ラジオの時間。 | 感傷的で、あまりに偏狭的な。

感傷的で、あまりに偏狭的な。

ホンヨミストあもるの現在進行形の読書の記録。時々クラシック、時々演劇。

私は昔から周りの友人らに比べてそんなにポップスを聞く習慣はなく、テレビっ子あもちゃんではあったが自分の部屋にはテレビはなかったので、日々NHK/FM(山々に囲まれAM電波が入らないド田舎育ち)でクラシックを聞いていた。

 

↓たとえばこんなエピソード。どんだけ流行遅れの田舎もんなんや。

 

とはいえお笑い大好きあもちゃんなので、テレビはリビング…なんて築100年超えのあもちゃん家にオサレなもんはなく、座敷の居間で家族とケラケラ見ておりました。

 

そんなテレビっ子あもちゃん、最近ち~っともテレビを見ない。どれを見ても面白くない。

いよいよ加齢が進んだ気がする!

てなわけで、うちの大画面テレビはもっぱらラジオ代わりに自動再生のYouTubeが勝手に放映されております。振り出し(ラジオ)に戻る笑

 

そしたら昨日、以下の番組?が流れて来た。

伊福部昭ラブのあもちゃんのために、YouTubeのAIちゃんがセレクトしてくれたのであろう。

(NHK FM2014年4月26日放送 片山杜秀「クラシックの迷宮」より )

 

皿洗いしながら聞いていると、解説者が語っている感じから

「お?ラジオ番組をアップしてるのかな?」

と思いながら、お皿を洗う手をとめて聞いていた。

 

そしたらさ~

 

「以後、戦前戦中戦後をとおして伊福部昭という人は毀誉褒貶が激しかった面もありますけれど(略)ゴジラをはじめとするたくさんの仕事でよく人口に膾炙したという(略)」

 

ちょちょちょちょ、待て待て待て待て。

脳内で一瞬、言葉が渋滞した(笑)

 

キヨホーヘン…あ!毀誉褒貶か。

ジンコウにカイシャ………あ!人口に膾炙か。

 

さすがNHK。←?

毀誉褒貶はともかくとして、「人口膾炙」なんて受験勉強でしか見たことない気がする笑

そんな言葉を実際に口に出されると感動するもんだな(なぜ!?)

 

私の脳内で言葉が渋滞している間も解説者の話は続いていたが、しばらく言葉の事故現場に思いを寄せていた。

 

ラディコでも時々聞いているが、ラジオってやっぱいいなあ。

ちなみにこの解説のあとに流れた伊福部昭の協奏風狂詩曲(第2稿)はやはりすばらしかった。

前橋汀子の演奏ってのがまた時代を感じられていい。