観劇する作品を選ぶ基準…なんだろな?と思う。
好きな役者さん、好きな物語、好きな演出家、好きな脚本家、いろいろありますね。
そんなこんなで先週の観劇②
劇団☆新感線「紅鬼物語」ライブビューイング
大好き新感線です!!
本当は現地に行きたかったけど先行でチケット取れなくて諦めちゃったー![]()
ゲスト様が元宝塚ですしね!
あまり予備知識もなく観ました。
※読み返すとマイナスなこと多かったのでそういうの苦手な方はここで閉じましょう。
昔々、そのまた昔。
都には鬼が現れ、人々を襲っていた。
貴族である 源蒼(鈴木拡樹)の家臣、坂上金之助(喜矢武豊)も鬼に襲われるが、反撃して片腕を斬り落とすと、鬼は捨て台詞を吐いて飛び去った。
これを蒼に報せると、それを聞いた同じく家臣の碓井四万(千葉哲也)は、蒼の奥方が神隠しに遭ったのも、鬼の仕業ではないかと言い出した。
10年前のある朝、奥方の 紅子(柚香光)と娘の 藤(樋口日奈)は忽然と姿を消した。庭には鬼らしき足跡が一対、残されていたという。
それから紅子たちの行方は杳として知れない。
それでも「紅子と藤は生きている」と信じる蒼は、鬼の根城を探し出し、二人を取り戻そうと心に決めて、金之助、四万、そして 桃千代(一ノ瀬颯)らと陰陽師の阿部辺丁迷のもとへ。
だが、そこに金之助を襲った鬼の 栃ノ木(早乙女友貴)がやってきて、桃千代を連れ去ってしまう。栃ノ木を追いかけ、蒼たちはシノナシ国へ向かった。
その頃、紅子と藤、紅子の両親は、シノナシ国の小さな村に身を寄せていた。
紅子と藤の舞の見事さに村長の 八十八(粟根まこと)は感心するばかり。
そして八十八に尋ねられた紅子は、村を訪れた経緯を語り始めるが……。
ともに生きるか、ともに死ぬか――。
血の宿命に引き裂かれた二人の、哀しきお伽噺が今、幕を上げる。
(公式サイトより引用)
主役の柚香光さんも鈴木拡樹さんも素晴らしく、早乙女友貴くんの殺陣も美しく、お話も悲しくも美しい物語だった。
でもぉ…。
なんか納得いかなかったんだよねぇー。
桃千代が記憶消されて、世話になった藤と紅子を守ると決めたのはよいけど、そのために蒼を殺すのはなぁーというか。
藤の父だし紅子の夫ですけど!
記憶がなく、正直何が起こってるのか状態なのかもしれないけど、桃千代の感情とか気持ちが全然見えてこなくて。
俺はひどいことをしてしまった…みたいな時も、本当にそう思ってる?って見えちゃってさ![]()
紅子の血を引くから藤も鬼になる可能性あるけど、桃千代を食べたいとは思わなかった…とかあって(うろ覚え)2人で生きてくラストだったんだけど、んーあまり感動しなかった…。
紅子と蒼のお話だけで、子供世代のところはいらないのでは?と。
いろんなの詰め込みすぎかなーって。
主役のような登場人物が多すぎて全ての生い立ちや背景を入れようとすると感情移入できぬまま進んでしまって全然響いてこなくて。
残念です![]()
あとさ!!!
せっかく鈴木拡樹さんと早乙女友貴くんがいるのに!!!
殺陣が!少ないぃ!!!!!!
あっても他の鬼や人間も一緒だし、ライビュのカメラワークもあり、2人の殺陣をじっくり観れる場面がほとんどなかった![]()
ゆっくんは片腕切られてる設定で片腕での殺陣が多かったんだけど、それでもスピードと美しさは変わらず![]()
ひろきさんは私の新感線NO.1作品の「髑髏城の七人」で天魔王を演じられた時も殺陣少なかったけど素晴らしくて。
この2人を出すなら殺陣をもっとメインにもして欲しかったよ…![]()
残念すぎる![]()
柚香光さんは初めて拝見したのですが、かっこいい!
鬼の時と、蒼を想う乙女なところとのギャップもよく![]()
そりゃあ宝塚スターだもんね!と納得でした!
喜屋武さんも初めて見たけどお芝居意外にも?良くて![]()
こうして良いなという役者さんが多かったからこそ脇とかだとめちゃくちゃもったいない!と思っちゃったよ![]()
これは私の好み問題。
今回の脚本家の方は座付き作家の中島先生ではなかったんですよねー。
情報解禁の時にも見たはずだったけど忘れてて観劇後に知った時に、だからかーってちょっと思ってしまった。
もちろんこの作品も新感線らしさもあって良かった。
でもモヤモヤが残った。
今回とは別の脚本家さんの時も思ったような気もするから結局中島かずき作が好きなんだな、私は![]()
拡樹さんにはぜひともまた中島かずき作の新感線に参加してほしいな~と思った日でした!
