裸になるということ
なんだか最近ドキドキしてないなー
とか、
ワクワクしたい!
とか、
そんな風に思う時は決まって、
旅に出たくなる。
日常に埋没する、というのが
私にとっては 恐怖 ですらある。
穏やかな毎日だと、
不安になる。
そういう時、
なじみすぎだなあ
って思う。
こわくなるのは、
自分がいろんなものをまとっちゃったな
って思うから。
だから旅に出て、
裸になりたくなる。
旅は人を裸にする、
それが旅の効能で、
私にとっての醍醐味。
裸になる、つまり裸にさせられる、
とはどういうことだろう?
ってちょっと掘り下げてみた。
裸、
≒何も纏わない状態、
つまり、
あるがまま
シンプル
フラット
オープン
クリア
な状態かなー、私の場合。
あるがまま、というのは、
国籍人種性別肩書年齢などなど自分を形づくるすべての要素をとっぱらって、
ただのいち・人間として存在する、ということ。
だってさ、肩書きはぶらさげて歩けないもん。
どこの会社に勤めてて役職は何で、って、看板下げて人と出会わないもん。
シンプルとは、
自分が好きか否か、
自分がやりたいか否か、
それだけに沿って物事を選び、決められるということ。
選択権は自分、ということ。
フラットとは、
色眼鏡や先入観なく、
何物にも影響をうけず、
まっさらな視点であるがままに物事を眺められるということ。
オープンとは、
すべての出来事との出会いが自分の栄養になるとして、
受け入れられる、心を開いていられるということ。
クリアとは、
自分の好みや考え方や嗜好やくせや譲れないものや思いが、
明確になるということ。
この5つの在り方を意識してると、
自然と、
自分
という存在がくっきり浮かび上がる。
もちろん、
自分の醜い部分や目を背けたくなる部分も
嫌でも向き合わなければいけない状況でもあり。
日常生活で、ここまでまっさらな状態になることってないよね、なかなか。
人と会う時も「●●で働いてる」とか「こういう仕事してる」とか、
そういう枕詞がついてまわる。
一時期、「●●です」って名前だけ名乗ることにしてたんだけど、
みんな「???」って顔になるの、一様に。
で、沈黙の後、
「あのう、お仕事は?」とか
「えっと、、、何されてるんですか?」とかってなる。
旅ではそれがないんだ。
地球は世界は果てしなく広くって、世界には65億もの人がいて、
それなのに今同じ瞬間に同じ場所にいるというその奇跡だけで、
一瞬にしてつながれるの。
夕焼けを見て息を呑む瞬間や、
バーで隣あって目が合った瞬間や、
それ自体が意味をもつから。
長く旅してる人は、みんなそれを意識してる。
だから、肩書きとか自己紹介って、日常のそれとはぜんぜんちがうんだよー。
私はいつでもどこでも裸で勝負できる人間でありたい。