卵胞が育たない、FSHが高いとご相談を受けました

その後ご連絡がないですがいかがでしょうか

 

調べた内容がもったいないので覚書としてここに残しておきます




●ホルモン
                                  フィードバック
視床下部(ゴナドトロピン放出ホルモンGnRH)←
→下垂体前葉(卵胞刺激ホルモンFSH)
→卵巣(エストロゲン:生殖器の発達、プロゲステロン:子宮内膜増殖)↑


●なぜFSHが高くなるのか?
目標が達成できていないから(生殖器の発達や子宮内膜の増殖がうまくいってない)
フィードバックにより上層部は更にホルモンを出して目標に向かおうとする


●なぜ卵胞が育たないのか?
→可能性:生殖器周辺の血流が悪い
ホルモンは出ていても血行不良で
ホルモン(FSH)がちゃんと卵巣へ届いていなかったり
単純に卵巣の血流不足で栄養不足など
(他には何らかの病気の可能性、ホルモン受容体が少ないとか、まぁそこまではわからない)


●鍼治療でできること(卵胞に対して)
→腹部、股関節とか骨盤周辺のコリ(オ血)をとる
→腹筋周り、股関節屈筋、お尻周り、筋肉同士引っ張り合うしまぁ結局全身か
→筋肉だけでもこれだけ全身、ホルモン神経系となると広く全身を見ないと
その人に必要なポイントがわからない
(要問診:疲れやすい部位、時間、自分で「健康じゃないな」と思うところ)
骨盤底筋は流石に刺せない



●解剖学的に見る
やっぱ内臓もあるしマッサージ的な方法が良いか?
でも「問題」が起きるぐらい強いコリがあれば刺すほうが早いし確実
まぁ人によるでしょう

その人に合っている方法を


"卵巣・卵管・子宮はひとつづきの腹膜をかぶっている"
とあるから、意外と心窩部の圧痛とかがきっかけになってたりするかもしれません

 

そしたら前頭葉低下で姿勢不良とか、ハルマギテストは必須ですかね
ホルモンがからんでくるので神経-内分泌系の関係的に
脳・神経バランスの調整は必要です
まぁ視床下部-下垂体がからんでくるので自律神経の調整はしないと話にならん

 

 

脊髄的にはこんな感じ↓

交感神経と副交感神経がバランスを取っているので

どちらもチェックは必要かと思います



●鍼治療でできること(FSHに対して)
視床下部の弓状核からGnRHが放出され、
その命令を受けて下垂体前葉からFSHが出る

→鍼鎮痛の作用機序(下行性疼痛抑制系の賦活)で弓状核を通る
細かい部分はわかりませんが、、、(求心路、遠心路、弓状核のどこを通るか、など)勉強不足でスミマセン
→鍼鎮痛に近い方法でFSHに影響があるかもしれない
→置鍼かパルス(まぁ自律神経系への影響を考えると置き鍼かな)三陰交、血海あたり

あとは冷え性とかがあれば足三里とかも
まぁその人に合わせて
これから寒くなるし自宅で施灸も良いかも
ペットボトル温灸とか手軽で良いかもしれない

東洋医学のテキスト的にはこんな感じ↓



「ツボは効かせるためにある」とはよく言ったもので
テキスト的なツボよりもその人に合ったツボを探す

 

 

神経的にも経穴的にもポイントは

お腹、腰、足っていう感じでしょうか

腹部は雀啄、四肢(主に足)は置鍼、場所によって単刺
結局自律神経系なのでバランスを考えると首とか背中とか

まぁ全身チェックは必要かな

 

 

あとは基本的な睡眠、食事、運動
あとストレスを溜めない、発散すること





●結果を出すために
"排卵するために120日以上かかること、またその質の決定は排卵の60〜90日前であること"
→2,3ヶ月鍼治療を継続してやっと結果が出る。その結果がわかるのは更にその一ヶ月後
→薬や手術と同じく、鍼も効く人効かない人がいる。

3ヶ月みっちり週2で継続して数万円使って効果はありませんでした、という可能性もある
一番の問題はここで継続できるかどうか
時間的猶予、金銭的問題、信頼関係この辺がクリアできるかどうか



●結論
鍼灸師ならココに書いてる内容は読めば大体分かります
あとは、その先生を信用できて継続できるかどうか、でしょうか

 

 

 

 

参考:

 

 

 

 

 

第61回日本東洋医学会学術総会学会シンポジウム

鍼灸の自律神経に対する効果

https://ci.nii.ac.jp/naid/40018899749

 

 

H25.7.17視床下部ー下垂体ー性ホルモン

https://www-sdc.med.nagasaki-u.ac.jp/genetech/genkenbunshi/pdf/H25.7.17.pdf

 

 

視床下部弓状核における針麻酔鎮痛発現の求心路と遠心路

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsma1939/48/4/48_4_493/_pdf/-char/ja

 

 

育卵治療(劣化防止〜卵質向上)体性自律神経反射✕局所治療=良質の卵子

http://hari-9.com/gynaecology/ova/

スーパーライザー・・・欲しいですね

 

 

三ツ川レディース漢方鍼灸院 院長ブログ 2018年8月3日 高FSH(卵胞刺激ホルモン)を下げる方法

https://mitsukawa.net/archives/3767

 

 

結局こういう専門的にやってるところには知識も技術も設備も敵わんのでしょうが…

件のホルモンは脳(視床下部、下垂体)から出てきますし神経の話と切っても切れません

ここ数年神経系に関しては詳しく勉強しているので

他ではできないアプローチもあると思います