米原油先物は今週、1バレル60ドルを超えて史上最高値を付けていましたが、利食い売りで58ドル強に反落。原油は過去1カ月程度で、原油生産や精製能力懸念から30%近く上昇。日本経済はエネルギーを輸入に大きく依存しており、高水準の原油価格は、円を押し下げる可能性があります。
前日海外市場では、原油相場の反落や短期的なポジション調整によって、ドルが全面高。ドル/円は、一時昨年10月中旬以来の高値110.09円まで上昇したものの、一段と買い上がる理由がなく伸び悩み。今日から明日のFOMC(0.25%の再利上げは織り込み済み)や7月1日の6月日銀短観の発表を控えていることで様子見。来週末は米6月雇用統計の発表なども控えています。本日は、109円半ばは月末の投信の設定などのドル買いがサポート要因。6月中は米企業の決算などの影響などもあり、動意に乏しいようです。ニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は1万405ドル63セントと、前日の終値に比べ、114ドル85セント高で取引を終了。
ユーロ/ドルは、前週のユーロの急落を調整する買い戻しで、前日は1.21ドル後半まで上昇していたものの、1.20ドル後半に反落。
経済産業省が発表した5月の鉱工業生産指数速報(2000年=100、季節調整済み)は、ロイター調査予測、前月比2.5%低下を上回り、前月比2.3%の2カ月ぶりの低下となりました。5月の出荷は前月比2.7%の低下、在庫は同0.0%。製造工業予測指数は、6月が前月比1.7%の上昇、7月が同1.2%の低下の見通し。鉱工業生産の基調判断は、「総じて見れば生産は横ばい傾向で推移している」と前月の判断を据え置いています。