私が伯母さんになっても。その19。 | 感傷的で、あまりに偏狭的な。

感傷的で、あまりに偏狭的な。

ホンヨミストあもるの現在進行形の読書の記録。時々クラシック、時々演劇。

平成27年3月26日(木)、妹うーちゃんの家に行く。



甥(駅まで迎えにきまちたよ)

私「・・・随分、前髪切ったね~。」
う「大五郎みたいになっちゃった笑」
私「フットボールアワーののんちゃん(岩尾)みたい。」
う「えっ!?髪型が似てるだけでしょ!?ブサイクになっちゃった?」

いや、ブサイクっていうか、
顔の丸さが強調されてるっていうか、
元来の赤ちゃん顔がさらに赤ちゃんになったっていうか。。

う「ATMに行きたいから、おもちゃ売り場でダッコマンと遊んでてもらえる?」
私「いいよ~。」



私「伯母ちゃんと一緒に待ってようね~」
甥「ふわわ~(いいでちゅよ~)」



ダッコマン(=甥)、おもちゃ売り場の「マグ・フォーマー」とやらに夢中。
確かに大人の私が見ても、おもしろそう~と思ったくらいだから、
ダッコマンのハートをガッチリ鷲掴みするのもムリないわ、と納得。



落としてしまった欠片をちゃんと拾って元に戻すダッコマン。

私「すご~い!えら~い!!!!」
甥(どやっ)

片付けを褒められてうれしそうなダッコマン。
後から妹に聞くと、ダッコマン、お片付けが大好きなんだそう。

私「片付けのできないうちの母に見習ってほしいよ・・」



マグ・フォーマーに子供が集まってきたので、
甥っ子だけで独占してはならぬ、とダッコマンを連れて木琴コーナーへ。

コンコンコン~♪

甥「うっひょーーーーーー!!!!!!!!!!」
私「しーーーーーーーーーっっっっっっっ!!!」

ダッコマン、木琴の音に大興奮。
店員さんが
「お歌を歌ってるのかな?フフフ。」
と声をかけてきたほど。



しかしすぐに木琴は飽きたのか、再びマグ・フォーマーの元へ。
そ、そんなに・・・?

どうでもいいけど、ママ(=妹)は何をしてるのかねえ。
もう40分以上経つんですけど・・・。
あ~、今日は給料日翌日かあ。
混んでるんだな~。
とか思っているところに、ちょうど帰ってきた。

う「お待たせ。」
私「わたしゃ疲れたよ。早く帰ろうぜ~」
う「帰ろう帰ろう。ダッコマン、泣くだろうな~。」
私「だからって、ダッコマンが飽きるまでここにいるのはヤダ!」

マグフォーマーにがぶり寄りのダッコマンを抱きあげると、おとなしく抱かれたダッコマン。
あ、いいね、いいね。このまま帰れるんじゃない?
と思ったのも束の間・・・
ベビーカーに乗せた途端、泣いた。

抱きかかえられた時点ではわからなかったこと(=帰る)が
ベビーカーに乗せられた時点で理解できたらしい。



甥「わーーーーーーーーん!!!!!!」
私「あはは。超絶ブサイク。写真写真。」 →鬼のような伯母。

しかしすぐ泣き止み、グズグズ小さく怒ってはいるものの、諦めた模様。

私「えらいね~。ほら、あそこにアンパンマンがいるよ~。」

とちょっと先にあった、巨大なアンパンマンのぬいぐるみを指差す私。
じーっと見つめるダッコマン。

アンパンマンにご挨拶しようか~、と近づいていくと・・・



甥「ぎょええーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」
私「あはは。超絶ブサイク。写真写真。」 →鬼のような伯母。

ビビリン坊、また盛大に泣いた。←目からこぼれる大粒の涙がかわいい。

そうでなくても楽しかったおもちゃから無理矢理ひっぱがされて機嫌が悪いところに、
見たこともない巨大な恐怖のアンパンマンが大接近・・・
ダッコマン、プンスカ怒りまくり笑。

よかれと思ったのにごめんね~。こわかったね~。早く帰ろう帰ろう。
とさっさと帰宅を急ぐことに。

◇◆



甥「zzz」
私「寝ちゃった。」
う「遊び疲れちゃったんだね~。できれば家に着いてから寝てほしかったけど・・・」



家に着いたらこんな体勢に進化してた。

私「ぎょえ~首が折れる~ぅ!」
う「大丈夫大丈夫。」

ほんとに~?若干こわいんですけど。→エクソシスト的な。

その後数時間、ずっと寝ていたダッコマン。
ちょっと~、私、うーちゃんと話にきただけになっちゃうじゃ~ん。
そろそろ起きようよ~。と遠くから呪いをかけるもなかなか起きない。
その間、妹と罵詈雑言大会。
この日の罵詈雑言のテーマはKYな両親の悪口(笑)。



寝返りをうったら、こんな寝相に進化してた。

私「ぎょえ~手が折れる~ぅ!」
う「大丈夫大丈夫。」

ほんとに~?(略)



私「あ、起きた♪」



私「ダッコマン、おはよーー♪」
甥「ぼーーー・・・」



おなか、どーん!

