ヒューガルデン ホワイト 約5% | 目指せ酒仙! 将来の店に置く旨い酒を求めて! 酒日記

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旨いもの大好き! そして、旨い酒大好き! 自宅で呑むのもいいけれど、知らない酒に出会う為に飲み歩いている今日この頃! お店で呑んだ、これは!という酒を、ジャンル問わずに公開していきまっせぇ。

さて、最近は仕事が忙しい・・・ので、自宅呑みが増えてきたなぁ・・・と感じる毎日です。
ヒューガルデンの三部作をこれにて完結させようと、呑みました。


ヒューガルデン ホワイト 約5%
ヒューガルデン・ホワイト330ml

一切ろ過や加熱を行わず、生きた酵母をそのまま瓶詰めしているため、ビールの色は、淡く黄色みがかった乳白色をしています。


香りは少し控えめだけれども、良質のアロマという感じがする。

一口呑んでみた。
呑み口は銀河高原ビールを思い出させるさわやかさ。
原材料に大麦麦芽だけではなく、小麦を使っているからでしょう。
でも、こっちのほうが少し濃厚です。

原材料としては、ミネラル豊富な水・大麦モルト・小麦・ホップの厳選したものを使用。またコリアンダーやオレンジピールなどのスパイスも入っているので、「フレッシュ&フルーティー」な味わいにしあがっています。
アルコール度数も5%と低めで飲みやすいので、ベルギービールが初めての方や女性の方にもオススメではないでしょうか?
瓶の中の酵母の働きにより、瓶内発酵が行なわれるとの事。
ご自宅で熟成を楽しむことができますね。
ムール貝やサンマの塩焼きなどの魚貝料理ととても良く合う感じですね。


さて、ヒューガルデンについて、すこし探ってみました。
ヒューガルデン村の醸造の歴史は1000年代前半にさかのぼります。
ヒューガルデン村の資料館に保存されている文献には、既に1318年にはビールが醸造されていたと記されているそうです。
15世紀にはべガーデン神父がこの地を訪れ、ホワイトビールを醸造し始め、この地区のほとんどの場所でこのビールを飲む事が出来ました。

当時、 ヒューガルデン村には12の醸造所が存在していました。
その後、ビール造りは活発になり、1890年には、 人口2000人に対して過去最大の35の醸造所ができました。
しかし、1900年にピルスナービールとの競合と酒税の引き上げの為、ホワイトビールの醸造所は13ヶ所となりました。
こうして考えると、酒の繁栄や衰退にはいつの世も税金が関わっているような気がします。
1935年にはホワイトビールの醸造所はなんと4ヶ所にまで減少してしまいました。
1957年最後のホワイトビール醸造所であるトムシン醸造所も閉鎖。
しかし、1965年トムシン醸造所の隣に住んでいたピエール・セリス氏が、ホワイトビールの醸造を復活させ、1977年にピエール・セリス氏は古いレモネード工場を買い取り、デ・クライス醸造所を設立しました。
しかし、1985年そのデ・クライス醸造所が、火事で一部焼失します。
同、1985年、インターブルー社に吸収合併され、大きく再建されて現在に至ってるが、今なお、醸造所はデ・クライス醸造所と呼ばれているとの事です。

ヒューガルデン・ホワイトは1300年初頭のレシピで歴史的な味わいを再現し、現在はベルギー国内だけではなく世界各国のビール通を満足させています。
ホワイトビールの復活により急成長を遂げたデ・クライス醸造所はヒューガルデンと言う名の元にその後、「禁断の果実」や「グランクリュ」と言ったヒット商品を出しながら、創業当時の建物で伝統の味わいを造り続けています。


ちなみに最近、会社の忘年会の為に、新宿近辺でベルギービールを呑める店を探していたところ、「カフェ・ヒューガルデン」というお店をみつけました。
予約をしたら・・・満席でした。残念。
生のヒューガルデンが呑める店らしいので、近いうちに偵察に行きたいと思います。


http://www.brussels.co.jp/STORES/hoeg-shinjuku.html

↑カフェ・ヒューガルデン

ちなみに、先日の金曜日に店までは行ってみました・・・・がっ!
満席でした・・・残念です。
店構えは少し控えめの照明で、おしゃれな感じだったんですが、ほんとに残念です。
次に行こうと思うのはいつになるでしょうか。