タツを気に入ったというカヨ。



ヨシカズとカヨのフリータイムはどんな感じだったか気になったが

この時点でもうすでに何も心配していない自分がいた。




だって、カヨはタツのことをいいと言ってるし。

タツと何もなくて本当に良かったと私は思った。



まぁ、私はヨシカズが好きだから誤解されるようなこととかしたくなかったし。


というか、何かするつもりなんて本当になかったから。












飲み会はだんだんと落ち着いた雰囲気になっていった。



このとき時計はもう2時近く。





ベロベロに酔っていたカヨはタツにベッタリだった。

タツはというと、あからさまに嫌がってはいないけど

そこまでカヨを気に入ってる風でもなさそうだった。







「そろそろ、それぞれで

ってことにする?」


ヨシカズの一言。










カヨは嬉しそうにタツに腕を絡ませながら

「タツの部屋に行きま~す♪」

と言って立ち上がった。









カヨとタツがヨシカズの部屋から出て行った後。





やっとヨシカズと2人きりになれて

嬉しい私。








最初の夜と同じようにヨシカズとお風呂に入り、

それからヨシカズのベッドで2度目のHをした。





1度目のときより大胆になれる私。



好きなヨシカズとのHは最高に幸せだった。

王様ヨシカズの命令によってそれぞれフリータイムとなった。








ヨシカズの部屋には、ヨシカズとカヨ。




私は、タツの部屋に行って15分過ごすことになった。




















タツの部屋はヨシカズと同じフロア。




部屋に入ると同じ間取りなのに家具の配置や




雰囲気が違うため冷静になる自分がいた。


















タツの部屋では変な雰囲気にならないように気をつけた。




といっても、タツはヨシカズとは違って無理なことは言ったりせず




本当に優しい人だった。










タツのギターを見せてもらったり、CDを見たり。




高校時代の写真も見せてもらった。




15分間なんてあっという間だが




このときはヨシカズたちが気になって仕方なかった。




ごめんね、タツ。。。












タツとは良い友達になれそうだと思った私。




音楽以外でも洋服や他愛もないことで




話が弾んだから。








タツは数週間後にライブをやるという。




「もしよかったらおいでよ^^」




優しいタツのお誘いを全然イヤだとは思わず




友達気分で私は快諾し、約束した。














そんなこんなで15分後。








私とタツはヨシカズの部屋に戻った。




タツが先にヨシカズの部屋に入る。








「フリータイム終了~♪」




ヨシカズとカヨは私たちとは違って




和気あいあい楽しくお話してました♪




って雰囲気ではなかったが、




その場では私も言及せず(笑)




また飲みなおすことになった。








本当は何してたの?と無邪気に聞きたかったが




怖かったし、ヨシカズの部屋に泊まれることが嬉しかったので




気にしないようにしていたつもりだった。
















「お前ら何してたの?」




ヨシカズがタツと私に聞く。




「しゃべってたよ^^




ユカ、結構ギターも音楽も詳しくてさ。」




タツはありのままをヨシカズに教える。












「ヨシカズたちは?」




タツが聞いた!!!



グッジョブ!!タツ(・∀・)










「・・・俺らも話してたよ。」




ヨシカズは答えた。




カヨは私の隣で黙っていた。




何となく気になったが、追及しなかった。





















さらにお酒が進むとカヨが私に耳打ちしてきた。




「ね、ユカ。




タツ、カッコいいよね?




私気にいっちゃったよ♪」










あら!




ちょうど良かった!!




こういってはなんだけど、本心ではこう思った私。








タツと2人きりになったとき、別にカヨの話題にはならなかったが




タツは今現在、彼女がいなくてフリーだと言っていた。




タツの部屋の様子も女の子が出入りしていそうな雰囲気ではなかったし。
















「タツ、今彼女いないって言ってたの本当っぽいし。




確かにカッコいいもんね。」




私もカヨに耳打ちした。

酔っ払ってきたころ、


「王様ゲーム!!」


ヨシカズのノリノリの声で始まった。








お酒が入っていて、遠慮しあう必要なんてないメンバーなので


そこそこ盛り上がってきた。





「王様だーーれだ?!」


今度の王様は・・・


「はい!!」


王様になって嬉しそうなヨシカズ。





それまでの王様の絶対の命令(笑)では


1番と2番がハグ、とか


2番と3番がほっぺにキスとかだったが


ヨシカズの発した命令とは・・・。






「2番は・・・どっちかなぁ?


女の子じゃないとなぁ。


まぁ、でもいいや。


2番と俺、3番と4番がそれぞれ


15分間のフリータイムってことで^^」






2番はカヨだった。


3番はタツ、4番は私だった。




「フリータイムって何?


