人の希望を叶えるのではなく、
良い行動をしている時に
本人の希望を叶える。
そうすると、
不適切な行動をしても良いことはなく、
良い行動をすると良いことが起きることで
不適切な行動が徐々に減っていく。
そして、
この考え方をゲームや勉強に当てはめたセミナーを受けたので、次回はそれについて書きたいと思います。
つづく
自閉症スペクトラムの息子(小学3年生)と
保育園の指摘で療育を受けていた
頑固娘(小学1年生)の母の日記です。
ABAについての理解が深まります↓
上の本が難しかったら
こちらでなんとなくのイメージを掴んでからがおすすめ