ヨシカズの家に行くことになって私達はワゴンの後を追いかけることに。




ヨシカズの家は1ルームだけどキレイで


広々としたマンションだった。


ヨシカズはおしゃれさんらしく、洋服とか靴とか


きれいに飾る収納をされていた。




ヨシカズとヒサは大学生。

ヨシカズはノリが良くてお笑い系、

ヒサは第一印象から遊んでそうな雰囲気。




「今日の出会いに乾杯~♪」


宅飲みスタートビール


初対面なのに居心地がいいって言うか、


お酒のせいなのか、私もサチも楽しんでいた。





「あっ、酒ないから俺買ってくるわ。どっちか一緒に行こうよ。」


ヨシカズが言った。


私はヨシカズの部屋にあったゲームで遊んでたので


サチがヨシカズと買いに行くことに。


歩いて数分のコンビニだからヒサと2人きりになっても


すぐ戻ってきてくれるし、大丈夫だろうなぁと思って


私、そのままゲーム続行。





ヨシカズとサチが買い出しに行ったあとも


ゲームをする私に、ヒサは


「おもしろいの?それ。」


「まぁまぁかな。」


「なんだよそれw」


なんて具合に手を出すこともなく、平穏無事に時は過ぎた。


軽そうに見えるけど、そうでもないのかな?なんて


かえってヒサの印象は良くなった。






すぐにヨシカズとサチが帰ってきた。


「飲むぞぉ!!」





次第に酔っ払っていく私達。


もちろんヨシカズもヒサも酔っ払ってる。




「集中ゲーム!!!」


ヨシカズが言った。


お決まりのゲームが始まった。




「この中で1番遊んでそうなのだ~れ??!!」


集中ゲームはお題に沿って当てはまる人を主観で選んで


指を指す、というゲーム。




私とサチは迷うことなくヒサを指差した。


ヒサは私を指差している。


「えー!私?!」




ヨシカズは、というと・・・


自分で自分を指差していた。





蒸し暑い5月も終わる頃。


私は友達のサチとミスドで待ち合わせていた。


当時、ギャル全盛期でそれに憧れていた私。


サチとの待ち合わせの前、仕事帰りにもかかわらず


日サロへ行き、ギリギリにミスド到着。





明るい店内に入ると、サチはもう来ていた。


「ユカぁ、遅いよぉ!」


「ごめんねぇ汗日サロ行っちゃって、車混んでたんだ。」





サチとは中学時代からの付き合い。


彼女とはくだらないことでも楽しめる間柄で


気兼ねなんてまったくない。





「これからどうする?」


「女2人でカラオケとかぁ??」


なんて話しながらミスドを後にした。


私の車に乗り込んで当てもなく出発。






ショッピングモールの中にあったミスドから出て


車が最初の交差点で停まる。





「ねぇねぇ、ユカ。」


サチが窓の外を指差しながら私を見てる。


「何??」


助手席の窓の外を見ると隣に1台のワゴンが並んで停まっていた。




窓を開けて!!!とジェスチャーしている男2人。


サチが窓を開けた。


「どこ行くの~??!!」




サチと目を合わせて


「ナンパだ。どうする??」


小声で相談しかけたそのとき、ワゴンの助手席の男が


「ミスドにいたでしょ?!かわいい2人組みがいると思って見てたんだよねニコニコ


と笑顔で言った。



続けて


「信号変わっちゃうからさ、俺らのあとについてきてくれない??


ちょっと話そうよ!!」


すぐに信号が青に変わった。




私よりナンパ慣れしてるサチは


「話すだけならいいんじゃん?」と。




私も2人だし、別に怖くないかな?って軽い感じで


ワゴンについて行った。





交差点から程近いコンビニの駐車場にワゴンが入っていった。


私たちはワゴンの隣に車を停めた。





ワゴンから男2人が降りてくる。


運転席側と助手席側に1人ずつ来て、窓を開けて話すことに。




「やべー。やっぱりかわいい♪」


「ミスドで目立ってたよ♪」


男の子たちは口々に言う。




ミスドで目立っても嬉しくないし!!とか言いながら


30分くらいそのまま話していたとき


男の1人ヨシカズが


「俺んちで宅飲みしない?」


と提案してきた。


もう1人の男、ヒサも


「それいい!!」


と大賛成してるし。


サチと目を見合わせて、すること決まってないし


暇だから行こうか?!って軽いノリでヨシカズの家に行くことに決定した。