ある明け方、ぐーすか気持ちよく寝ている時、突然猛烈激烈に目が痒くなり、ゴシゴシゴシゴシ目をこすりまくった私。
それでもずーーーーーーっと目のかゆみは収まらない。
私「ナニコレ!!!わ〜ん、かゆいよー!!!・・はっっっっ∑(゚Д゚)」
もしや・・これって・・これって・・
私「かふんしょーーなのでは!?!?!?!?」
とうとう来てしまった。
思えば父も母も妹もそして関係ないけど汗かき夫も花粉症なのに、私だけが今まで無傷だったのは奇跡だったのだ。
遺伝的に言って、いつなってもおかしくなかったのだ。
私「とうとうあの苦しみをニヤニヤしながら見てる側から見られる側になってしまうのね・・」
感慨にふけっている間も、目のかゆみはおさまらない。
でもくしゃみとかは(そんなに)出ないんだよね。
そもそも花粉症なのかな。
あ〜違うのかも〜。
一縷の望みを持って、花粉症の先輩方に聞いてみた。
私「あ、お母さん?私さ〜目が急に痒くなってさ〜。でもくしゃみは出ないんだけど花粉症なのかなあ。」
母「それは花粉症じゃわ。お母さんも花粉症になったとき目が痒くて、アイシャドウが合わないのかなって思ってたけど、花粉症じゃったもん。目が最初に痒くなるんよね〜」
私「・・・」
姪「あもおばちゃんなの?」
電話する母の向こうから姪っ子の声が聞こえた。
母(そうよ、あもおばちゃんから電話よ。あもおばちゃん、目がかゆいんだって。)
母「ちょっとモチコが電話したいみたいだから代わるね。」
姪「あもおばちゃん、お目目かいかいなの?どうしてお目目かいかいなの?」
私(モチコったら心配してくれてる・・・)
姪「もっちゃんね、今、あかちゃんマン持ってるの。ウフフ。」←なんだか嬉しそう笑
ズコーーーー!!!!!
心配なんぞ1mmもしてなかったーーーーー!!!!!
まあ2歳児が心配なんぞしてくれるハズもない。
モチコの手にしたあかちゃんマンではどうにもならない。
他に誰か花粉症じゃないって言って〜〜〜〜〜。
私「目が痒くてさ、くしゃみは出ないんだけど。」
妹「あ〜それは花粉症だね。」
私「・・・」
他に誰かーー!!!!
私「目が痒くてさ、くしゃみは出ないんだけど。」
同僚K「それは間違いなく花粉症だね。」
私「違うって言って〜。」
同僚K「もはや花粉症なんて国民病なんだからいいじゃないのさ。仲間になろうぜ〜」
私「仲間外れにして〜〜〜〜〜」
K「ゴーグルは嫌だろうから伊達眼鏡でもしてみたら?少しは違うよ。」
私「まずは病院に行って、『花粉症じゃない』って言ってもらいにいく!」
K「無駄な抵抗を・・・」
というわけで、無駄な抵抗、と呆れられる中、病院でアレルギー検査を受けることにした私。
花粉症だとしても目薬でも貰わないと目が死んじゃう。
と家を出て病院に向かって外を歩いていると・・・
私「あれ・・・!?・・目が痒くない・・・むしろ清々しい!!!!」
私「え・・どういうこと・・・?」
私「全く痒くない・・・」
スギ花粉が大量に舞っているであろう外に出るなり、目のかゆみが止まった。
・・・なんだか嫌な予感しかしないんですけど・・・
まさかダニとかホコリとかじゃないよね・・
そして病院に行くと保険適用内の検査項目が13種類まで、ということで、
主要花粉10種+ハウスダスト+ヤケヒョウヒダニ+サバ(←食後、蕁麻疹が出たことアリ)
を調べてもらうことにし、そして採血。
結果は1週間後ということで目薬だけもらって帰ってきた。
家の中に入るとまたもや目のかゆみがーーーーーー!!!!
私「認めたくはないが、やはり花粉症ではなくダニかハウスダストなのでは・・」
実はここ数週間、真面目に掃除してなかった私。
忙しさにかまけ、適当にクイックルワイパーで拭き掃除、で済ませていた日々。
いつもの「掃除機+雑巾がけ」と比べてなんと簡単に済ませていたことか。
ぐぬぬぬぬぬ〜〜〜〜〜
これはいかん、私が死んでしまう!
と急いで掃除機をキッチリとかけ、部屋中を隅から隅まで雑巾で拭き上げ、そしてついでにお彼岸用に飾っていた仏花も捨てた!←スギじゃない花粉かもしれないし!
