2020年も終わりですね。

みんなさんこんにちは。

アミューズです。

 

最後の最後で大きな鳥インフルエンザの発生ありましたね。

皆さん、恐らくご存じだと思うのですが

恐らく、私たちが考えうる、もっとも高レベルな

防疫体制を敷いている養鶏場です。

 

そんな養鶏場で発生したのだから

何をどうしたらいいのか?

分からないのかもしれません。

 

私は未だにネズミ説を強く信じていますので

ネズミ説を前提に新たな対策について書きたいと思います。

 

①ネズミをゼロにする。

これは何よりも大事だと思います。

というか、これが出来るのなら病気もすべてゼロに出来ると思います。

毒餌の使い方、罠の使い方

ネズミの入り口となりそうなところを防ぐなど

これが大事ですね。

 

弊社ではバーコンベアシャッターの取り付けを協議しましたが

バーコンを壊しそうなので止めました。

ただ、その中で出てきた、発泡スチロールで防ぐというのはありかな?と思います。

もし、取り忘れてバーコン動かしたら、スチロールシャッターが壊れますから

バーコンを壊すのが防げそうです。

 

②ネズミの絶対数を減らす

これは前回書いた通り、毒餌をバラまくしかありません。

弊社の100×25メートルの鶏舎で300個くらいばら撒きます。

3メートルとか感覚でばらまきます。

その時、ティッシュに包んた毒餌(天かすと毒を混ぜたやつ)をバラまいてください。

毒だけとか、混ぜただけのやつを裸でおいても食べませんから。

自分の巣に持ち帰らせるのがポイントなんですから。

 

③鶏の口にウイルスが入らないようにする。

ネズミがウィルスを持ち込むとして

ネズミがクシャミをして、鶏にうつるわけではないと思います。

鶏の口に入るところに糞をして、鶏が食べることで病気になると思っています。

それで、まあ、餌トイの中の鶏のエサをネズミが食べるときに糞をすると考えれば

ネズミは夜に餌トイのエサを食べるだろうね。

昼間に餌トイのエサ食べたら鶏につつかれるからね。

 

ということは夜、餌トイの中に餌がなければ

ネズミが餌トイの中のエサを食べないし

餌トイの中で糞をすることはないのではないか?と思います。

ということは、夜間、餌トイは空にしたほうがよいということですね。

 

もう一つ、床が汚れているとネズミの糞が見えません。

ネズミの糞が床に1個落ちているときと100個落ちている時では

その糞にウィルスが含まれている可能性は100倍だと思います。

 

そしてその糞を踏んだ靴で餌トイを昇ると餌トイの中に

糞が落ちてしまうかもしれませんね。

 

だからまずは通路の清掃をして

上の段の死鶏抜きなんかで餌トイを昇る場合は

ぜひ、靴を脱いで登ってほしいと思います。

 

というか、靴脱ぐの面倒だから、見回りの時は

脱ぎやすい、スリッパとかクロックスで見回るといいと思います。

(作業の時は長靴とか安全靴を履くのは当たり前ですね)

というか、普段から着替え、履き替えを言うのであれば

脱ぎ履きしやすい靴にしておくのは大事だと思います。

 

ということでまずは見回り用のスリッパを用意すること。

ちょいとした用事で中に入るときに履くスリッパがいいですよね。

そして上に昇るときはスリッパ脱いで靴下で昇すといいでしょう。

ただ、靴下で餌トイを昇るとき、滑ると危ないので

滑り止めのついた靴下を普段から履いておくといいでしょう。

 

あと、最後の手段ですが

もう、防ぐことは出来ないと考えれば

関連農場を(人が行き来していたら、発生農場以外も殺処分の対象になります)

減らすために農場を固定させ人の行き来を出来るだけ減らすってのも大事かもしれないですね。

 

ということで、いろいろと考えれば

まだまだやれること、手を付けていないことがあると思います。

やれることはすべてやっているといいますが

やっていないと思います。

やっていないというか、やれることの選択肢が少なすぎるということでしょうか?

 

もっとアイディアが欲しいです。

皆さんのところで独自にやっていることがあれば

ここのコメントに書き込んでくださると助かります。

 

 

 

皆さま、大変ご無沙汰しております。

アミューズです。こんにちは。

 

ついに宮崎県でも鳥インフルエンザ発生してしまいましたね。

 

11月の早い段階で発生したこと

香川県では頻発というか

今風で言えばクラスター的な発生となっていることなど

例年の鳥インフルエンザとは違うな?と感じています。

 

今から書くことは私個人の考えです。

私は獣医でもないし、専門家でもないです。

(恐らく)日本一鳥インフルエンザを経験しているものとして

みんなのお役に立てたならと思い、ブログを書いているので

そのあたりはいい塩梅で受け止めていただきたいと思います。

 

間違ってもブログで書いてあったからとか

何かを保証するような使用の仕方はしないでくださいね。

 

さて、鳥インフルエンザの予防と言えば、まずは

①野鳥対策、②着替え履き替え、③入退場の消毒

となると思います。

ただ、この辺りに関しては発生農場でも

すべて対策を行っているのだと思っています。

 

コロナに例えれば、マスクをするようなものではないでしょうか?

 

ただ、私個人の考えですが

これでは足りないというのが現実なのではないでしょうか?

