洗濯機置き場も兼ねた脱衣所で


服を脱ぎあうヨシカズと私。




緊張していたのは事実だが、


だんだんと恥ずかしくなってきた。


酔っているとはいえ、急に冷静になってくる。




ヨシカズはさっさと服を脱いで、お風呂の扉を開けた。


「ユカ、おいで。」


全裸になった私の手をとる。




「ちょっと待って!!


明るいと恥ずかしいから、お風呂場の電気消して?」


そんなにスタイルにも自信があったわけじゃないので


ヨシカズにお願いした。




「恥ずかしいの?」


「うん。。。」


「うーん。ホントは明るいところがいいけど


・・・どうしても??」


「初めてだし、恥ずかしいもん。。」


本心だった。





「わかったよ^^」


ヨシカズは脱衣所の電気をつけたまま、


ユニットバスの電気を消してくれた。





「一緒に入ろうか。」


そう言った私にヨシカズはキスしてきた。





お酒の効果ってすごい。


どちらかと言えば、今まで彼氏一筋だった私に


こんな大胆な決断をさせる。




「じゃ、ちょっと待ってて。


風呂場あっためてくるから^^」


ヨシカズは私の頭をなでると


お風呂場の方へ歩いていった。






なんだか自分じゃないみたい。


今まで友達のナンパ話を聞いていただけだったのに


まさか自分が抵抗もなく知り合ったばかりの男と


これからシャワーを一緒に浴びようとしている。。




マサルへの罪悪感よりもヨシカズへの興味の方が勝っていた。





ヨシカズはすぐ戻ってきた。


「ウチ、ユニットバスなんだ。


ちょっと狭いけど大丈夫?」


「うん。。大丈夫。」




不思議な気分・・・。


彼氏でもない知り合ったばかりの人と


シャワーか。。。



と思いながらも、大丈夫と言った


私の言葉に迷いはなかった。






ヨシカズは私の手をとった。


手をつないでお風呂場へ向かう。




部屋から数歩のお風呂場。


ヨシカズはすぐに服を脱ぎ始めた。





き、緊張してきたぁ!!


急に冷静になる私。


でも「やっぱり嫌だ」とは思わなかった。




「脱がしてあげようか?^^」


ヨシカズに言われるが、これは拒否。


「ううん。自分で脱ぐよ。」


だって生理だもんね。





緊張したままのはずなのに


スルスルと服を脱いでいった。

生理中の私がヨシカズから逃れるような言い訳?


を口にすると、ヨシカズは言った。


「シーツかぁ。そうだね。」





ヨシカズから逃れたいんだか逃れたくないんだか


この時点でよくわからなくなってきていた。




第一印象なんてただのナンパしてきた片割れ、


ってくらいにしかヨシカズのことを思ってなかったし。


って、ほんの数時間前のことだけど。。。







ヨシカズは私にさらに耳打ちしてきた。


「ねぇ、ユカ。


一緒にお風呂入ろうよラブラブ





はっ?!えっ??!!


急にお風呂の話になったし!!




ヨシカズは生理中だから


作戦変更したらしい。


お風呂で、ってことなわけ?




「Hしないんじゃなかったの?w」


「一緒に入るだけだよ。シャワーにする?」


って・・・


そういう問題じゃなくない?


と思いながらも、私は何故か怒るどころか


ヨシカズとHしたくなってきていた。






「でも、シャワーなんて入りに行ったら・・・


・・・サチとヒサはどうするの??」


私はなんだか気恥ずかしくて(当たり前ですよね。)


