J1リーグ第2節。注目の判定・注目の試合をピックアップし、簡単に講評する。
Referee Topics
W杯レフェリーが来日!
川崎F vs 磐田
(主審:飯田淳平 VAR:木村博之)
神戸 vs 柏
(主審:イスマイル・エルファス 副審:コーリー・パーカー、カイル・アトキンス VAR:山本雄大)
名古屋 vs 町田
(主審:今村義朗 VAR:小屋幸栄)
G大阪 vs 新潟
(主審:髙崎航地 VAR:池内明彦)
71分、コーナーキックのこぼれ球を拾った倉田に対して新井がスライディング。シュートブロックの意図だとは思うが、倉田にがっつりスパイクが入ってしまった。VARレコメンドによるOFRの末にPK判定となったが、判定に異論を唱える者はほとんどいないだろう。
各試合の講評
堅守に綻び。名古屋2連敗。
名古屋 vs 町田
昨季無敗だったホームでの開幕2連戦でまさかの2連敗。グランパスは堅守が崩れて2試合で4失点を喫し、攻撃はいまだにノーゴールと厳しいシーズン開幕となった。
要因は様々考えられるが、チームのベースとなっていた守備が崩れているのは大きい。DFリーダーの中谷が退団し、ベテランの丸山も移籍。守備陣を統率し、強気なラインコントロールを見せていた中谷の穴は大きく、3バック(場合によっては5バック)がズルズル後退して「受け」に回るシーンが目立つ。
センターバックタイプを3枚並べる布陣だが、守備面では重心が後ろになってしまい、結果的に攻撃にも厚みが出ていない。攻守のバランスを改善し、重心をやや前にする意味でも、4バックの採用は一考に値するだろう。
グランパスがこだわってきた1トップ2シャドーを成り立たせていたのは、推進力とキープ力に優れたマテウスだったはずで、彼が不在になってからは攻撃の質が大きく低下している印象だ。森島はマテウスほどの「馬力」がないので、4-2-3-1などのほうが良さが出るタイプ。現陣容の選手適性をふまえてどこまで修正できるか…は、経験豊富な長谷川健太監督の手腕が問われるところだ。