恍惚の人。 | 感傷的で、あまりに偏狭的な。

感傷的で、あまりに偏狭的な。

ホンヨミストあもるの現在進行形の読書の記録。時々クラシック、時々演劇。

親戚の結婚式に出席するため、しばらく岡山に帰省しておりました。
元・西日本最強母と・・・。
マジで疲れたー><
その話はまた今度。

◇◆

先月、これまでの生活にとりあえず一区切りついた。

今までわざわざ書くことはなかろうと、詳しくは書いてはいなかったが、
認知症を患った義母(汗かき夫の母)の介護をすること3年。

ポストに手をつっこんでよそ様の郵便物を盗むなど、他人に迷惑をかけるようになり、
厳しい第三者の目(笑)もあることですし、
いよいよ私たちの手には負えなくなってきたので、→JRの裁判は他人事ではない。
悩みに悩んだ末、施設に介護をお願いすることにし、このたび施設に入れることと相成った。

私のしてきた苦労を、これからは施設の方にやってもらうのかと思うと、
施設の方には大変申し訳なく思うと同時に、感謝してもしきれない気持ちである。


これまでの介護生活で一つわかったのことは、
知識は人を救う
ということである。

認知症や認知症患者の介護について全く知らなかった私だったが、
ネットやデイサービスの方々から色々教えてもらうことで、
自分が救われることが多かった。
特にネットからの情報は本当に役に立った。

私の経験が今後誰かの役に立つかもしれない、とこれまでのことを書けたら・・と思うが、
私程度の経験でさほど書くこともないなあ。とも思う。


ま、追々書いていくかもしれないし、書かないかもしれないが、
私と汗かき夫、3年の介護生活、婆ちゃんの認知っぷりに耐えてよく頑張った!
ということで、お互いを労おうではないか、とお疲れさま会を開催した。



お肉だぴょーん!



チェリーだぴょーん!

私には汗かき夫からはステキな記念品が授けられた。

私「なんと!!私、何も用意してないよー。」
汗「あもちゃんらしくていいね~。」
私「おほほほほ。」


婆ちゃんが施設に入所して数週間が経った今。
すさまじい勢いで私を忘れつつある。

今まで一番世話になった人間を忘れるとは何事か!

恍惚の人(新潮文庫)/新潮社

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20年以上も前に読んだきりだったのだが、
義父を介護する主人公の女性が弁護士事務所に勤務、と知り(忘れていた)、
何だか他人事じゃない気分に・・。