人生を放浪する旅人にとって
時とは自分より大切なものであって
旅をするのには必要不可欠なものである
そんな時を堪能するアイテムは
「本」
旅人にとって「本」とは
欠かせない相棒である
さて、今日は何を教えてくれるのかな?
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旅人はバイブル本というものを持っている
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『河童』が好きである
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あもんが持っているバイブル本で今回挙げるのは
「妹尾河童」氏の著書である
河童が覗いたヨーロッパ、インド、ニッポン、トイレまんだら、仕事場
河童のタクアンかじり歩き、河童の手の内幕の内
旅を続けながら読んだ本たちだ
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そもそも彼は旅が好きなのであろうか
「河童シリーズ」を読み漁っていたときにふと思った
彼は僕たちに旅の面白さを伝えているのだろうか
当分考えた結果
彼の本は旅行記ではないという結論に納まった
それでは僕は彼にどんな影響を受けているのか
それは「宝探しをする目」である
「他人の見つけていない宝探しの達人」
僕は妹尾氏をこう称する
そもそも彼は舞台美術家という芸術家
芸術家というのは未知なる世界を創る専門家だ
彼らには他人の見えないものを見極める「目」が武器となっており
それを見えない人に表現していくのが彼らの「術」であるのだ
そんな妹尾氏の本が大好きである
時間を創る時に僕がパラパラとめくる本である
そして彼の「スケッチ」に時間を捧げる
僕たちの大切な時間を妹尾氏に捧げる
そして僕は見えないものを見極める「目」を育てていく