野獣のあとしまつ。 | 感傷的で、あまりに偏狭的な。

感傷的で、あまりに偏狭的な。

ホンヨミストあもるの現在進行形の読書の記録。時々クラシック、時々演劇。

半年前、私が高熱を出して以来、野獣(※)こと汗かき夫が時々料理をするようになった。

 

 ※元同僚Kが「汗かき夫さんは外見は野獣で、中身はインパラ」と言ったことから笑

 

 

↓高熱話(新コロじゃなかった〜)

 

それは大変ありがたいのだが、週末スーパーに一緒に買い物に行くたびに

 

汗「週末はご飯を作ろうと思うから、たくさんあれこれ買っておこう〜っと。」

 

と大したレパートリーもないくせに(作れる料理は3つ!)あれこれカゴに入れた挙句、本当に作るのは4回に1回という口だけ男。

 

そして私が尻拭い。

 

ニラとひき肉を買ってはそのままにすることが多く、最初は野菜炒めなどで乗り切っていた。

しかし回数重ねてくるとさすがに飽きてくる。

 

というわけで趣向を変えてニラ団子(+きゅうりとワカメの酢の物)。

 

テキトーに作った割にはよくできた。

ひき肉は痛みが早いから買うなっていうのに、今回は絶対作るから〜と言って作らないまでがお約束。

 

 

ところで先日、「迷宮グルメ異郷の駅前食堂」という番組でヒロシがスペインのタラゴナでパエリアを食べていたのを見た。

(懐かしい!一人旅でバルセロナからタラゴナまで電車で行って、そこから雨の中、バスでラス・ファレーラス水道橋まで行った。観光スポットだと思ったのに誰もいなくてビビった笑)

 

私(こんな時間(真夜中)に飯テロだ〜><)

 

と思いながら、スペイン人シェフがパエリアを作っているのを見て

 

私(パエリアってお店で食べるものだと思っていたけど、もしかしてそんなに作るの難しくないのかも。)

 

と思っちゃった私。

早速、材料揃えて作ってみることに!←失敗してもいいように魚介類等は激安のもので笑

 

エビやらアサリやらからとった、血の池地獄のようなダシ。

 

ジャジャーン!!!

わ〜。なんか初めてにしては見た目はよくできた〜!!

 

いつ買ったか覚えていないくらい昔に(汗かき夫が)買ったイタリアンパセリが、今、ようやく役立った。

 

砂抜きしてあるアサリを買ったが、念の為家でも砂抜きした。

(ジャリッという砂を噛む感触がすんごく不快なので)

 

そしたらやっぱり家でも砂を吐いてたので、砂抜きしてあっても砂抜きはしたほうがよし。

手間をかけただけあって、アサリの砂を噛むことなく美味しくいただきました。

 

パエリアパンなんぞうちにはないので、汗かき夫がときど〜き使っているフライパンで代用。

(私はレミパン愛用者。このフライパンは汗かき夫が自分のためにわざわざ買っていた)

 

パエリアを煮込んでいる間、気づいた。

その日のご飯、パエリアしかないことに笑!

慌ててスープも作る。

汗かき夫が買ったままだった野菜をぶっ込んで、パエリアが炊き上がるタイミングで即席スープも出来上がった。私、天才かよ。

 

野獣の尻拭いをしているうちに、私のテキトー料理の腕が爆上がりの予感であった。