第157回直木賞の発表日が迫る中、
ほとんど候補作を読んでいないのに、老人二人連れて1泊2日の湯治旅行にでかけることになった。
※老人二人=私の父母
しかし私も体調を崩すこと3週間。
老人二人を癒すより自分を先に癒したい、とひたすら温泉に浸かる旅を計画した。
スーパー踊り子に乗る予定が、ちょうどいい時間がなく(もしくは満席)、臨時で出ていたマリンEX踊り子号とやらに乗ることに。
成田エクスプレスの車体にマリン踊り子号のシールが貼ってある、臨時感アリアリの電車。
海沿いの温泉街に行くというのに、海鮮弁当を貪り食う私。
車窓の風景。グアムじゃないよ(笑)
東京を出て約3時間。伊豆熱川に到着〜。
事前に調べたところ、ホテル周辺にはとにかく何もない。
まずはホテルに荷物を置いて、唯一の娯楽施設「バナナワニ園」にGO!
ワニ〜。
バナナワニ園というだけあって、ワニワニワニワニ、ワニだらけ。
老人探検隊。
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しかしワニしかいないのかと思ったら・・・
植物園もあったり。
(手入れもちゃんとされていて、くそ暑い中、ジジババともに楽しんでいた。)
レッサーパンダもたくさんいた。かわええ〜。
ジジイとレッサーパンダの看板にハマる。
おっとろしい魚も展示されていた。
あの!日本・・いや、私を震撼させた「ナイルパーチ」がいる〜。
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ナイルパーチの女子会
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イモケンピで人をぶっさした描写に、わたしゃ笑い死にするかと思ったねえ・・。
なんだかんだで2時間ほど楽しんで、ホテルへ戻る。
これが家族最後の旅行になるかもしれん。←コラッ
しばらくのんびりしながらテレビを見る。
母「テレビとか家じゃあのんびり見られんもんなあ」
とゴロゴロしながら日々の育児(孫の)の疲労を癒す。
テレビで中居くん司会の音楽番組をやっていて、ちょうど私の好きな鈴木雅之が歌うところであった。
私「あ!鈴木雅之だ!ちょっとお父さん、音を大きくして!」
父「急になんなんで〜。」
と文句言いながらも、音を大きくしてくれた。
「め組のひと」からの「ランナウェイ」のメドレーを歌っていたのだが、父、この鈴木雅之を知らなかったらしく、
「どうせただの歌手だろ〜とか思って聞いてたけど、ぼっけーうめえんなあ、この人。」
と感心しており、私は逆に呆れた。
レジェンド鈴木雅之を知らないとか、お前はそれでも日本人か!
今となってはなつかしい、「ミニにタコ」が映っております。
年を重ねても声が変わらない奇跡。
ケチケチあもちゃん、入れるものはとにかく入る。
屋上に足湯があると聞けば、これから温泉に入るというのに足湯にも浸かる。
(隣は母。このとき二人だけしかおらず、太平洋を眺めながらポカポカ。)
そしてケチケチあもちゃん、「家族貸切湯」サービスも利用することに。
檜のお風呂に家族だけで45分無料でのんびり貸し切って入浴するのだ。
しかし何十年ぶりかでジジババと一緒に入浴したわけだが(ほぼ介護)、年齢相応に衰えている二人の体を見て、切なくなったねえ。
とくにジジイのおいなりちゃんとか(笑)
そんな中、ジジイが
「あもさん!さっき山が光った気がする!盗撮されてるかもしれん!気をつけね!」
とか立ち上がって言い出した。
・・・いやいやいや、山ってめっちゃ遠いやん!どうせ走ってる車が反射しただけだって〜。つーか、40過ぎたオバチャンを誰が盗撮するんだっつーの!私を注意する前にそのみすぼらしい体をさっさと隠したまえ!!
と軽く言い合いに。←母は静観。
40超えても娘は娘、らしい。
そして夕飯です〜。
食後は母と温泉に入りまくり、そしてお湯を流しながら母の得意技「全方位愚痴」を聞き流し、そして就寝。母、3秒で爆睡。お前はのび太か!!
あ〜さ〜。
この後もケチケチあもちゃん、チェックアウトギリギリまで温泉に入りまくる。
帰りの電車まで時間があったので、駅近くの足湯にまた入る。
温泉卵が作れるらしい。
私「お母さん、温泉卵が作れるらしいけど、いる?」
母「わたしゃ、お腹いっぱいじゃ〜」
というので、温泉卵を作ることなく足湯に浸かっていると、母がやってきて
母「やっぱり小腹が空いたかも。温泉卵作って〜」
と言うので、温泉卵セットを買って温泉卵をせっせせっせと作る私。
10分後、温泉卵完成。
母「おいしいわ〜。」
結局、完食。お腹いっぱいという話はどこへ・・・?
帰りは普通の踊り子号でのんびり帰ることに。
あっという間の1泊2日の湯治旅行でありました。
しかしジジババとの旅行は体力的はともかく、精神的に疲れる。
疲労を癒すどころか、逆に疲労が増した湯治であった。
今度は一人もしくは友達とのんびり行きたいものです・・・。