(2017年10月他ブログ掲載 青文字は今のコメントです)

原爆ドームから元安橋を渡って平和記念公園内へ。

原爆の子の像。

 

 

あちらこちらで平和を願って折られた鶴はつぎつぎと運び込まれます。



鶴は一定期間展示すると回収して粉砕し、資料館で配る葉書などに再利用されます。


原爆死没者慰霊碑。


アーチの中、先に原爆ドームが見通せます。

そして広島平和記念資料館へ・・・

 

 

常設展のエスカレーターをあがった先の部屋にまずあるのは、壁は投下後の焼け野原の広島の街、中央床上に円形状のシミュレーション映像原爆が投下された瞬間「A Lost Way of Life」。

中央の黒い物体は原爆「リトルボーイ」。かわいらしい名前なのに恐ろしい物体




一瞬にして数千度の爆風、そして放射能が広がる。。。


上空からのイメージなので人々の様子は描写されないのですが、街が一瞬にして崩壊する様に絶句。
数分かけてのシミュレーションだけど実際は一瞬の出来事とのコメントでした。

次のコーナーでは主に文と写真・映像で原爆を語ります。
その時代に取り交わされた書類などで原爆の開発と投下にいたった経緯、原爆そのものの脅威、被害の実態、核兵器廃絶に向けての取り組みを伝えています。
中央部分には核兵器の危険性を個々サーチできるディスプレイが複数。



パッと見たところ4分の1から3分の1弱ぐらいは欧米人だったようでした。

 

1階の無料コーナーには遺品や亡くなった方の生前の日記や原爆投下後の手記なども展示されていました。



時間をかけて見学した後、なんともいえない脱力感と疲労感驚き

どよんとした気持ち。手記などを見てこみ上げるもの。。。


そういえば「人影の石」がないと思ったら、リニューアル改装中の本館に展示される予定だそうでした。(もう本館は2019年4月に完成しています

その後ホテルにチェックインし、再び公園内のさっき見学していなかったところへ。

 

原爆死没者追悼平和祈念館

14万人の死没者を追悼し、平和を考える空間。
スロープを降りていき中心の空間へ。

真ん中に湧き出る水(水を求めて死んでいった霊を慰める)、周りは360度爆心後の広島の街を映し出しています。

 

誰も言葉を発さず静かに見つめていました。


別の部屋の遺影のコーナーや被爆体験記は涙を誘います。

2つの体験記を、見ていられないと思いつつも最後までみました。

重い。本当に重いです・・・
ISの存在や北朝鮮情勢も不穏な今←2017年当時(現在はウクライナ情勢、イスラエルとハマス、ミサイル発射を繰り返す北朝鮮など、この時より深刻な世界情勢。)

世界戦争になったら人類は終わりだと強く考えさせられます。
不可能だろうけど、世界中の国の指導者がそう感じてくれたらと願わずにはいられません。

 

つづく・・・