MEDAL WINNERS OPEN 2015 | 感傷的で、あまりに偏狭的な。

感傷的で、あまりに偏狭的な。

ホンヨミストあもるの現在進行形の読書の記録。時々クラシック、時々演劇。

平成26年1月16日(金)
『MEDAL WINNERS OPEN 2015』(in 代々木第一体育館)を観に行く。

さかのぼること2か月前、後輩きのこから連絡があった。



「あもるさん、お願いがあります。一緒にスケート観に行ってくれませんか?」

大ちゃん(髙橋大輔選手)は特別に好きだけど、スケートそのものも好きだし、
 →ちなみにバレエも好き。但し見る専門。
皇帝(プルシェンコ)のスケートを生で見てみたいし、
コンサートで散財しまくった今、お高い席はムリだけど、それでもいいならいいよー
と答えた私。

で、やってまいりました当日。



うじゃうじゃうじゃうじゃ・・・

きのこ「あわわ、めっちゃ人がいるー!!」
私「代々木第一体育館をなめたあかんぜよ!」

ぞろぞろ・・・
のろのろと入場していく私たち。



入り口付近では、あらゆるグッズが売られており、
本日出場しない真央ちゃんのかわいい写真集も売られていた。

私「真央ちゃん、ちっさーい。かわええ~。」
きのこ「ほんとだー><かわえええ~。」



私「あ、ジョニー・・・相変わらずどえらい格好してますな・・・」
きのこ「きゃー。ジョニ子~♡♡」

じょ・・・じょにこ・・・?

見目麗しいジョニーウィアー。
外見からも分かるとおり、ガッチガチのゲイであります。
男性と結婚、そしてDV(しかもDVした方)で離婚、という華々しい(?)経歴の持ち主。

しかし私の中ではこのジョニー、
ゲイということより、回転が他の選手と逆回転の人、という印象が強い。
左回転に慣れた私の目に、彼の時計回りのジャンプはめっちゃ違和感ある。



たとえばこれ。目が慣れないわ~。

そして着席。
私「なかなかいい席じゃん~」
きのこ「ほんとですね。遠いけどよく見える~」

今か今かと選手の登場を待つ私たち。
そんな中、反対側の客席に掲げられた応援幕に
「じぇふ美」
と書かれたものを発見した私。

私「あれって、“じぇふ美”って書いてるの・・・?」
きのこ「え~?」

二人でオペラグラスを覗き込む。

二人「ただのシルエットやん!!!!」

「じぇふ」と書かれた横の「美」に見えたのは、スケートしてるシルエットでした・・・



※これはジョーダンのシルエットだが、こんな感じのシルエットが、
 じぇふ、の隣に書いてあったのだ。そりゃ「じぇふ美」に見えますよって。

私「あ、じぇふ美といえば、大輔大好きお姉様の話によるとね・・・」

※大輔大好きお姉様とは・・・→『プリンスアイスワールド2014東京公演

私「ジェフリーバトルもゲイらしいよ。
  わりとショックだった。。。私、ジェフ、結構好きだったのに・・・」」
きのこ「えー。でもこないだあもるさんに借りた雑誌に、
    結婚したって書いてたじゃないですか~。」
私「男と結婚したんだってば!!!」
きのこ「マジで~!?」

島国ニッポンだと色々と理解に苦しむ事象が海を越えた場所で平気で起きているこの時代。
オバチャン、ついてけないわ~。

たとえゲイだったとしても変わらず好きなのは大ちゃんだけ。
ジェフ~。
カムバック~!!

な~んてことを言っていると、男女合わせて12名の選手が登場。
そして放送が流れた。

アナ「皆様、国歌斉唱をいたしますのでご起立ください。」

え?
え?
国歌斉唱?

私「どこの国歌を斉唱するの?」
きのこ「そりゃ日本じゃないですか?」
私「出場国全部とかじゃなくて?」
きのこ「そんなんしてたら30分くらいかかりますよ。」
私「ま、カナダの国歌流されても歌えないしねえ。」

無事、日本の君が代が流れてまいりました。
よかった、歌えた。

私「試合前って開催国の国歌が流れるもんなの?
  野球やサッカーだと対戦国2カ国の国歌を歌ったりするけどさ。」
きのこ「私もよくわかんないです~」

国歌問題のナゾは棚上げされたままだが、君が代はバッチリ歌えました~。
久々歌ったが、この曲難しいよね。
幅がありすぎて、オバチャンの声帯には厳しすぎる。
こ~け~の~、のあたりで声、カッサカサ。

君が代も歌い上げたところで、いよいよ大会である。
この大会、一応試合形式となっており、公式HPによると・・・

「本大会は、プロ、アマチュアを問わず、男女シングル各6名の個人戦。
 オリンピック、世界選手権、ヨーロッパ選手権、四大陸選手権、
 グランプリファイナルの5大会において、
 メダルを授与された選手のみに出場資格が与えられる。
 まさにメダリストだけに許された、新たな称号を争う真剣勝負となる。

