広島県三原市を歩く3~小早川隆景が築いた“浮城”と名高い【三原城】を観てみよう!~の巻 | あもん ザ・ワールド

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君へと届け 元気玉

放浪日:2018年11月4日

 

広島県三原市は備後都市圏の中心都市のひとつで

山陽新幹線、JR山陽本線と呉線、三原港、広島空港、山陽自動車道など

広島県の主要交通が交差している都市であります

沿岸部には重化学関連企業と柑橘類栽培

内陸部には電子機器関連企業と水稲、果樹栽培と

バランスの取れた優等生の様な都市でもあります

三原城築城450年でしたか

三原城は“小早川隆景”が築城し、その後は城下町として栄えました

伝統工芸は達磨です

毎年2月に開催される【神明市】が、だるま祭りとして有名です

以前はこの祭りの時に歩いて観ました

三原市はたこ漁でも有名です

三原沖の海は、広島県内でも小島が多く、水温が一定なところが特徴

岩場が多くカニやエビが多く生息しており、タコが育つ環境が整っています

また、海流が速い海域でもあるので、しっかり岩に張り付くタコは身が締り足は太くなっているのが美味しい所だそうです

三原駅は“タコ推し”でした

“三原やっさタコ”としてブランド化しています


【ラッキー神社】という何ともご利益がありそうな神社があります

タコは“多幸”と当て字され、幸せを多く運ぶラッキーな存在なのだとか

もちろん、この神社の神様はタコですw

この神社は学業の神様でもあって

毎年受験シーズンとなると合格祈願絵馬が無料配布されます

その絵馬の名前は“オクトパス”です

この絵馬は神社に飾るのではなく

自宅に持って帰って机の上に置いておくのが基本です

“置くとパス”するからですw

そんな始まりだった【ラッキー神社】ですが

最近は有名になって、合格祈願だけでなく

必勝祈願、さらにはラッキー祈願も受け持つ様になりましたw

三原市の観光名所である【三原城】は三原駅に隣接しています

“駅から一番近い城”とも言われています

一番近い駅の理由は

実は線路が【三原城】を分断する位置に敷設されているからです

そう、【三原城】の敷地内に三原駅があるのです

国史跡でもある【三原城】を分断させた都市づくりをしています

三原駅付近で町が栄え、【三原城】内に町が形成されているのも特徴です

【三原城】を建てたのは“小早川隆景”です

毛利元就の三男で、12歳の時に小早川家の養子となりました

兄の吉川元春と共に甥の毛利輝元を助け中国地方統一を成し遂げました

駅からこの階段を上がるだけで天守に着きますw

城は海に向かって船入を開き、城郭兼軍港としての機能がありました

満潮時には海に浮かんだかのように見えることから“浮城”とも呼ばれました

1975年、昭和50年に山陽新幹線が開業しました

その時、鉄道が【三原城】を貫いております

国は随分思い切ったことをしています

結果、三原駅が城の様に守られいてる雰囲気になっていますw


駅の周りに堀と鯉

なかなか珍しい光景です

三原駅開業によって多くの石垣が撤去されましたが

この天守台の石垣と堀は残されました

日本一の規模を持つ石垣だったのですね

なるほど、天守閣は持たない天守台だったのですね

鉄道高架貫通により【三原城】の石垣は変わった光景となっています

石垣を高架が貫いた様子が伺えます

石垣を貫いて地下道を造っています

使える石垣はそのまま使うハイブリッドな考えです

高架桁の柱脚として使っていますか?

多分違うと思いますが、これまた珍しい光景です

“残せる石垣は残して建てよう”精神が観られますねw

“鉄道に貫かれる三原城”の論議は多くあったと思いますが

結果、世にも珍しい城跡が三原市に出来た事となりました

【浮城まつり】はこの日の前日に開催されていました

西日本豪雨で三原市に災害が起きたのは2018年7月でした

よって、この年は“復興祈願祭”としても開催されたのでした

 

ということで、続きます