※ピアノ話についてのおさらい

20年という長い空白期間を経て、2018年1月からピアノレッスンに再び通っています。

(登場人物)

 カラリ先生=小学生から14年間教えてもらっていた先生

 芸大先生=社会人2年生時、1年間(1か月に1~2回30分レッスン)教えてもらった先生

 モネ先生=私の現ピアノの先生

 

 

不規則なポリリズムに取り組むこと約2ヶ月、ようやくあと数回のレッスンでOKがもらえそうな(勝手に判断笑)ところまできた。

 

次回のレッスンまでに修正してくる箇所を言い終えたモネ先生、

 

「このツェルニーが終わったら、バッハを考えているんです。・・ピシュナとツェルニー、バッハそしてシューマン・・だとさすがボリュームありすぎですから、一旦ツェルニーから離れて、バッハの平均律(クラヴィーア曲集)をやっていきましょう。フーガなんかはいい勉強になりますしね。」

 

と私に伝えた。

 

 

 

 

私「わかりました。平均律はやったことないので早速楽譜を買いに行きますね!」

モネ「ウィーン原典版がいいんですが高いんですよね・・。コピーをお渡ししましょうか。」

私「いや、コピーだと早々にグチャグチャにする可能性大なので買います。」

 

楽譜の話はこちら・・・↓

 

練習曲についてはこちら・・↓

 

 

そんなわけで、今やっているツェルニーもまだ終わってないというのに(笑)、翌日早速ウッキウキで街へ繰り出す準備をし始めたのだが、出かける直前、今思うとあれは神様の思し召しだったんでしょうなあ、何を思ったか無意識に楽譜棚を眺めた私。

 

私「・・・むむっっ!?あのぶっとい赤い楽譜(ウィーン原典版は赤色が特徴)はナニ!?」

 

もともと持っていたバッハの「イタリア協奏曲(ウィーン原典版)」は極薄だったはず。

あ、去年やったハイドンのソナタ集か!・・・いや、ハイドンのはこっちにあるぞ。

じゃああれは一体・・?

 

と老眼をしばたたかせて見ますれば、なんとバッハの平均律クラヴィーア曲集1巻であった。

 

え~?!平均律なんて弾いたことないのになんであるの!?

あ!きっと自主的に弾きたいと思って昔買ってそのままだったのかもしれない。

それじゃあ覚えてないよね~

 

と平均律クラヴィーア曲集1巻を手に取り、パラパラとめくりますれば・・

 

なんか色々と書き込みがあるんですけど・・・

しかも1曲とかだけでなく、前奏曲・フーガのセットで結構な曲数をやっている模様。

 

は!?私、いつ弾きましたっけ!?

・・・うーん、まったく思い出せん。

 

やったとすればカラリ先生だと思ったのだが、筆跡がカラリ先生のものとは違う気がするし。

楽譜の重版年も書いてない(最近の楽譜には書いてある)・・と思ったら、ページの最後に値段の改定表があり、そこには「97年11月改定」とあった。

とすると、少なくとも97年11月以前の楽譜ではない、ということだけはわかった。

97年と言ったら私が社会人一年生の年ではないですか!

ということは・・・

 

私「・・・・芸大先生だ!!!!!!」

 

芸大先生についてはこちら・・↓

 

芸大先生に平均律をレッスンしてもらってたんだ、私。

なんか王道すぎてちょっと意外。

ま、覚えてないんだけどさ。

 

他にもそんな曲があるんじゃなかろうな。

と街に繰り出すのもすっかり忘れて、楽譜棚を漁りまくる。

 

すると、ドビュッシーの「子どもの領分」(第1曲 「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」と第6曲 「ゴリウォーグのケークウォーク」)に同じ筆跡の書き込みを発見。

 

 

 

 

まさかのドビュッシー。

バッハも意外だったが、ドビュッシーも教えてくれていたとはさらに意外。

でもいずれもやっぱり覚えてない。

 

上記記事では

芸大先生の選曲は

スカルラッティ、ハイドン、メンデルスゾーン、ラヴェル、変わったところで香月修さんなど。

全ては思いだせないが(他にも日本人作曲家がいた)、弾き慣れない作曲家が多かった。

色々と知らない世界を教えてもらった。

 

と書いたが、1年という短期間で本当に色々と教えてもらってたんだ、私。

(遊び半分とはいえ、私も仕事も忙しい中、よくこれだけ大量の曲を譜読みして持っていってたな。案外芸大先生ってスパルタだったのかも・・)

全く覚えてないが、ほんともったいない汗。

 

と思っていたら・・

 

 

「のだめ」の記事でバッハについてなんか書いた気がする・・・と探したら去年の年末にこんな記事を書いていた。

 

>そして私もこの曲弾きたいなあ・・となんとなく本棚見たら、クラヴィーア1巻の楽譜があることに気づいた。

>いつの間に買ったんだろ?

>あ〜きっといつか弾きたい、と思って買ってたんだな!

>と22番を開こうとパラパラめくると、いくつかの曲に書き込みがあることに気づいた。

>・・ってことは、私、バッハの平均律は一度も弾いたことないって思ってたけど、何曲かは弾いたことあるってこと!?うーん、全く覚えてない!!!

>まさか22番も弾いたことあるんじゃないでしょうね!?流石にそれはまずい←認知症的に笑

>と慌てて開くとそこに書き込みはなかった。よかった!まだ頭は大丈夫。

>しかし改めて確認すると結構な曲数を弾いていたことがわかり、精力的に弾いていたんだなあ、と過去の自分に感心するのであった。全く覚えてないけど。こわっっ。

 

 

思考の流れが今回と全く同じ笑!!!!!

そして本日、再び振り出しに戻る。

一度すり込まれた記憶(=平均律は弾いたことない)は簡単には取り消せないらしい。

 

というわけで、さっさとツェルニーを終わらせてバッハの平均律のレッスンの記憶を上書きしたいと思う。

 

 

次回(平均律クラヴィーア曲集2巻購入の話)にちょっとだけ続く・・・