 また、新たな採点基準にも要注目。
 ボーカル入りの楽曲をはじめ、帽子などの小物の使用、特殊照明を入れた中での演技が
 可能となり、より芸術性を重視した競技会である。
 競技会ならではの、手に汗握る「ドキドキ」と、
 エキシビジョンを観る時のような「ワクワク」。
 そんな、フィギュアスケートの醍醐味をギュっと入れ込んだ贅沢な大会が、
 ISU(国際スケート連盟)公認の下で行われる。」

というものだが、皇帝を除けば現役を退いた選手ばかり。
なんとなく穏やかで和やかな空気が氷上には流れていた。

出場選手は、
男子は、
エフゲニー・プルシェンコ、エヴァン・ライサチェック、ジェフリー・バトル、
ジョニー・ウィアー、本田武史、織田信成

女子は、
ジョアニー・ロシェット、イリーナ・スルツカヤ、安藤美姫、
キミー・マイズナー、ラウラ・レピスト、サラ・マイヤー

である。
いじられキャラの殿や、お騒がせ女王ミキティが出場するなど、なかなかの顔ぶれ。

前半は女子が滑ったのだが、ここでアクシデントが!!!
ニュースにもなっていたが、
安藤美姫がステップに入る直前、なんでもないようなところで →虎舞竜?ロード?
思いっきり転倒したのだ。

安藤美姫さん 一夜限りの「実戦復帰」

写真だとわかりづらいのだが、結構な大転倒。
生で見ていた私たち。と周りの観客全員が、思わず悲鳴をあげてしまったほど。

ぎゃーーーー!!!!!

だ・・・大丈夫・・・?
すぐ立ち上がり演技を続けたミキティ。
とりあえず最後まで滑り終えた。

その後大きな画面に転倒シーンが流され、頭を打ってないことを確認できて、
観客全員、ホッと一安心。

でかい転倒があったものの、安藤選手は3位にすべり込んだ。
よかったね。

そして女子全員のスケートが終了し、45分の休憩時間が表示された。

私&きのこ「45分もあるの!?終わるの真夜中になるんじゃ・・・?」

と心配をしつつも、とりあえずお腹空いたから、売店にご飯買いに行こう~!
早速売店に行くと、
トイレの列に、本田望結ちゃんが普通に並んでいるのを発見。
皆、気づいていないのか、気づいていても気づかないフリをしているのか、
ふっつーに周りの大人と話しているみゆちゃん。

私&きのこ「ちっさ~い。かわいい~。」

炎の体育会TVで縁のあるプルシェンコを見にきたんだね~。きっと。
と言いながら、席に戻る。



きのこ「あもるさん、ずいぶん買いましたね・・・」
私「空腹に勝てなくて~。コロッケはどうしても食べたくてさ~。」
きのこ「なんでですか?」
私「サクサクジューシーの本を読んじゃってさ~」
きのこ「・・・・」→また変なこと言い出した、という白い目。

コロッケサクサクジューシーの本はこちら

あなたの本当の人生は/文藝春秋

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サクサクジューシーに負けた記事はこちら。。。
 →『あもる一人直木賞(第152回)選考会ー結果発表・統括ー
 →『本物の直木賞選考会(第152回)~結果・講評~


モグモグのんびり食べていると、あっという間に45分の休憩が過ぎて行った。

私&きのこ「あがががが。急げ急げ。」

サザエさんなみに、んがっんっんっ!と食べ物を飲み込み、男子選手の登場に備える。

ジョニーの美しい演技に酔いしれ、殿のキレキレの演技に大喝采、
そしてトリの皇帝の圧巻の演技には本当に息をのんだ。
すんばらしかったです。
また点数は悪かったが、
ライサチェックの演技が生で見られて一人コッソリ感激していた私なのであった。

そして表彰式。
本田選手の調子が悪かったのか、演技がイマイチ。
他の5選手から大きく引き離された点数を見て、

私「真剣勝負じゃあるまいし、ちょっとくらい点数を盛ってあげればいいのに~。」
きのこ「ほんとですよね。ホームなんだし~。」

と二人で言い合っていたのだが、最後の表彰式で私たちは認識の甘さを知った。

優勝賞金がなんと45000ドル!
そりゃ、点数を盛ってる場合じゃないわ。
厳密にしないとケンカになるわ。→そういうことじゃない?
と納得したのであった。

2人「楽しかったね~~~!!」
2人「わくわくした~~~!!」
2人「試合みたいな空気も楽しめたしね~!!」

とわいわい言いながら、渋谷まで歩いて帰ったのでありました。

きのこ「あ、そうだそうだ。あもるさんにお年賀~。いつもお世話になってるから~」
私「えー。お世話なんてしてないよ~。ありがと~。あ、豆源だ。」
きのこ「あ、知ってます?豆源。」
私「うん、昨日、汗かき夫がキャバ嬢だかホステスだかにもらってきてたんだよね。
  早速、私が食べたけどね笑!!」
きのこ「えー。私が一番にあもるさんに食べてもらいたかったのに~」
私「いやいや、豆源さんのお豆さん、おいしいからいくらあってもありがたいのよ!」
きのこ「おとぼけ豆、食べてくださいね~」
私「あれ、おいしいよね~。今日も食べてきた~」→イジワル笑
きのこ「え~~~~~。私のを食べてほしかった~~~~。」



豆、いっぱい。
まめまめしく今年もヨロシコ。