ジョジョ哲学 第3章 精神力 その① | あもん ザ・ワールド

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君へと届け 元気玉

スタンドとは守護霊である

自分を守りたいと思う精神

そして誰かを助けたいと思う精神

その精神に怒りを伴わせ精神に命令を下したとき

守護霊は現れる

人間にはできない能力を携えて現れる

スタンドの戦いは精神の戦いである

精神が強いものが勝利をする

このスタンドの戦いで僕はある一つの仮定式を解いてみた

精神が最大限に発揮できる行動

それは「賭け」である

スタンドの戦いには偶然は存在しない

大きな意志と賭けの精神力が勝利に導くものと僕は説いた

ダニエル・J・ダービー

スタンド名「オリシス神」能力 博打に負けた人間の魂を奪う

彼の勝利の法則はこうである

イカサマを見抜けなかったのは見抜けない人間の敗北

賭けとは人間関係と同じ騙し合いの関係だと考える

泣いた人間の敗北なのだ

ジョセフジョースターは彼との賭けに「表面張力」を選んだ

コップ満タンにたった酒の中にコインをいれ

水があふれさせたものが負けとなる

一度に何枚コインをいれてもいい

この賭けは精神が動揺して指が震えるか否かが勝負となるものだ

根っからのギャンブラーであるジョセフは様々な技をかける

コインに脱脂綿を忍ばせ酒を吸わせてコインを入れたり

わざと名前を間違えて怒りを誘い動揺させたり

しかしダービーは一枚上手だった

彼の行ったイカサマは

賭けの前にグラスの下にチョコレートをくっつけておき

最後に自分が入れた時に溶けるように太陽の光を当てたのだ

このイカサマを見抜けなかったジョースターは心の中で負けを認めた

魂が外に出て「オリシス神」によってコインにさせられた

次なる対戦相手は空条承太郎だ

賭けの種類はポーカー

承太郎はこの勝負の勝ち方を知っていた

相手のイカサマを見抜くことだ

スタープラチナの目ならそれを見抜くことができる

あっけなく承太郎はダービーのイカサマを見抜いた

承太郎の発案によりシャッフルは名も知らぬ少年にゆだねられた

しかしさすがはダービーこの少年も仲間に入れていたのだ

もうこれでダービーが負ける要因は無くなった

絶対負けることのないダービーは承太郎を挑発する

自信満々のダービーは奪ったポルナレフとジョースターの魂を賭ける

承太郎の恐怖の顔が見たかったからだ

一方承太郎はクールフェイスでカードのチェンジをしない

イカサマにより承太郎のカードが負けているのに配られたまま見ることもしない

さらに承太郎は自分の魂の上にアヴドゥルと花京院の魂も賭けた

いつの間にか煙草に火をつけた承太郎をみてダービーはこう思った

「いつの間にかスタープラチナでカードを変えたに違いない!」

ダービーのカードはキングの4カード

これに勝つには5枚すべてのカードをすり替えないといけない

そんなことは絶対にできない

絶対、出来るはずがない

よーし勝負だ!とダービーが決心したとき、承太郎がこう言った

「待ちな‥ 俺の上のせの権利がまだ済んでないぜ」

「上のせするのは俺の母親の魂だ」

「しかしダービーお前にもお袋の魂にあったものを賭けてもらうぜ」

「てめーにディオの秘密をしゃべってもらう」

「さぁ 賭けるか!賭けないか!ハッキリ言葉に出して言ってもらおうっ」

ダービーは負けた

心の中でこのプレッシャーに負けた

精神力で負けたのだ

賭けは負けると疑ったときに敗北が決まる

ちなみに承太郎のカードはブタだった

このカードをはじめから見なかった承太郎の勝利である

※この哲学は単行本「ジョジョの奇妙な冒険」の第23巻を参考としています

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