兵庫県宝塚市を歩く4
放浪日2019年11月2日
あくまで自己責任で、【JR福知山線廃線敷】を歩いて観ています
このハイキングコースは、様々な妄想をしながら楽しく歩くことができます
JR生瀬駅側から歩き始め、3番目のトンネルに辿り着きました
このトンネルは【溝滝尾トンネル】と言います
ん?トンネルの先が見えないぞ!それだけ長いトンネルなのか?
地図からは全長149mと長くないトンネルなのですが、なぜ?
石垣とレンガ積みの構造トンネルです
これも明治時代に造られたトンネルでしょう
アーチ部天井のレンガが落ちてこないのが不思議ですね
建築学的に言えば、“野石乱積み”と“長手積みレンガ”です
アーチ頂上に向かって力を伝えて落ちないようにしているのでしょう
トンネルの先が見えないので、真っ暗度合いは高めです
夜景モードでやっと写真が取れるぐらいの光の少なさです
換気口も無いので、機関車が通ると煙が充満されるでしょう
赤いレンガが燻され、素敵な色に描かれています
美しい炭色です!!
歴史がこの色彩を描いたとは、なおも素晴らしい!!
機関車でトンネルに入る前に乗客は率先して窓を閉めると聞いたことがあります
トンネルに充満される煙が客席に入って大事になるからです
本当か?と思っていましたが、今納得しましたw
入り口からはこれだけ光が注いでいるのに、トンネル内は真っ暗です
おお!ここだけレンガ色が残っている!燻されていない!
何故ここだけ?と考えましたが、答えは見つかりませんでした
これも、歴史が描く謎ですね~w
少し歩くと、トンネルの先の光が見えました
ん?これは、トンネルが曲がっているのか!
そういう事ね!
ん?あもんの影が映っているぞ!
影は足が長く、イケメンじゃないか!
光と影で遊んでいますが、影でイケメンかどうかは分かりませんw
トンネルが曲がっていると、光がこんな感じなのですね
亀仙人がカメハメ波を放っているみたいですw
トンネルの先の光が見えるとワクワクします
次はどんな光景が出迎えてくれるのか?
そして、光が増えると良い感じに撮れる写真
やはり、人間にとって光って大事なのですね~
えっつ!トンネルの先に橋が見える!?
トンネルの光の先には橋梁がありましたよ!!
橋フェチな、あもんはここで、興奮マックス!!
うぉ~カッコイイ!!!
この橋は【第二武庫川橋梁】と言い、長さ72mの橋です
明治32年の路線開通時にはあった橋ですが、昭和29年に架け替えられたそうです
ここでも、光と影が良い仕事している!
光があれば影が生まれ、そのコントラストの中で人生を歩んでいます
自然と人造物のコントラストも人生にとって必要です
やはり、何事もひとつではダメなのでしょう
対象物があってこそ、人生が語られるモノです
昭和29年に考えられたこの力学エネルギーの法則が
65年経った今でも実証されているのが凄いです
鉄の大きさ、リベット接合の数、この幾何学的形
全てが必要であり、ここに不要なモノは無い
人間が計算した形だけど、それが正しかったと実証するのが建物たちです
人間は“歴史と建物”に学ぶことが多いのです
そして、橋梁の先にはこの日4つ目のトンネルがあります!
飽きることのないこのハイキングコース!最高です!
興奮したら、自撮りをしてしまう性格ですw
ということで、続きます