みんなちがって、みんないい。 -4ページ目

みんなちがって、みんないい。

妊娠五ヶ月でお腹の次男の心臓に異常があることが発覚。泣いて、受け入れて、立ち向かって、愛して。
毎日息子に成長させられている2児の母です。次男と私たち家族についてしか書けないけれど、
心臓病の子供をもつ母親の1例として、少しでも誰かの役に立てれば。

さて、心が潤った夏休みも終了し、
気温40度越え、湿度100%という数字をたたき出すこともあるドバイに帰国。
最近は、空気に砂が舞っていて、霧のように高いビルが見えなくなることが多い日々。

今年の9月から、次男も長男と同じアメリカンスクールへ通い始めた。
キンダーガーテン1という、日本でいう年中さん。
兄弟で同じ制服を着て、それぞれスクールバスで帰ってくるようになり、
時々校内で会うこともあるらしく、
『今日、○○(長男の名前)に会ったー。それで○○くんと、○○にも会ったー』と、
とても嬉しそう。
前のナーサリーもお友達がたくさんいて楽しかったけれど、
兄と同じ学校+兄を通じて知っている顔がたくさんいる環境はとても好きらしい。

ただ、お昼過ぎには年中組の授業は終わってしまい、
お昼ご飯は家で食べるという超短時間スクール。
まだまだお勉強というよりは、お遊び&学校に毎日通う事になれるための時間。

前のナーサリーがイギリス式のお勉強スタイルで、
イギリスのお勉強はアメリカよりも1年早くにスタートするので、
次男は、去年ナーサリーで学んだことを再び学ぶことになる。
学校が始まって2週間、
『今日もお勉強しなかったよー』と若干不満のような声もチラホラ言う時も。

なので、ドバイ生活もあと少しだろうし、
今年は、私が本腰をいれて、キンダーガーテン1を卒業するまでには、
多少の読み書きができるようにしようと決心!
ナーサリーでアルファベットのベースはできているので、
少しずつプッシュしていけばできるはず。

お絵描き、水泳、お勉強、ピアノ。
次男が好きなもの、興味をもっているものにちゃんと向き合う年になるぞ。
あ、そして、サッカーも好きらしい。
でも、観るのはMOTO GPで、好きなライダーはロッシ!
(MOTO GPは完全に夫の趣味がうつってしまった。)






4歳の夏は、暑くて、日差しが強すぎるドバイを逃れ、
同じく蒸し暑いであろう日本を避けて、
従姉妹達のいるスイスと叔母のいるイギリスで過ごした。

ドバイの学校は6月中旬から夏休みに入ってしまうのでとにかく長いので、
今回は、スイスとイギリスをあわせると6週間滞在させてもらった。

それはそれは素晴らしい夏休みで、
ドバイには存在しない『自然』をとにかく楽しみ、
山を登ったり、湖で泳いだり、カタツムリで大騒ぎしたり。
次男は、11歳と8歳の従姉妹、そして7歳の兄と一緒にものすごく成長をした夏だった。
6週間の間で、顔つきも変わった気がするし、身体もしっかりしたような。
前回スイスに来た時は、まだまだ赤ちゃんでママの隣にずっといたのに、
今回はほとんど子供達だけで過ごしていた。

さて、本題の打撲と高熱と便秘の話。
病院に行くか迷う事、計3回。
結局、3回とも病院には行かず、自然治癒。

☆まずは、打撲のこと。
スクーターに乗って遊んでいると、少し坂道なところで止まれず転倒。
おでこと、目の横をザザッとコンクリートに強打。
おでこはみるみるうちにふくれあがり、丸い紫色の痣に。
そして、目の横は大きなかすり傷。
アワアワとするものの、とりあえずおでこに冷たい氷をあてて、
次男の意識があるかをしっかりと確認。
名前は?何歳?ここはどこ?
そして、意識がしっかりしていることを確認してからとにかく安静にしてもらった。
病院に行くか悩んだけれど、吐いていないし、他に症状もないのでしばらく様子見。
24時間経過、48時間経過、72時間経過。
とりあえず1週間は遊ばせながらも様子見た結果、問題なし。
腫れがひくにはかなり時間がかかったけれど、本人はケロっとしていたので、
一安心。
通りすがる人がびっくりするくらいの痣だったけれど、
今では、すっかりキレイな状態。