どうするわけ??」


2番じゃなくて残念な気分の私がヨシカズに聞く。




「フリータイムはフリータイムだよ♪


じゃあ、俺たちはここの部屋で、


ユカとタツはたつの部屋でフリータイムにしよっか。」


ヨシカズはあっけらかんと言った。






マジで??!!


カヨは私の気持ちを知っているから大丈夫かもしれないけど


それでもヨシカズと2人っきりになるカヨを考えると複雑だった。。。





タツの部屋はヨシカズと同じフロア。


すぐ行って帰ってこれる距離だけど。。。






「じゃ、それぞれでフリータイム~♪」



しょうがなさそうに部屋を出るタツ。


その後ろを付いていく前に私はヨシカズに耳打ちした。







「ヨシカズ。


フリータイムが終わったら、私と2人っきりになろ?」





自分でも変に積極的で驚いた。


でも言っておきたかった。


こうヨシカズに言うことで


ヨシカズに私はヨシカズが好き、ヨシカズと一緒にいたい、と


精一杯のアピールだった。




お酒が入っているからこそ、ストレートな告白ではないが


ヨシカズに私をアピールできた。


そもそも、真正面からの告白なんてまだ出来ない。


いや、出来るのか??





私と2人で会うことを避けたヨシカズ。


飲み会の話を出すとすんなりOKを出すヨシカズ。


彼氏と別れた私になんで別れたのか?なんて聞いたヨシカズ。


ヨシカズには、彼女がいる事実。。。







自分のプライドを捨ててまで、こうして飲み会にかこつけて


ヨシカズに会いにきた私。


正しくはヨシカズに惚れた私はプライドを守ることなんて


少しも考えなかったわけだが。







2人で何度もデートできる環境なら、何度目かのデートで


きっと素直な自分の気持ちを告白することになっただろう。


でも実際は、彼女候補としては見てもらえていなくて


飲み会したいと誘った女友達の1人、という位置づけだろうと


もうすでに分かっていた。




こんな状況で告白したところで


重たい、と思われて連絡も取れなくなるのでは、


2度と会えなくなるなんてイヤだ、と思った私。









そんな私の精一杯のアピールだった。





ヨシカズは優しく言った。


「分かったよ。


ユカ、今日うちに泊まれるんでしょ?」




このとき私は本当に嬉しくて


セフレでも構わない、ヨシカズと一緒にいたい!!


こう思った。






ヨシカズに「じゃああとでね♪」と言って


私はタツのあとに付いて部屋を出た。







私、ヨシカズ、カヨ、タツの4人での飲み会。

終始リラックスしていた。






私はヨシカズへの自分の気持ちをはっきり確認してから

初めてヨシカズに会えたことが本当に嬉しくて幸せだった。













この日初めて会ったタツ。

日本人離れした顔立ちだなと思っていたら

クォーターだということだった。



ヨシカズとは対称的で、場慣れしていないような雰囲気。


でもタツは普通に楽しく飲むのが好きな人だった。






話の流れでタツがギター好きで大学でもバンドをやってると聞いて

私はマサルを思い出していた。



マサルも音楽好きでギターもバンドもやっていたから。





タツと私は音楽の話で盛り上がった。

たまにヨシカズも音楽の話題に入ったり。

カヨはさほど音楽好きではないので、音楽の話題には付いてこれていなかった。

でも話題はそればかりではないので険悪になることなんてなかった。













みんなお酒が入って気分が良くなってきたころ。

というより、酔っ払ってきたころ。



「王様ゲーム!!」

ヨシカズが声高らかに言った。

カヨを誘って決定したヨシカズとの飲み会。



悔しいがヨシカズから事前に「どんな子?」と聞かれた。

「ノリが良くて、同期の子」だとは伝えたが、心中穏やかではなかった。





私はカヨにもマサルと別れたこと、ヨシカズが好きになったことも話していたので

カヨには飲み会の前に協力して欲しいとお願いしていた。





カヨのことをあまり知らなかった私。

入社して3ヶ月くらいの付き合いだからとうぜんかもしれないが

この頃、カヨを信頼しきっていた。

親友になれる。

っていうか親友だ、と。













飲み会は今回もヨシカズの家。

約束の時間にマンションに向かう。



ヨシカズが下まで降りてきてくれた。

二週間ぶりくらいに会うヨシカズ。

なんだか気恥ずかしかった。

でも本音は、2人で会えなかったことも吹き飛んでしまうくらい、嬉しかった。

こんな形でしか会えないのに。

なのに嬉しかった。










部屋に入ると、ヨシカズの友達タツがいた。





タツはヨシカズと同じマンションに住んでいた。

「タツと飲むの久しぶりだな!」

ヨシカズは相変わらず場を盛り上げる。



この日の飲みは、サチと一緒に飲んだ最初のときとは違った。

ナンパで成り行きで、という感じだった前回とは違い、

でも合コンとも違うような。





終始みんながリラックスしていた。