今年の懸念・・・酷暑の影響やいかに | 京都のブルーベリー職人~独立起農の夢先案内人

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ブルーベリー養液(水耕)栽培ってホントのところどうなの?という方。設備メーカーのホームページではわからない実態がここでご覧いただけます。さぁ、あなたも魅惑のブルーベリーワールドへ!!

こんにちは。

九州地域を10日間ほど放浪しておりました。

今は四国に入り、ウツボたたきを高知のおクスリで流し込んでおります。

 

実家のある宮崎でも去年から今年にかけて3軒のブルーベリー農家さんが誕生しました。

元々、宮崎はブルーベリーに縁の深いところで、

宮崎大学の國武先生の諸研究を始め(これは宮崎医科大学とのコラボでも医学特許を取得)

雲海酒造さんのブルーベリーリキュールへの取り組みなど、さまざまな話題を提供しております。

もともと新しもの好きな県民性もあり、穏やかな気候も相まって

ブルーベリーにはとてもいい環境だと自負しております。

 

さて、昨年の酷暑の影響がどのような形で発現するのか、非常に心配しております。

昨年晩秋からこの年明けにかけて、暖冬ということではとても片付けられない症状があちこち出ています。

これはブルーベリーに限ったことではなく、

落葉果樹の農家さんに話を聞くとほとんどすべてのもの(梅、柿、リンゴ、ブドウ、アンズ、桃)

落葉、開花、のサイクルがひと月ほど早まっているそう。

ブルーベリーについていえば、やはり開花がひと月以上早く、

福岡の有名なK農園でも果実が出来ちゃった、みたいです。

おそらくモノにはならないだろうけど、

この九州でみられた早すぎる開花、そして霜焼け。

今年の場合は収量に影響が出るのでは、と懸念されます。

 

あ、そうそう、開花ついでに、一つ。

赤い花が咲くとみんな「わーきれい」とか言っていますが、

実はこれはストレスの証、でもあります。

例年なら白い花がさく、または樹全体の花が白いけど一部の枝だけ赤い、というのは

なんらかのストレスもしくは調子を崩しているサインと私は見ております。

その赤い花の枝がトラブルもしくは昨年なんらかの事象により、

強いストレスを抱えている、と思います。

 

そのように考えますと、開花~収穫時期は問い合わせがどどどーんと来そうでやばい。

しばらく潜伏してよ、かな(笑)。

 

 

ではみなさま、今年は特に注意深く観察してみてくださいね。

 

ではではまたまた。