忍者屋敷でおめでとう。 | 感傷的で、あまりに偏狭的な。

感傷的で、あまりに偏狭的な。

ホンヨミストあもるの現在進行形の読書の記録。時々クラシック、時々演劇。

とうの昔に過ぎ去った結婚記念日を祝うため、GW中のなんでもない日に出かけた私たち。

もはやただの食事会。

 

汗かき夫が、友人と以前食事したお店が良かったから・・と予約してくれたのだが、

 

汗「とにかくわかりにくくてさ。前も店員さんが外で待っててくれたくらいだから。」

 

と何度も言っていたのだが、いかんせん極度の方向音痴の言うこと、大袈裟なんだよ、と真面目に聞いていなかった私。

岡山のど田舎で育った野生児ゆえ方向感覚が優れている私、地図に示された場所はすぐわかった。

がーーー!!

そのさし示された建物の入り口が全く見当たらない。

 

ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる〜

ドアを求めて三千里。

まるでカフカの城のようである。

 

 

見えているのに入れな〜い><

 

と騒いでいたら、ただの壁だと思っていたところが急に開いて、中から店員さんが出てきた。

 

私「ぎゃっっ!」←汚いダミ声。

店「あ!驚かせて申し訳ありません。ご予約のあもる様ですね。お待ちしておりました。どうぞ中へ・・・」

私「こりゃ全然わからないわ〜」

汗「でしょ。」

店「今夜は隠れ家でごゆっくりお過ごしくださいね。」

 

隠れ家というか隠れすぎぃ。

忍法隠れ身の術、ニンニン。

 

隠れすぎてる忍者屋敷(?)も、中に入ってしまえばステキなレストラン。

お料理は全て二字熟語で名付けられていて、14皿もある〜。

食べられるかしら・・・とか大食いあもちゃん、とりあえず言ってみる。

 

お酒はペアリングを頼んでがぶ飲み。

 

店員「わわ。お強いんですね!美味しいお酒、どんどん持ってきますね!!」

私「わ〜い🎵」

 

ペアリングって昔からあったかなあ。

ここ10年くらいで耳にし始めた気がするんだけど、私が知らなかっただけかな?

と思ってちょっと調べてみたら・・・

 

 

>ワインの世界では、日本酒よりずいぶん先にペアリングが確立されています。誕生したのは1980年代。(略)

>このワインペアリングは、近年日本でも人気が急上昇。2010年頃からワインペアリングのコースを設けるレストランが増えてきています。

 

やっぱり10年前くらいからか。

うん、まだ私もボケてない笑

 

どんどん持ってこられたお酒をどんどん片っ端から飲んでいく。

 

「芙蓉」だそう。

 

えーっと・・・「竹韻」

 

てな感じで料理が出てくる。

 

ウマウマ〜。

中華料理とは言っても、大皿料理をぐるぐる回るテーブルで・・というものではなく、

四川料理の伝統のなんちゃら・・を1皿ずつ出してくれる。

(四川料理とはいうものの、全く辛くなくて良かった〜 ←辛いの苦手。)

 

どんどんお酒と料理が運ばれて、それをどんどん胃袋に流し込む。

 

私「え〜っとどれどれ〜?次は・・・部屋が暗くて字もうっすいから見づらい。」

汗「おばあちゃん、次は「張飛」らしいですよ。」

私「ああ、張飛ね。・・・酒癖の悪い、暴れん坊の方だっけ?」

汗「横山三国志だとそうだね」

 

私「ん〜張飛からイメージする食材は・・やっぱお肉かな。」

汗「なんで笑!?」

私「なんとなく・・・」

 

私「ほらやっぱりお肉きた!!!」

 

やはり、張飛=肉、で合ってた模様。

 

そしてその後も色々お料理が続き、ペロリと平らげた。

う〜ん、たくさん食べてたくさん飲んで幸せ〜。

 

お店からお祝いプレート。

やはりここは中国語表記なのね。

発音は分からずとも、なんとなく漢字から祝われてることは推測できる。ビバ!漢字!

 

結婚記念日をお祝いする時は普段しない結婚指輪をするのだが、年に一度の出番ということもあり、毎年指輪ケースを開けるたびに

「なくなってたりして〜・・・」

と若干不安になる。←どっか違うとこにしまってそのままとか、無くしちゃったとかさ。

 

とりあえず今年もちゃんとあって良かったです。

また1年後の出番が来るまでお眠りぃ〜。