ヨシカズに聞いた。


「向こうは向こうで仲良くやるんじゃん??」




サチとヒサは私たちの向かいで


私たちのようにくっつきながら


こそこそと話して楽しそうだった。








ヨシカズは真っすぐに私を見つめている。


そんなヨシカズを見ていたら


ヨシカズに惹かれてしまっている


自分がいることがわかった。






「・・・うん。


一緒に入ろうか。」


私はヨシカズに言った。





ヨシカズは私のそばにぴったりくっついている。


サチとヒサも向かいでいい雰囲気。。




「ヨシカズ?近くない??」


「嫌なの?」




ヨシカズは私に耳打ちする。


「ユカ、かわいいよね。俺、マジになっちゃうかも。」


私は驚いたが、お酒も手伝ってか


かわいいと言われ、良い気分だった。





「ユカ、俺、ユカとHしたい。」


さらにヨシカズの耳打ち攻撃は続く。


「どうしちゃったの?!」


「ユカはヤなの?」




うー、困った。


マサルに申し訳ないし、


でもお酒も手伝って(言い訳?)


ヨシカズがかっこよく見えてきてしまってる。。。



困った。。。


「・・・ヤって言うか。。。」


「何?」





ヨシカズはひるまずに続ける。



「俺、ユカに惚れそうだよ。


・・・今日Hしなくてもいいよ。


今度違う日にデートしようよ。2人で。」






このとき、私はマサルと倦怠期を迎えていて


気になる彼が別にいた。






ヨシカズにこんなに口説かれて、悪い気はまったくしない。


「いつデートするの?」


そんな私はヨシカズにこう返していた。






「早い方がいいなぁ。


明日は??」



ヨシカズ、気早すぎ!!


と思いながらも、私は快諾してしまっていた。





「デートって何するの?」


「ユカとご飯食べて~、軽く飲んで~


・・・んでHする(´∀`)!」




ヨシカズのこんな言葉も、今になって思えば


遊び人以外の何者でもない!!と思うけど、


このときの私はそんなことも思わず笑っていた。






ヨシカズは続ける。


「明日のデートもいいけど、やっぱり今日Hしたい。」


「・・・。


私さ、今日生理なんだよ。」




これは事実だった。


ナンパについていったのも、


サチと2人だったからという理由


プラス


生理中だからヤラれないだろうと思ったからだった。


ちなみにサチもこのとき生理中だった。





生理中だと聞いたヨシカズは


「それで嫌がってたの?」


と言った。





そればっかじゃない。


初対面の、それもナンパで出会った人となんて


Hしたことなかった私。


外見が派手に見えるから


よく遊んでそう、とは言われたが


実際マサルとその前に付き合ってた彼氏の


2人としかしたことがなかった私。





でもヨシカズに興味が湧いていた私は


「生理じゃシーツ汚れちゃうじゃん?」


と答えていた。




ヨシカズは自分で自分を指差している。


「えぇっ!!マジ?!」


私とサチは驚いて声を上げた。


と同時に笑ってしまっていた。



だって飲み会でのゲームだもん。

ウケ狙いなのか、何なのか酔っ払っていて


どうでもいいってのが本音。






私もサチもヒサが軽そうに見えたってのは同じで


ヒサが私を1番遊んでそう、と思ったことのが意外だった。




ヒサは私に言った。


「ユカ、絶対遊んでそうだよぉ!」


「はっ?何それ?!全然だって。」







実際、私よりおとなしそうに見えるサチの方が遊んでいた。


サチは私ではない女友達とナンパスポットに行って


「こないだの男がさぁ・・・」


なんて具合によく話を聞いていたから。







私はこのとき高校時代から付き合っていた彼氏マサルがいた。


彼氏がいる私は、ナンパされてもついていったことはなくて


この日が初めてだったのだ。


今までは真面目にマサルがいるからと思って


ナンパはおろか、合コンだって断っていたが


この日は何故かナンパについてきてしまった。


場数を踏んでるサチが一緒だから変に安心していたのかもしれない。







お酒はみんなどんどん進み、さらに酔っ払っていく。







あれ?


気付くとヨシカズが私にぴったりくっついている。


サチとヒサもなんだかいい感じ。。。




さっきまでのゲームでワイワイという雰囲気ではなく


ムーディーな感じになってきた。