ベルギービールを語るなら、こいつは外せません。
普通のビールよりちょっと・・・いやかなり高価なので、手を出さずに過ごしていたのですが、ついに先日呑みました。
デュベル 8.5%
クリーミーな少しアイボリーがかった泡。
注ぎ方に気をつけないと、グラスを泡が占領してしまいます。
色は淡い黄金色。シャンパンみたいな小さな泡がグラスから立ち上って、キレイです。
まず、舌に鋭い酸味を感じてすぐに消えたかと思うと、間髪入れずにほのかな麦の味が広がります。
そのまま余韻として、結構長めのフィニッシュが続きます。
簡単に言うと、さっぱりしてるのにコクがある!って感じでしょうか。
しかし、流石に度数は8.5%あるため、若干のこみ上げてくるモドリがあり、体を熱くさせます。
【薀蓄】
ベルギーのブルードンクの村にあるモルトガット醸造所で造られる、淡い黄金色のエール(上面醗酵)ビールです。
普通、強いエールを造る麦芽で仕込むと濃く少々濁った色になるのだが、「デュベル」の場合は、著名な醸造学者ジャン・ド・クレルク教授の指導でピルスナー・ビールよりも淡いゴールドのビールを造り出しました。
「デュベル」の名の由来は、このビールの試作品を試飲している時に、従業員の1人が思わず口走った
「悪魔がひそんでいる」
と・・・。
そこでこのモルトガット醸造所では、この新しいビールにフラマン語で悪魔を意味する、「デュベル」と呼ぶことにしたそうです。
口当たりの柔らかさと8.5%の強さ、これが悪魔の名にふさわしい「デュベル」なんでしょう。
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