☆続いて、高熱。
午前中、湖にでかける準備をしているとグズグズ言いながら寝てしまった次男。
おでこを触ってみるとわずかに熱い。
熱を計ると37.5度。微熱だ。
無理はさせたくないし、本人も眠そうだったので、
私と次男は家に残ってゆっくりさせてもらったのだけれど、
お昼頃には38度。夕方には38.5度。
夜は39.5度に。
熱が出ると長男はうなされて、ワーワー騒ぎだすのだけれど、
次男の熱は毎日飲んでいる抗生物質のせいかほとんど未経験。
でも、今回知ったのが、次男は高熱になると、うなされるのではなく、
笑い出す。
ケタケタ笑い出すのだ。
すごく心配したけれど、あとで調べたら『熱せん妄』というらしい。
頭がおかしくなってしまったのでは、と心配したけれど、
大丈夫らしい。
本人は、なんで笑っているのかわからないみたいだった。
次の日の午前中も39度だったのだけれど、そこから38度台になり、夕方には37度台。
良かったよ、良かったよ。
解熱剤をあげるか悩んだけれど、結局あげないで、
自力で熱を逃がしてもらった。
エアコンのないヨーロッパの夜は暑いかなと思い、
スーツケースに詰めていった氷枕が本当に役にたった。

☆そして、最後は便秘。
イギリスで過ごした最後の方、野菜不足だったのか、
便秘になってしまった次男。
数えると4日出ていない。
スイスに戻ってからも1日出ずで、
6日目になったところで、体臭からうん○の香りが。。。
これ、嘘だと思われるのだけれど、本当に香った話!
とうとう、朝ご飯も食べたくないと言うし、
お腹が痛いというので、
これは病院か?と思い姉に連絡。
後で薬局で話をして座薬でももらおうということに。
とりあえず食べ物は与えずに、水分&野菜たっぷりスープでうん○を攻撃!
すると、魔法のように、1時間後くらいにトイレに行き5日分をスッキリ。
午前中に愚図りは瞬間的に消え、すっかり元気に明るさを取り戻していた次男。
夜には体臭も普通に戻っていた。

ってことで、ハプニングはあったものの、
6週間の滞在中、いつも飲んでいる心臓のお薬以外は、薬を飲む事はなく、
病院にも行かないですんだ。
本当、スレスレなような気もするけれど、
無事にドバイに戻って来れているので良しとしよう!!

今回は、心臓病を抱えた子供との旅行の話ではなく、
単純に、子供との旅行のハプニング話だわ。

ハプニングといえば、
ドバイからスイスに入国する空港の税関の手前で
『うん○出た。。。』とつぶやいた次男の話もあるけれど、
その話は大事にとっておこう。




2015年夏、無事にナーサリーを卒業!
この1年、バスに乗ってナーサリーへ行き、
バスに乗って家に帰ってきた次男。
すっかりナーサリッ子。
長男もそうだったけれど、次男も学校が大好き。

国際的な仲間ができて、
ソウルメイト的なインド人のお友達もできた。
そんなクラスメイトとのお別れを次男も感じていたのか、
最後の日にお迎えへ行き、集合写真をとるよーとみんなを集めると、
次男が泣きそうになっているのを発見。
!!!
次男が感情的になってる!

気づかないふりをしたけれど、しっかり気づいていたよ。
大事な時間を過ごしたんだねー。母までウルウル。

英語のフォニックスをしっかり学び、
歌も何十曲も覚え、
お友達と毎日過ごすことも覚えたナーサリー。
本当に、ここにして良かったなと最後まで思えたナーサリーだった。

次男を大切に育ててくれてありがとう。
さっ、夏を乗り越えたら幼稚園だ!
長男と同じ学校だ!