以前のハムストリングスの続きで
今回は外側広筋、太ももの外側のトリガーポイント
痛みの引き金になるポイント、についてまとめてみます
電撃痛がある場合は、普通は病院で診察していただくほうが確実かもしれません
ほんとうの意味での神経痛がある場合もあるので
もし病院で消炎剤とシップしか出ず
しかもその薬がイマイチ効かなかった、という方はご相談ください
外側広筋 Vastus Lateralis
ラテン語 Vastus 広大、Lateralis 外側
外側広筋のはたらき:膝関節の伸展や、膝蓋骨を安定させるため内側の筋と連携してはたらく
内と外、両方の筋の協調運動がうまくいかなくなると、膝から上の問題が生じる
外側広筋の動き:外側広筋は大腿四頭筋の一部であり、大腿外側の大部分を占める。
上部に幅広の腱が付いており、筋膜と相互作用する繊維がある。
下方の腱はITB(IliotibialBand:腸脛靭帯)と膝蓋骨と相互に作用する。
伸展の程度により四頭筋の活動する部分が変わる。VastusMedialis(内側広筋)参照。
外側広筋トリガーポイント:この筋肉には、骨盤から膝まで、太ももの外側に沿って
共通のトリガーポイントの部位があり、関連痛が膝裏まで達することもある。
主症状は痛みと筋力低下。
筋肉全層のTrPから相互作用するため、TrPのパターンが複数存在する場合がある。
夜間痛があり眠れないほど痛むこともある。
寝返りでトリガーポイントが押されたり、誰かに押さえられたりすると、
電撃のような痛みに襲われることもある。
そのような電撃様の痛みがある場合は、医療チームはそのエリアを圧迫するタイプの療法を避けるように注意しなければならない。
(宗教儀式等で)ひざまずいた時にこの痛みが襲ってくることがある
今回は文章量的に3回ぐらいの記事でおさまりそうです
外側広筋のトリガーポイントは別名Hornets’ nest (スズメバチの巣)と呼ばれるらしく
他の筋肉のトリガーポイントと比べて特殊で、線維化しやすいらしいです
鍼治療をするときは刺激量に気をつけなければなりません