甥(おはよーでちゅ!)

だいぶ遅いけど、ダッコマンはご飯にしよ~。
私たちはおやつね。→ダッコマンが寝てる間に昼食はすませた。



甥(ご飯ですと!?)



甥(ご飯ご飯~)

食べ物のあとをついてまわるダッコマン。
いやしすぎる!!!!



ご飯をのぞきこむダッコマン。
いやしすぎる!!!!



甥「あーーーーん!!!」

2人「出た(笑)!!!」

なんでそんなに大口なのか。
なんでそんなに眉間に皺がよるのか。
そしてなんでそんなにスプーンまで食べちゃうんじゃないかってくらいの勢いなのか。
いやしすぎるぞ、ダッコマン。


私「あ!そうだそうだ。ダッコマンにプレゼントがあるの~。」



甥(ありがとでちゅ~)



ぽいっ。
プレゼントの中身は放り投げられた。
やはり包装紙の方がお好きな模様。



う「わあ。このはらぺこあおむしのTシャツ、かわいいね!」
私「同僚Kのお見立てなんだよ~。」
 →参考記事『女の一生。



私「こっちのお寿司Tシャツ(略してオスティー)、勇気をだしてペアルックにしてみたの。
  ダッコマンとペアで着ようと思って(はあと)。」
う「う・・うん・・」

ペアルックだなんて、人生で一度もやったことないのに!!
やだ、私、こわい!!!

次回に会うときに互いに着よう、ということになった。→この日、めっちゃ寒かったので。

◇◆

その後、かくれんぼをする私とダッコマン。
同じところにばかり隠れるのに飽きた私。
よーし!今度はちょっと上級テクで隠れちゃおうかな!
と扉の向こうの向こうに隠れてみた。

なかなか探しにこないダッコマン。
ふふふ、難しいのかな~。
全然こないダッコマン。
あれあれ~?泣いちゃってるとか?
うーん、どうしちゃったのかしら。。。と、扉をちょっと開けてみると・・・

ダッコマン、テレビ見てた!!!!

私「ずこー!!!!!」
う「あはは。」

ちょっとー。と言いながら、部屋に入っていくと、

甥「!!!!」

思いだしたかのように、私にかけよってきたダッコマン。
こらー!忘れてたくせに~!!
と言いたい気持ちをぐぐっと押さえる(笑)。

かくれんぼの時、隠れていた子が忘れられて、気づいたらみんな帰っちゃってた。
って話、よく聞くじゃないですか。
でも私は、そんなバカな~って常々思ってたんですよ。

しかし本日、その考えを改めることにしました。
子供って興味が逸れるとすぐ忘れるね。
上手に隠れすぎると危険。

◇◆

そういえば・・・



しばしば私の巨乳を触っていたダッコマン。

う「卒乳した直後は何もしてなかったのに、
  最近赤ちゃん返りしてるのか、時々触ってくるんだよね。」



もみもみ。



つんつん。

エロイエロイ!その顔、エロすぎぃ!!
男の顔になってる~!!!
脱赤ちゃん顔!!!



甥「もちもち~」

サボさん(「みいつけた!」)の耳(じゃないと思うが)におもちゃの携帯をあてる姿に
萌えたりするうちに、帰る時間に。

私「そろそろ帰るわ。」
う「じゃあ、駅まで送るよ~。ダッコマンもまだ起きてるし。」
私「ありがとー」
う「あ、そうそう、ダッコマン、ほっぺにお別れのちゅーしてくれるよ。」
私「ま!まじで!?」

伯母ちゃん、チューしてもらっていいのかしら?
未来のお嫁さんに怒られたりしないかしら?
ほっぺなら許容範囲かしら?

とか思ってると・・・



甥「ちゅーーーーーー。」→めちゃかわいい声。

これって、ちゅー?
私の顔に顔がめりこんでますけど。

ま、とりあえずこのちゅーなら未来のお嫁さんに怒られなくてすみそうです。



駅でダッコマンとバイバイ。

私「じゃあね~バイバイ~。」
甥「・・・・」
う「泣かないね。」
私「残念~~~~。」

手を振りながら去っていく私。
姿が見えなくなったとたん、大号泣が聞こえてきた。
だれが泣いてんだ、すげー声だな。
と、階段をあがりながら思っていたら、数分後妹からラインがきた。

大号泣、聞こえた?
駅を出て信号渡るまでずっと泣いてた~><

まさかあのオッサンみたいな声がダッコマンだとは思わなかった私。
私との別れを時差で理解したらしい。

どんどん大きくなるダッコマン。
どんどん老けていくあもる伯母ちゃん。
次回はペアルックで会いましょう。