大変ご無沙汰しております。
皆さんお元気ですか?私は元気です。
さて、今養鶏・鶏卵業界が直面している問題と言えば
目先なら低卵価問題、中期なら食品安全
長期となるとアニマルエルフェアかな?と思います。
特にアニマルウェルフェアに関しては
避けて通れないというか、世界の流れに逆らうわけにはいかないけれど
世界の流れに身を任せてしまえば
卵の値段は高くなり、生で食べる文化が危うくなり
いいことは何一つないという状況になります。
とはいえ、ニワトリを大事にしなければならないのはこれまた事実で
そのためのいい感じの落としどころを如何に見つけるか?
というところだと認識しています。
とはいうものの、そんなに簡単だとは思いませんが
逆に言えば、急げばいいとも思っておらず
それゆえ、長期的と私はとらえているのですが
それよりも急ぐ問題があるなぁと思うのが
プラスチック問題です。
まあ、PETですね。
昨今、マイクロプラスチックとか
プラスチックの海洋汚染とかで
大きな社会問題になっているのは
皆さんご承知のことだと思います。
そして先日パックメーカーの話を聞くと
パックメーカーにも分解可能な植物由来のプラスチック
いわゆるバイオプラスチックパックの要望が来ているらしい。
要望が来ていることはそれはそれでいいし
その要望に対し回答を出すのもいいと思うのだけど
ちょっと考えて欲しいことがある。
というのも、まずバイオプラスチックは高い。
今のパックより5倍以上高い。さらに世界中で取り合いになると考えると
10倍の値段になってもおかしくない。
さらに困るのが、バイオプラスチックは廃棄すること前提で
処分の仕方は燃えるゴミで出すということ。
で、燃えるゴミで処理できるのならそれでいいと思うけど
間違えて、PETのリサイクルに回されると回収現場でとても困るということだ。
ある日を境に全ての卵パックがバイオプラスチックになるのならいいのだけど
しばらくは混在することになると思う。
となるとリサイクルをしなければならなくなると思うのだが、
バイオプラスチックがリサイクルの邪魔をするという
いいことしているのに、結果的に悪いことになってしまう可能性があるのだ。
で、私は思うのだけど、何もマイクロプラスチックの対策って
バイオプラスチックがすべてだとは思わない。
自然界に流れるプラスチックの量を減らせばよいという考えならば
今までのリサイクルをもっと盛り上げるべきではないのだろうか?
で、リサイクルのための回収は私は日本は割とできていると思っている。
ごみの分別はちゃんとやるし、そのための工場の設備整備も出来ている。
あとはリサイクルPETを積極的に使うかどうかだ。
で、ここで問題になるのが、食品にはリサイクルPETが使いにくいということ。
食品の最大優先は安全だから出元のわからないリサイクル品に対して
食の安全の面で黄色信号が出るのは仕方がないかな?とも思う。
でも考えて欲しい。卵は殻は食べない。
我々が食べる中身は卵の殻に守られている。
だったら再生PETを積極的に使っていこうじゃないの。
と思ったわけです。
ストローをね、バイオプラに変えるくらいなら
コップを紙コップに変えてもらいたいと思う私ですが
進めるべきはバイオプラではなくて
リサイクルPETだと思います。
皆さんはどう考えますか?