こんにちは。
いよいよ北の大地の最終日にさしかかったブルーベリー職人です。
今日はまさにに時空の輪が接した一日でした。
ちょっと時間が空いたので、思い出の地に立ち寄りました。
中標津町にある「開陽台」。
今は階段ですが、当時はむき出しの地面しかなく、
オフロードバイクの私は上までのぼっていました。
地球の丸さが体感できる、360度に近い大パノラマが味わえる観光スポットです。
いまから41年まえ、19歳のアテクシはオートバイで日本一周をしていました。
テントとシュラフ、ガソリンバーナー、など生活一切合切をバイクに積み込み、
気に入ったポイント、海岸や見晴らしのいい丘の上などでキャンプしながら。
今流行りのアウトドア生活ですね。
所属するクラブも「探検部」だったのでもちろんアウトドア。
ついでに下宿生活もアウトドア生活の研修みたいなものでしたわ。
オートバイがなければまさに浮浪者みたいな姿のライダーでしたが、
当時はそんなライダーはたくさんいました。
京都から来た新婚旅行のカップルも、京都のライダーがいると聞いて
上がってきましたが、アテクシの姿(まさに浮浪者)をみて明らかにひいていました(涙)
ここにたどり着いてから1週間ほど、道東を走り回ります。
「住んで」いるうちにアテクシはココの主(ヌシ)になっていました(笑)
後から来たライダーにあちこちの情報をつたえるのですが。
なんかそんなのもいやになって飛び出しました。
夜は夜で毎晩宴会です。
満天の星の中、まるで宇宙の中心にいるかのような錯覚に囚われます。
この感覚が日常生活にもどっても忘れられなくて、
翌年、また日本一周をしました。
今回訪れたこの場所には、新しい展望台が建設されていました。
昔とは全然違う建物。
でもその一角に「開陽台はライダーの聖地」とありました。
当時のコンクリートのかけらを使ったモニュメント。
ああ、こんな素敵な言葉をアテクシは思いつきもしませんが、
あの時確実にこの場所にアテクシはいたのです。
今も、乗り物が違う、体重も白髪も増えた、だけで
中身も、やっていることも何一つ変わっていません。
この日の晩酌はとても味わい深いものでした。
ではまた、時空の輪の接するときにお逢いしましょう。