さーてと (うん、 力が入る)、
今回は私の大好きなリトル・リチャードであります。
むちゃくちゃに声が大きくて、派手好きで、 奇人変人さんであります。
なんたって、自らを<キング・オブ・ロックンロール>と称する人ですから、ロックのシャウトはこの人を抜いては語れません。 ロックの荒々しさを表現する第一人者です。 プレスリーよりかなり早い時期より音楽活動をしていましたが、あくの強いブルーズが主体で、 R&R曲としてヒットしたのはスペシャリティーで、TUTTI FRUTTI,
LONG TALL SALLY, JENNY JENNY,RIP IT UP, GOOD GOLLY MISS MOLLY, LUCILLE, etc.
ロックのスタンダードともなっている名作を次々と発表してからです。
その多くを、 本名リチャード・ペニマン(RICHARD PENNIMAN)で作詞作曲しています。
<<リトル・リチャード>>
1932年 ジョージア州、メイコン生まれ。
[注] メイコンからは、オーティス・レディング、ジェームス・ブラウン が誕生。
1951年 RCAから 「タクシー・ブルース」でデビュー
1955年 スペシャリティレコードに移籍 <トゥッティ フルッティ>リリース
1959年 ロックは悪魔の音楽だと言って、 音楽界より引退、宗教活動にはいる。
1962年 カムバック、 その後アトランテック、 スペシャリティー、 モダーン、 ヴィー・ジェー、オーケ等、レーベルを転々現在にいたる。
ビルボードチャート ヒット曲名
1955 TUTTI FRUTTI
1956 SLIPPIN' AND SLIDIN'
1956/05 No13 のっぽのサリー(LONG TALL SALLY)
195 /05 No54 愛しておくれ (SEND ME SOME LOVING)
1956 女はそれを我慢できない (THE GIRL CAN'T HELP IT)
映画「女はそれを我慢できない」 タイトル曲
1957 ルシール (LUCILLE)
1957 悪魔とモリー (GOOD GOLLY MISS MOLLY)
リトル・リチャードの代表的な曲は上記に記載しましたが、いずれもロックアーティストなら一度はコピーするというR&Rのスタンダードといえましょう。 なかでも、プレスリーのカバーした<のっぽのサリー>はいいですね。 <RIT IT UP >もカバーしてましたね。 日本では鈴木やすしが、〈ジェニ・ジェニ〉をカバーしていましたが、これが またかっこ良かったですね。
あと特に気になる曲を紹介しておきます。
※戦場に日は落ちて (HE’S NOT JUST A SOLDIER)
はっきりした記憶ではないのですが、 1962年頃ヒットパレードに登場しています。
消灯ラッパ?をフューチャーした、マイナー調の彼らしくない曲です。 でも、曲のタイトルがぴったり来る雰囲気をもった曲です。 この曲はフィリップスからリリースされていますが、なぜか、 現在入手できるどのベストアルバムにものっていません。 私も、昨年オムニバスCDの中にこの曲を見つけ、20数年ぶりに聞く事が出来ました。 が、マスターテープからのものでなく、ディスクダビングのようで音の悪いのにはがっかりし ました。
※愛しておくれ (SEND ME SOME LOVING) ロイドプライス作品
ワイルドでエキサイティングな数々の曲と対照的で、素晴らしいバラード曲が<センド ・ミー・サム・ラビン>であります。 これは、63年サム・クックでリバイバル・ヒットしてますので、こちらで知っている方が多いかも知れませんが、3連のロッカバラー ドです。
3連と言うとプラターズの<プリテンダー>ような、タタタタとどこまでも続くやつ、始めて手にいれた時の苦い思い出をひとつ。 東京にいた頃ですが、 どこかで飲んだ帰りにリトル・リチャードのLPを見つけ、 飛びつくように買ったが置き忘れ、翌日、 再び買う羽目になったのでした。後にも先にも、こんなことは始めてです。
ロカビリパパ
PS. 4丁目シスコにアメリカン・グラフィティのCDが発売されています。
ようやく、CD化されたのですね。 でも、わたしはLDを狙っています。