広島市内を歩き飲み食べて観る41~広島市中区基町【広島市立中央図書館】①~の巻 | あもん ザ・ワールド

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君へと届け 元気玉

放浪日:2017年7月22日

広島城周辺は江戸時代には武家屋敷が広がっており、明治以降は陸軍が置かれた用地であったが、原爆によりその用地は壊滅されました

広島市は戦後復興のひとつとして“中央公園”という都市公園を建設しました

その中央公園の南側には文化芸術施設エリアがあり広島美術館があります

至って目立たない様に建設されているので、観光客は迷うかもしれません

そんな時には道しるべを頼りに歩きましょう

道しるべになるでしょうか?w

素敵な芸術作品です

広島に感動して頂いた詩人がおられました

さて、その広島美術館の付近に広島中央図書館があります

広島市央図書館は市内最大規模の公立図書館で、1974年に現在の建物が開館しました

正面入口へは大きな階段を上ってからという未来型の建築物です

建物1階は地盤より下がっている仕様です

蔵書数100万冊以上、来場者数45万人を超える大きな図書館です

図書館の歴史は古く、大正15年で、広島藩最後の藩主である浅野長勲が浅野図書館として開館したのが始まりだそうです

浅野家に残る貴重な蔵書があり、建物は現在の位置では無く中区袋町にありました

太平洋戦争中の時点で約9万冊の所蔵であったため、貴重図書を疎開していたそうです

しかし、その疎開途中に原爆が落とされ、疎開が済んだ図書以外は全て焼失されました

戦後復興は昭和21年で何か所か移転した結果、現在の地に建物が建ちました

目立たない公共建築物ではありますが、結構市民の需要は多いみたいで、いつも人が多いのです

あもんも一時期、よく通っていました

しかし、建築後40年以上経っている公共建築物です

詳しい発表はありませんが、老朽化による大規模改修か建て替えの問題が上がっている建物だと思われます

現代で進行されている“バリアフリー化”にもそろそろ対応を迫られると思います

そんな広島市が誇る“昭和建築物”をじっくり見てみようと建物内に入りました

読書以外の目的で入るのは初めてですw

おお!これぞ!昭和!な豪華な壁があるではありませんか!!

それを惜しげもなく掲示板で隠しているご様子でw

 

ちょっぴり悔しかったので、後日に再訪しました

太陽を表現しているのでしょうか?地球を表現しているのでしょうか?

天井で隠して円形全てを見せないのは技でしょうか?

この重厚感からして、材料は石だと思われます

自然石でこの色をすべて揃えるのは難しいので、着色した石だと思われます

建築材料というよりか、芸術作品材料と言うべきなのでしょうか

改めて正面でマジマジと見ると、何か吸い込まれそうな魅力があります

全てを構築して運搬しやすく積みやすい長方形に切ったのでしょうか?

様々な作業が想像できて興奮してきます

えっつ、興奮しているのは、あもんだけですか?w

みなさん、ついてきてくれていますか?w

 

調べてみると建設当時はオイルショックの時代だったとか

様々な苦悩と工夫と助け合いのプロジェクトXがあったのだと思います

国民が払う税金によって建てられる公共建築物ですが、この様な“魅せどころ”は欲しいと思っています

税金によって賄われるからこそ、国民の芸術文化的向上に役立つカタチを創造し

未来の子供たちに見せて感じさせて、感性を育んでもらいたいものです

さて、振り向くと展示ホールがありました

この図書館では様々な無料展示が定期的に行われているのです

おお!生誕100年を迎えた峠三吉さんの展示ですか!

これが無料だとは絶対お得です!

原爆詩集で有名な峠さんですが、あもん的にはもっと長生きして色んな詩を綴って欲しかったなと思っています

若い頃は彼の激しい言葉にドキドキしながら読んでいました

その主張に“自分も逃げることなく原爆と向き合おう”と思いました

改めて写真を見ると優しい顔の方なんですよね

優しさからくる主張だとは思いますが、言葉遊びなどをする“クスッと詩”も綴って欲しかったなと自分勝手に思っています

 

ということで、続きます