かっさ療法

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今日は少し「かっさ」について


黄帝内経_素問
異法方宜論

同病異治(同じ病を異なった方法で治すこと)について書かれています

"故東方之域、天地之所始生也。魚塩之地、海濱傍水。其民食魚而嗜鹹。
皆安其処、美其食。魚者使人熱中、塩者勝血。故其民皆黒色疏理。
其病皆為癰瘍。其治宜砭石。故砭石者、亦従東方来。"



(中国の)東の方は海の近くなので魚や塩分を多く食べる。
そうすると血液の流れが悪くなって皮膚が黒ずんで膿が溜まりやすい。
それを治すのが砭石(ベンセキ)でその技術は東方で発達した。
(ガバガバ翻訳)


他に鍼治療、お灸、漢方、あん摩のことが同じように書かれています


この場合の「ベンセキ」は石で作られた
現代で言う手術用のメスに近いもので
皮膚を切開して膿を出す、という使われ方をしていたようです


これが元になって刮莎(かっさ)出来上がったと
いつからカッサとして医療用メスからマッサージ的な使い方になったのかはよくわかりません



現代の欧米でグラストンテクニックに代表されるIASTM(instrument assisted soft tissue mobilization:器具による軟部組織の調整)は
かっさ療法が元になっています



何故か日本では「かっさ」というと美容のイメージが強いようですが
鍼灸や漢方と同じところから来てると考えると
歴史のあるテクニックなんだなぁと思います

美容系の需要が大きくて「かっさ」として販売されているツールは小さいのが多いです
IASTMはデカイのが多い印象です

僕はあまり体をガリガリカッサでこすって内出血させる、という方法はやりませんが
腱付着部などには使い勝手が良いですね