映画あれこれ(10) | 感傷的で、あまりに偏狭的な。

感傷的で、あまりに偏狭的な。

ホンヨミストあもるの現在進行形の読書の記録。時々クラシック、時々演劇。

 

 

 

ど直球の恋愛小説とか恋愛映画とかを読んだり観たり、あまりしてきていない私。

しかもヒューグラントとかすっごく苦手な俳優なのに、そんな私がたっまたまWOWOWでやっていたので、「ノッティングヒルの恋人」とやらを観ました。

タイトルだけはこの私でも知っていた、チョー有名な映画ですよね〜多分。

 

で、その感想だが、チョーど直球でおもしろかったです笑

本当に王道!!って感じで、恋愛映画ってこうあるべき、というお手本のような作品であった。逆シンデレラ(?)みたいで女の子はきゅんきゅんするんじゃないんでしょうか。

私はきゅんきゅんしなかったけど。

ほら、私、谷崎潤一郎を愛するド変態なので、ふっつーの恋愛とかじゃもう満足しない体になりました笑

 

最後の記者会見とかローマの休日っぽくて、きっとオマージュなんでしょうなあ。

しかしなぜ、マスコミ関係者でもなんでもない男(ヒューグラント)が記者会見場に入れるのかって疑問もなくはない。

でもまあ、今話題沸騰の日大の監督とコーチの記者会見の時も変なオバチャンが入り込んでたから、この作品のリアリティうんぬんについて非難することはできない〜。

 

女優のわがままっぷりとか、ちょっと常識ハズレなとことかイライラしながら文句言いながら(テレビに向かって文句を言う、典型的なオバチャン)最後まで観ちゃったね。

 

あと季節の移り変わりとかの演出とかステキでした。

↑ヒューグラントが街をテクテク歩くその背景の四季や人間関係が変わっていき、そのことで時間の経過がわかるようになっている。

 

ただ、女優のお相手役の古本屋の一般男性ってのが、ヒューグラントってのが・・ありえん。

あんなイケメンがいたら、私、毎日通うわ。たとえタイプじゃなくても!!

普通は古本屋のカウンターにはもっさりとしたクマみたいなおじさんがいるものなのです。

しかも主人公の周りの友人たちもステキで優しいし、私だってあんな理解のある、心強い友達に囲まれたいさ!!

いろんなものひっくるめて、本当に作りものの恋愛物語として見応えありました。

 

 

 

 

 

 

以前、甥っ子のために『クマのパディントン』を読んであげてからというもの、その作品のかわいさにメロメロになった私、映画化されたこの作品を観てみよう、と思い、早速観た。

(それ以前から「パディントン」は好きだったのですが→「パディントン ベア 原画展

あ、今年も渋谷の文化村でパディントン展をやっているというのにまだ観に行ってない!

早く観に行かなくちゃ。)

 

絵本のパディントンの方がかわいさは上だったが(映画は実写版って感じで若干コワイ笑)、それでもかわいかったなあ。

ただ、歯ブラシを耳に入れて・・・のシーンだけはウェッでしたが・・・

 

絵本ではペルーから列車でイギリスに来ていたが(どうやって!?)、映画では船で(しかも密航)上陸していて絵本での矛盾は、正してありました!

絵本もそうだったが、パディントンのお洋服がかわいい。

赤い帽子にブルーのコート。おしゃれ〜☆

 

一家のお父さんがペット(?)的な存在に反対してはいるものの、最終的には一番仲良しってパターンの映画、きっと多いんじゃないかなあ。

この映画もそんな感じであった(絵本はそんなドキドキストーリーではない)。

 

私の好きな犬映画のこれもそういう展開↓

 

ただのイヌ映画と思うことなかれ!まあ、犬映画なんですけども笑

でもベートーベンの運命とかも流れてて(子犬がピアノを偶然弾いたら運命!笑)、なかなかおもしろい。

しかも家族愛親子愛なども盛り込まれていて、ファミリーで観るには本当にほんわかしていい映画です。

この映画もパディントンと一緒で、犬を飼うことに大反対だったパパがなんだかんだで一番犬を大事にしていて、犬と仲良しになり、そして崩壊気味だった家族の絆も深くなる、というお話しでありました。

 

この「ベートーベン」、評判がよかったのだろう、シリーズものとして5くらいまであるらしいが、私は2までしか観てない・・2もそこそこよかったけどやっぱり1には敵わない。