あの夏の日 君はきっと
冬のように寒かったんだろうね
叶えられなかった君の明日を
生きることができる僕に今
たった一つだけできることは
人と人とで誓いを捧げること
人が人を
憎まないこと 殺めないこと
人と人で 今ある命を 育むことを
誓う
☆
8月6日8時15分
8月9日11時2分
毎年この日時に一体何人の人が
黙祷を捧げてくれているのだろうか?
ある年の8月6日に遠い大阪の地で
現場作業員と監督が対面で行う朝の点呼時の冒頭で
広島を知らない関西人と共に黙祷を捧げた
『なんでやねん』というツッコミが一言も上がらなかったことが
あもんは嬉しかった
広島や長崎の平和公園は年中訪れてくれる方は多い
そこでは多くの祈りが捧げられていると信じている
だがしかし、あもんが皆さまに望んでいるのは
祈りの後に誓いをして頂きたいのである
『過去』を知った皆さまが創るのは『未来』である
その未来に向けて誓いをして頂きたいのである
それが被爆で無くなった尊い命が
無駄では無いということになるのだから
(この映像は大丈夫だと思います)
我々、非被爆者は
この負の遺産の恐怖に怯え震え続けるのではない
この負の遺産を背負い未来を歩き続けなければいけない
だからこの8月6日と8月9日だけは思い出してほしい
思い出すことによって被爆者は
永遠に生きていくことが出来るのだから