しばらくぶりになりますが、 なんとか1月中にと、まとめてみました。
もう少し、関連付けて続けるほうが良いのでしょうが、ふと耳に入った曲などに、 触発されるものですから、 どうも、あっちこっち飛んでしまって・・・(^^;)
さて、今回はアッハ??? (知っている人は教えて頂戴)で昨年ヒットした、多分、映画音楽? 「クライ・イン・ザ・レイン」のオリジナルを歌った兄弟デュオを取り上げます。エヴァリー・ブラザーズは1956年から現在に至るまで、途中10年のプラ ンクはありますが、レーベルを変わりながらも、数多くのヒット曲をもち、その明 サイモン&ガーファンクル、ビーチ・ボーイズ、ザ・ビートルズ、ピーターとゴー ドン、ウォーカー・ブラザーズ、ママス&パパス等のハーモニーに多大な影響を与 えたと言われます。(イギリスの音楽などでは初期のビートルズをFOUR EVERLY と形容していたとのことです、フォーエヴェーにかけているのですね。) なかでも、サイモン&ガーファンクルが成功する前、トム&ジェリーと名乗っていた ころはエヴァリー・ブラザーズに憧れて結成されたのでした。後、アルバムにウパ イ・バイ・ラブ」を収録もその辺りのことを思い起こさせますね。
兄のドン・エヴァリーは1937年にケンタッキー州ブロウニーで、弟のフィル・エ ヴァリーは1939年イリノイ州シカゴで、カントリー音楽の分野では有名だった 親のもとにうまれます。
小さな頃よりドン&フィルの名で両親の持つラジオ番組に出演したり、コカコーラの コマーシャルソングを歌ったりしている。カントリー色の濃厚なR&Rコーラスで その洗練されたハーモニーは、先程述べたように、後年多くのコーラスグループが目指すものとなりました。
さて、それではデビューからの経過になりますが、
1956年コロンビア・レコードより初シングル『キープ・ア・ラビン・ユウ」発表
1957年ケイデンス・レコードへ移籍 16曲ものヒット曲を発表する。
「バイ・バイ・ラブ」 (S&Gによってカバーヒット)は彼らのファースト・ヒット でしたが、惜しくもバット・ブーンの「砂に書いたラブレター」に阻まれNo2に甘ん じますが、つづく 「起きろよ、スージー」で見事、初の全米No1にランクされます。 この曲は前作同様、彼らのヒット曲を立て続けに出した名コンビ、ブライアン夫妻の ペンによるものです。
2番目のNo1ヒットは「夢を見るだけ」で、このB面は前回取り上げたロイ・オービ ソンが愛妻「クローデット」を歌った曲で、 エバリーで小ヒットしました。
1960年ワーナー・ブラザーズ・レコードへ移籍。
ワーナーでは第一作目「キャシーズ・クラウン」がいきなり全米No1。62年にかけ10曲をチャートに送り込みます。
1970年RCAに移籍。ヒット曲の無いままに73年、解散。
1983年再結成。
1984年 「ナイチンゲールの翼」でヒットチャートにカンバック。
再結成後の彼らのコーラスは長いブランクを感じさせないものと言われておりますが 残念ながら私はまだ聞いておりません。ただ、エヴァリーに影響を受けたといわれるビートルズのメンバーのポールの作曲した上記の「ナイチンゲールの翼」は開いてみたいと思っています。
ビルボードチャート ヒット曲
1957/10/14 No1 WAKE UP LITTLE SUSIE 起きろよスージー
1958/05/12 No1 ALL I HAVE TO DO IS DREAM 夢を見るだけけ
1960/05/23 No1 CATHY‘S CLOWN
1960/10 No7 SO SAD (TO WATCH GOOD LOVE GO BAD)
1961 No20 DON‘T BLAME ME
1962/03 No6 CRYING IN THE RAIN (GREENFIELD/KING)
1962/06 No9 THAT‘S OLD FASHIONED
「クライ・イン・ザ・レイン」は60年前後に大活躍したヒット・メーカー ハワード・グリーンフィールドとキャロル・キングによるものです。
ロカビリパパ