私「・・・なんか目がかゆくなくなった気がする・・・」
ハウスダストなのかダニなのか、はたまた仏花なのか・・・。
そして1週間後〜。
ハウスダスト クラス3(測定値4.81)
ヤケヒョウヒダニ クラス3(測定値7.02)
スギ クラス2(測定値 1.59)
医者「ダニ・・とハウスダスト・・あとはスギも多少あるね。」
私 「ダニ・・」
「ダニ」の語感から漂うラスボス感がハンパなく、こちらの受けるダメージは重量級。
なんでそんな、いかにも、な名前がつけられたのか。
ルルとかミミとかララリンとかだったらかわいいのに!!!!!・・多分。
あと、驚くべきはサバのアレルギーがゼ〜ロ〜。
じゃあ以前、サバを食べた後の蕁麻疹はなんだったのか。
謎は残されたまま・・・。
ラスボス・ダニーの攻撃を受け瀕死の重症ながらも、皆に結果報告をしなければ・・
とあもちゃん、皆に報告ライン。
私「検査の結果が出ました。」
妹「早いね」
私「花粉だとスギだけ多少アレルギーがあるらしいんだけど、そんなんより重篤だったのが・・ダニだったダニ。」
妹「うけるー!!」
笑ってる場合か。
妹「だから岡山だとクシャミが止まらなかったんだね。」
そう、実は私、岡山生活時代、ず〜〜〜〜〜っと慢性鼻炎に悩まされておりました。
というか、ず〜〜〜〜〜っと慢性鼻炎だと思っていたのだ。
ところが社会人となり東京に引っ越してきて2週間ほど経った頃、あることに気づいたのだ。
私「あれ?最近、くしゃみとか鼻水が出ないな。」
私「やだ〜爽快〜」
私「というか、岡山より空気悪そうな東京に来て鼻炎が治るとかどういうことやねん。」
と思っていたのだが、今ならわかる。
うちの実家がダニおよびハウスダストだらけだったからに違いない。
お母さん・・掃除嫌いだったもんなあ・・
(それ以上に、大自然+ネズミやらサルやらイタチやらの野生動物が往来するど田舎だから、というのもあるのだろうが)
あ、そうだ、同僚Kにも花粉症仲間にはなれなかったことを報告しなければ。
私「アレルギー検査の結果が出たよ」
K「花粉?花粉?」
・・・その前のめりの嬉しそうな返信はなんやねん(怒)
私「ダニだったダニ」←言いたいだけ笑
K「ダニー!」
私「あとハウスダスト」
ここまでの記事でどんな汚部屋かと思われる方々のために、同僚Kが救いの返信を!!!
K「まあピカチンの家は清潔だろうけど。」
そう!
普段は清潔なんです!!!!
それがここ最近色々ありまして〜。
仕事は忙しいのに確定申告(私のではない、ボスのだ)で右往左往だし、確定申告(私のではない、汗かき夫のだ)で右往左往だし、ピアノは練習しなきゃいけないし、心ゆくまで寝たいし・・
って半分は自分のせいだが、とにかく忙しさを理由にここ数週間の掃除がテキトーになってはいたが、普段はピッカピカなのだ!・・うん。
妹「でもスギも多少あるなら、そのうち花開く笑」
ヤメレ。
・・という笑い話で終わるはずだったのだが、そうは問屋はおろさない。
それから数日後。
汗「なんか体が痒いな。ちょっと見てくれない?」
私「どれどれ・・なにこれ!2カ所もなんかある!虫に刺された・・?もしやダニ・・」
汗「ちょっと調べてみて」
私「なんで私が・・」
と言いながらも、自分がダニのアレルギーを持っていることを知った今、おそるべき事態ダニ。
汗かき夫のことはどうでもいいが(コラッ)、私が大変な目に遭うダニ。
と必死で検索するも、汗かき夫の傷痕(?)は、イエダニに刺された画像と同じにしか見えない・・・
私「ちょっと〜どこで刺されてきたのよ〜。イエダニってネズミを仲介するらしいよ〜。さすがにうちはネズミはいませんから!」←岡山にはいたけど笑
汗「知らないよ〜。」
私「汗かき夫改め汗ダニ夫って呼ぶぞ!とにかく明日絶対に病院に行ってみてもらえ!」
汗「めんどくさ〜い」
私「私がダニで死んでもいいの!?!?」←知らんけど。
汗「わかったよ〜時間があれば行くよ。」
というわけで、私のものすごい剣幕に怯えた汗かき夫改め汗ダニ夫、
さすがにダニだったら申し訳ないダニ・・
と思ったらしく、珍しくさっさと病院に行った。
病院に行ってその部分を見せるなり、医者からすぐ
「あ。帯状疱疹だね。」
と告げられたとか。
さすがお医者さん、見ればすぐわかるのね〜。
医者「早く来てよかったよ。遅くなるとヒドくなるから。年をとるとなりやすいんだよね。」
加齢による帯状疱疹ときたもんだ。
ラスボス・ダニー、今回は関係なかった。
汗「加齢って言うけど、多分ストレスが原因だと思うんだよね〜|・`ω・)」
私「おい、そこのジジイ!妻にストレスばかりかけるダニ夫のくせに何を言うか!!!
あ、汗ダニ夫改め帯(タイ)夫だった( ´艸`)ププ」
汗「ひどい・・・(T−T)」
こういうのがストレスなんでしょうか〜。
今回初めてアレルギー検査を受けたのだが、保険適用内とはいえなかなかのお値段であった。
でも自分の体のことを少し知ることが出来てよかったです。
まずは掃除を徹底するダニー。