みんなちがって、みんないい。 -5ページ目

みんなちがって、みんないい。

妊娠五ヶ月でお腹の次男の心臓に異常があることが発覚。泣いて、受け入れて、立ち向かって、愛して。
毎日息子に成長させられている2児の母です。次男と私たち家族についてしか書けないけれど、
心臓病の子供をもつ母親の1例として、少しでも誰かの役に立てれば。




4歳5ヶ月。久々にアブダビの先生の元で検診。
ドクターTは相変わらず良い先生で、元気と安心をいっぱいくれた。
次男の数値は良く、身体の中も元気にやってるらしい!
祖母Mが日本の病院からもらって送ってくれるお薬の量の増量分を伝え、
超音波で心臓の動きを見てもらい、みんなでホッと安心。

そして、不安に思っていた水泳について聞いてみた。
すると、こんな答えが。
『フォンタン手術しているなら泳ぐのは良いけれど、息をとめて遊ぶのは駄目。
心臓のポンプの変わりに息しているのだから、
息をとめると血の巡りが止まってしまう』とのこと。
なるほど。聞いといて良かった。
息継ぎの練習はして良いけれど、早くそこを突破して泳ぎながら普通に息をしてほしいな。
そして、子供がよくやる息を止めるゲームは絶対無しだな。

しかし、しかし、ここから久しぶりに私の涙くんが登場。
というのも、次男が4歳半になって、
そろそろ私が手術後に目標としていた5歳に近づいて来ている。
ネットの調べによるとフォンタンの副作用的な影響は数年以降に出るとなっているので、
今日は先生にもっと具体的に何に注意しなくちゃいけないのかと、
何が一番起こりやすいのかを聞いた。

すると、先生は色々な事例を軽く話してくれるのだけれど、
私の顔を見た後、途中でやめて、
『そんなことを心配するな、彼の心臓と身体は強く動いているし、
今の彼は誰が見ても元気。
そんなことを心配しないで毎日生きなさい』と。

もう涙ポロポロよ。

先生と夫で『女の人はこれだからねー。すぐに泣くのよねー。』と。
でも
『こうやって泣くのは良いこと。
次男もそうだけれど、
お母さんが通った道のりはものすごく厳しくて大変だったに違いないし、
こうやって感情を出して行かないと駄目になってしまうからね。』って。

私、ここでも涙がポロポロ。

次男にポカーンとされハグされたわ。
あー、やっちまった。
けれど、また気持ちが整理されて強くなれた気がする。

次男は元気。
笑顔で生きている。




前回のブログで泳ぐことに対してムキになって頑張る次男の姿について書いたけれど、
このムキになって頑張る姿を結構見る。
やりたくないことには無関心で、
どうでも良いしー。という印象を与える次男。
けれど、やることに関しては何事にでも超真剣。

まわりのお友達や長男、時には大人にたしても闘争心メラメラ。
静かにだけれどものすごくメラメラ。
お絵描きも真剣。
ピアノも真剣。
走る時も真剣。
冗談を思いついて言う時も真剣。
この真剣な最中に茶化したりしたら絶対に駄目で、
冗談を言っている間に私が先走って笑いをとってしまった日には大号泣!

でも、練習をしているところや、努力をしている姿は決して人に披露することなく、
歩き始めた時も、泳ぎ始めた今も、気づけば自主練をしている。
(だからプールの中では親が目を一段と光らせる必要が有る。)

今日の朝、幼稚園に行く前に公園に少し寄ったのだけれど、
努力をしていることをわからないフリをしながら色々な遊具にチャレンジをさせてみた。
長男の時にはわからなかった背筋、腕筋、バランス感覚が必要なブランコ。
同じく背筋と腹筋とバランス感覚が必要な滑り台。
腕と足の筋肉が必要な縄を引っ張りながらよじ登る遊具。
まだまだ上手にはできないけれど、チャレンジしても良い段階に来ている気がするので
次男が自主練できるように、公園へ行く機会をもっと作ってあげないと。


ちなみに、ブランコにチャレンジさせようと思ったきっかけは、
自分でスツール無しでトイレに後ろ向きのままよじ登れるようになったから。
ポジション的には、
トイレに座る時とブランコに座る時ってなんとなく似ているような。。。?笑


少し前のブログにも書いた次男の水泳のこと。
2歳になってすぐに引っ越したドバイの家の目の前には
同じ建物に住む住人達と共有しているプールあるのだけれど、
家のテラスからそのまま出ていける場所にプールがあるということで、
プールの中で過ごす時間はものすごく多い。
泳ぎたいから、お友達が入っているから、エネルギーを発散したいからと、
灼熱のドバイではプールに入らない理由を探す方が難しいくらいで、
いま7歳の長男は水泳教室に通い始めて半年なのにも関わらず、
100mを何本も泳げるレベルになっている。

次男とはプールに入って遊ぶことにはとことんつき合うものの、
無理をさせたことはなく、
足の力がまだまだ弱いし、キック力が足りないと思い、
ただただ水を親友くらいに思わせることと、
浮く感覚を覚えてもらうことだけの練習だけをしてきた。

ところが、4歳になった頃から『あれ?これは泳げるぞ?』と思い始め、
あとは本人の気持ち次第かなとずっと見守って来た。
それが、今月になっていきなりレベルアップ。
キック力がついてきたのか、息継ぎをしないまま3mくらい一人で進めるようになり、
その1ヶ月弱の今日、息継ぎができるようになった!
プールサイドに座った状態から
“humpty dumpty sat on the wall, humpty dumpty had a great fall!"
というかけ声に合わせて水の中にジャンプをし
私のところに来るまでの5mくらいを息継ぎを3回して泳いで来れた!!!!!

これには大興奮!
本人のやる気スイッチもポチポチッと入ったらしく、
『もっと!もっと!』とグイグイ泳いでくるように。
が、母は見た。

唇が青い。。。。。。チアノーゼか?

まだ息継ぎがちゃんとできていなことからくるチアノーゼなのか、
プールの中にいすぎたせいで寒くなり身体が冷えたからの青い唇なのか。
とりあえずちょっと休もう!と言い聞かせるものの、
『あと一回、一回だけ』とそれでもグイグイくる次男を止めるのが大変。

フォンタン手術をしている次男。
水泳は心臓に負担をかけるもの?
それとも心臓を鍛えるもの?
誰か、教えてーーーーーーーーーー。