そしてネズミ対策が足りていないのではないか?と考えています。

 

鳥インフルエンザ発生農場において

どれくらいがネズミ由来か?という統計はありませんが

私は100%だと考えております。

 

そして一番危ないのが

朝晩は寒く(気温が7℃以下)お昼間は暖かい(20℃以上)

環境が危ないと思っています。

 

つまり、こういう気象条件の時に

鶏舎の中にいたネズミは外に出て行って、野鳥の食べ残し、糞などを食べて

体の中から外からウィルスにまみれて鶏舎に帰ってきます。

 

逆に言えば外出したくなくなるくらい寒ければ

ぬくぬくと鶏舎の中で寝ているはずです。

事実、野鳥対策がほぼ完ぺきになった2010年以降に限れば

本当に寒い時期(1月、2月)よりも

圧倒的にお昼間は暖かい、12月、3月の方で発生をしています。

 

また東日本に比べ西日本のほうが発生が多いのは

何も、野鳥が西にたくさん来るからではなくて

単純に東の方が寒いからだと思っています。

 

ということを頭に入れれば

鳥インフルエンザ対策はあと2週間くらい頑張ろう

そして3月になったらまた改めて対策をしようとなります。

(いや、普段は普段でちゃんとやるんですよ)

 

つまりネズミ対策で言えば、11月後半から12月中旬までと

3月中旬から4月まで頑張ろうというわけです。

 

それから鳥インフルの原因がネズミだと考えれば

レイヤーよりブロイラーのほうが

圧倒的にリスクが高くなります。

カゴに入っているレイヤーより

地面を歩くブロイラーのほうがネズミと接触リスクが高いのは

その通りですよね。

その意味で言えば、ケージフリーもブロイラーと同じくらい危ないと言えます。

 

なんなら60日ごとに鶏舎を洗うブロイラーは

本来なら病気の発症リスクはものすごく低いはずなんですよね。

それに比べて450日以上飼育するケージフリーは

本当にリスクが高く、ものすごくネズミ対策をしなければならないと思います。

 

他にも書きたいことは山ほどあります。

今年はそもそも野鳥が多いのでは?

野鳥の中で鳥インフルに感染している割合が高いのでは?とか。

 

ただ、何よりもネズミに気を付けてと言いたくて

ブログを書きました。

 

特に香川県での話ですが

私の考えではありますが

農場で殺処分を行えば、そこにいたネズミは必ずどこかに逃げます。

逃げた先が養豚場とか、ウシ農家ならいいのですが

(迷惑な話ではありますが)

逃げた先が養鶏場なら、そこで鶏が感染して1週間後くらいに発病して殺処分となります。

それからその農場の鶏を殺処分をしたら

その養鶏場からまたネズミが逃げて

逃げた先で病気を広げ、1週間後にまた別の場所で発症してということが

4週間くらい連続で起こっているのでは?と考えております。

 

ですから宮崎県の話をすれば

今回、特に発生農場から1キロ圏内の農家さんは

今すぐにネズミ対策を行わないと

来週あたりに、新規に発生ということがあり得るかもしれません。

 

ネズミ対策は罠で捕まえる方法と

ベイトステーションを使って毒餌を食べさせる方法とありますが

この辺りはyoutubeにプロの方が出していますから

そこから学ばれたらいいと思います。

 

1月になればネズミも外に出なくなります。

あと3週間くらい、皆さんネズミ対策頑張りましょう。

 

最後に、ブログをご覧の一般の皆様

鳥インフルエンザは人間にはよほどのことがない限りうつりません。

また皆さんが口にするときは99%熱を通しているはずです。

その環境で生きているウィルスはおりません。

気にすることなく、卵、鶏肉を召し上がってください。

 

生卵を召し上がるときは

卵が洗っていなければ食べる前に卵の殻を洗ってください。

(9割の卵はパック工場で洗っていますよ)

 

 

アトランタでの展示会を済ませ

ヨーロッパへ移動しているときのこと

 

飲み物とおつまみのピーナッツを食べていたら

ちょっとせき込んでしまった。

 

その時に後ろに座っている人たちから

 

「中国人?」

 

ってちょっと強めに声をかけられた。

 

始めは意味が分からなかったけど

ああ、コロナウィルスね。

と意味が分かったので

 

「日本人だよーん」と答えると

 

「ああ、ごめんね。酔っぱらいのたわごとだから」

 

みたいな感じで笑いが起こった。

 

みんな気にしているんだよね。

ちょっとびっくりというか。

 

黄色人種は見分けがつかないから

そりゃあ、中国人と思うわね。

 

でも人種差別とかの過剰反応って

こういうことで生まれるんだな?とも思った。

 

白色人種が黄色人種を見て

中国でのコロナウィルスの発生を見て

不安に思うのは理解できるしね。

 

私自身は気にしなかったけど

騒ぎ立てる人はいるだろうね。

 

でも過剰反応っていっぱいあると思う。

知識が足りないからだろうと思う。

 

アトランタの展示会場でアンディにあったのだけど

アンディは

「日本ではインフルエンザで毎年何人死んでるの?」

と聞いてきた。

アメリカでは8万人が死ぬそうだ。

 

考えてみれば日本においても

予防接種をしている人が結構な人数いるにもかかわらず

蔓延するし、高齢者は亡くなっていると思う。

 

この病気がどのような広がりを見せるのかわからないが

今のところは慌てず、騒がずでいいと思います。

 

もうね、テレビの報道を見ていると

エボラ出血熱レベルで病気になったら死んじゃうみたいな反応だから。

 

インフルエンザと同じくらいと思っておけばいいんじゃないでしょうか?

 

そしてインフルエンザの予防接種をしていない人は

コロナをそんなに恐れる必要はないと思います。

 

だってインフルエンザは怖くはないのでしょう?

まあ、罹ったとしても3,4日熱が出るくらい?の感覚なのでしょう?

多分コロナもそんな感じなのではないでしょうか?

 

皆さん普通に過ごしましょう。

そして身近で発生があるまでは

マスクの買い占めもしなくていいと思いますよ。