【JR福知山線廃線敷】は様々な妄想をしながら楽しくハイキングできます! | あもん ザ・ワールド

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君へと届け 元気玉

兵庫県宝塚市を歩く3

放浪日2019年11月2日

 

あくまで自己責任で、【JR福知山線廃線敷】を歩いて観ています

そして、自己責任で廃トンネルの中を楽しみながら歩いて観ています

“福知山線”は兵庫県尼崎駅から京都府福知山市を繋いでいる路線です

その歴史は明治時代からあり、今歩いている廃線敷が開通したのは明治31年

ということは、このトンネルは明治時代に造られたという事になります

石垣とレンガ造なのが明治時代のトンネルで

コンクリートのトンネルは後に補強されたのでしょう

線路のトンネルってマジマジと観ることがないので

その観点からも価値のある【JR福知山線廃線敷】です

その価値観を全身で浴びながら、楽しく歩いて観ています

カメラテクは乏しいけど、一生懸命撮っていますw

改めて、日本の明治産業革命は凄いパワーですよね

わずか20数年で鉄道や電話、郵便と言ったインフラを整備し、大量輸送を可能にしたのですから

あの時代にそこまで革命ができたのも

江戸時代に育まれた高度な技術力と海外技術を勤勉に学ぶ能力が日本人にはあったからだと思います

一本一本、確実に、困難を押さえ忍んで

近代を造っていったのだと思います

あもんたちもそのDNAは受け継いでいると思います

こんな明治産業革命遺産を観ると、日本人であることに誇りを感じる時があります

『この先にはきっと、光が注がれる!!』

このトンネルを掘る時も日本人は思ったに違いないでしょう

たとえ、今が暗闇であっても、必ず先には光があります

その光の先には未知なる未来があるでしょう

今はぼやけている未来でも、未来はきっと鮮やかに描かれます

だけど、ここで焦って走ってはいけません

先人が敷いてくれた枕木を一歩一歩、歩いていきましょう

時折観える鮮やかな未来が勇気をくれます

だけど、今は足元に注意して歩きましょう

このトンネル、リアルに真っ暗なので気を付けないといけません

忘れ物たちが掛けられていました

誰かが拾ってくれたのでしょうね

日本人は優しいです

おお!これは“退避禁止箇所”の看板です

このエリアは列車を避けることができない狭さなので

列車が来ない時にサッと通らなければいけません

そんなエリアをゆっくりと写真を撮りながら歩いて観られる幸せ

【JR福知山線廃線敷】は幸せハイキングコースなのでしょう

おっと、お次は小さなトンネル

ん?これはトンネルなのか?

落石被害を防ぐ防護用トンネルなのかもしれません

ダイナミック渓谷美が再び現れました

飽きることのないハイキングコースです

福知山線が福知山市まで繋がったのは1904年の明治37年

日露戦争が勃発した年です

軍部からの要請で、対ロシア戦略の軍用鉄道として活躍するために開通しました

ここからは険しい峠超えのルートなので、大量物資輸送は戦勝の必須だったのでしょう

多くの軍人たちが通った路線だと考えるとまた感慨深いモノです

今から向かう先は戦場であり、再びこの路線を帰ってこられる保障はありません

全てが志望した人ばかりでは無かったでしょう

お国の為に、お家の為に戦場に向かった若人たち

その若者たちが、この渓谷美を再び観られた時はどう感じたのでしょう

あもんは軍人経験が無いので、予想だにできません

古枕木が並べられて保管されています

その姿は戦い疲れて休んでいる若者たちに観えてきました

規律を重んじ、耐え忍ぶ

今の若者たちに足りないひとつでしょうね

また、新しいトンネルが現れました

このトンネルはどんな事を想わせてくれるのでしょう

様々な妄想をしながら歩くハイキングは楽しいモノです

あくまで、自己責任でね!

自己責任で楽しんで歩いて行きましょう~

 

ということで、続きます