人生を放浪する旅人にとって
時とは自分より大切なものであって
旅をするのには必要不可欠なものである
そんな時を堪能するアイテムは
「本」
旅人にとって「本」とは
欠かせない相棒である
さて、今日は何を教えてくれるのかな?
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ある郊外にポツンとひとつの洋館が建っていた
そこは見るからに普通のお家であったが
玄関を開けるとびっしり詰まった本棚のお家だった
靴を脱いでお家にあがる
「いらっしゃい」と高貴なおばあさんが迎えてくれた
本棚にはびっしりと詰まった絵本と児童書
このお家を見つけた僕はしばらくここで絵本を読んでいた
そこには懐かしい再会があり
あのときふるまっていた笑顔があった
童心とはなんてすばらしい時なのだろう
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その中で心の中で「ウォー」と叫んでしまった本がある
「はれときどきぶた」だった
矢玉四朗氏の児童文学作品だ
そしてその横には続編である「あしたぶたの日ぶたじかん」と「ぼくときどきぶた」があった
あもんは迷わず購入
児童文書の大人買い
この本だけは自宅でじっくり読むこととした
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児童文学はあもんはいまだ書くことができない
興味を持たせることから始まり
人間に必要な道徳という分野を児童の心に入りやすい比喩で
決して難しいことばは使わず
決して飽きさせることなく
確実に児童の心に浸透させるという
ものすごく高等な技術が必要となるからだ
残念ながらあもんにはまだその技術はない
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「はれときどきぶた」はそのタイトル通り
ぶたが降ってくるお話
このお話は「嘘を書くということ」がとってもいけないということを伝えている
ぶたが降ってきたらどうなる?
世の中ぶただらけになってしまったらどうなる?
ブゥブゥな世界に僕たちは生きていける?
そうしないためにも
日記には本当のことを書こう!
大人になってもういちどこの本に教えてもらったことだ
そして「あしたぶたの日ぶたじかん」では正しい新聞の書き方
「ぼくときどきぶた」では正しい紙芝居の書き方を教えてくれている
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そこには「素直に育ってほしい」という想いが込められている
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大人の諸君!
この本をぜひ読んで欲しい!
ヒトの上の立場にいる大人の諸君!
もういちどあのとき教わった
人間にとって本当に大切なものを思い出して欲しい
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そんなあもんは
いつか、絵本作家になりたいと思っている