「ビバ、テクノロジー!」というタイトルから、現在進行形で世界を震撼させている(←大げさ)我らがサムライブルーのVAR判定のことだと思ったそこのきみ、そしてそちらのあなた。違います。
数日前、ぼんやり本を読んでいると、私の頭の中に突然メロディーが流れた。
あ〜この曲、なんだったっけ〜。
30年くらい前にCMで流れてた曲だった気がする・・
なんのCMだったか・・
ジーンズのCMじゃなかったっけ・・?
以上のか細い記憶からGoogle先生、そしてようつべ先生に聞きまくった私。
(あ、ようつべ(YouTube)ってもう言わないとか!?)
そしたら出るんだなあ、これが・・・
LEVI'SのCM。
曲名は、Hipster Imageの「MAKE HER MINE」だそう。
CMのかわいい女性は、ジェニファー・ラブ・ヒューイットさんという人だそう。
ピンクのジーンズが似合って超絶キュート。
CMもオサレ!
でもきっと今はこういうボンッキュッボンッなスタイルを強調したCMは流せないんだろうなあ。残念な時代ではある。
それはともかく、今や手の内にあるスマホで調べりゃなんでもわかる時代。
なんか逆にコワイよ。
ちょっと前まで、人力で探さないといけなかった時代だったのに。
芋づる式に掘り起こされるさまざまな記憶。
遡ること25年ほど前のこと。
私はとあるCDを探しに出かけた。わずかなヒントを抱えて。
CDショップ内のクラシックCD売り場の店員さん(ステキなオジサマ)に
私「あの〜・・CDを探しているんですが。」
店「どういったものでしょう?」
私「えっとですね・・シューマンの・・多分オーボエかクラリネットの曲だと思うんですが」
店「ええ、ええ。」
私「・・・それしかわかりません。」←絶望的笑!
店「ん〜。少しでいいのでメロディとかわかりますか。」
私「なんとなくですが、わかります。・・・ちょっと歌います。」
店「お願いします。」
というわけで、世界が酔いしれる美声をCDショップに響かせた私。
私「〜〜〜♪♫」
店「あっ!それは3つのロマンスですね・・・オーボエですよ。」
と言いながら走り去る店員さん。
えっ・・・まだ冒頭の1小節くらいしか歌ってませんけど。
と思っていたら、1枚のCDを手に店員さんが戻ってきた。
そしてその場でちょっと聴かせてくれた。
(CDの演奏者とは違うが3つの曲のうちの第1番の動画)
私&店「これですね!!!」
というわけでお買い上げ。
CDを無事入手できたこと以上に、大して有名でもない(こともないのかもしれんが)曲の1節を聞いただけで、すぐさま見つけてくれた店員さんの高い能力に驚嘆した私。
テクノロジーもいいが、人力も捨てたものじゃないのでありました。
(冒頭の件、VAR判定で揉めておりますが、そもそも線審も旗を上げずイン判定だったってことご存知でしたか!?テクノロジーも人力も素晴らしい!)
そして高い能力を持ち合わせた店員さんのおかげで手に入れたCDは・・・
今も大事に聞いている。
ところでこのCD、もう販売されていないっぽい。
(CDそのものが売れなくなっているからってのもあるんだろう。)
上記楽天の販売サイトの記載を見ると
「珍盤である。シェレンベルガーはBPOの首席オーボエ奏者として知られた人。シューマン夫妻が書いたオーボエ作品を集めた演目の面白さ(歌曲の編曲もある)もさることながら、シェレンベルガー自らが立ち上げたレーベルでの録音というのがミソ。」
※BPO=ベルリン・フィル
へ〜。
珍盤・・自らが立ち上げたレーベル・・そうだったんだ〜
と思って、手元にあるCDを裏返すと
書いてあったわ。
25年以上も手元にありながら、初めて知る事実。
人力、ポンコツすぎる!!
きっとテクノロジーも人力も、その人次第で使い方次第。
もう12月ですね・・・
忙しい日々を送っておりますが、頑張ってブログも書いていきますっっ!多分。