北へ・・・⑫道東の青春へ | 京都のブルーベリー職人~独立起農の夢先案内人

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こんにちは。

いよいよ北の大地の最終日にさしかかったブルーベリー職人です。

今日はまさにに時空の輪が接した一日でした。

 

 

ちょっと時間が空いたので、思い出の地に立ち寄りました。

中標津町にある「開陽台」。

今は階段ですが、当時はむき出しの地面しかなく、

オフロードバイクの私は上までのぼっていました。

地球の丸さが体感できる、360度に近い大パノラマが味わえる観光スポットです。

 

いまから41年まえ、19歳のアテクシはオートバイで日本一周をしていました。

テントとシュラフ、ガソリンバーナー、など生活一切合切をバイクに積み込み、

気に入ったポイント、海岸や見晴らしのいい丘の上などでキャンプしながら。

今流行りのアウトドア生活ですね。

所属するクラブも「探検部」だったのでもちろんアウトドア。

ついでに下宿生活もアウトドア生活の研修みたいなものでしたわ。

 

オートバイがなければまさに浮浪者みたいな姿のライダーでしたが、

当時はそんなライダーはたくさんいました。

京都から来た新婚旅行のカップルも、京都のライダーがいると聞いて

上がってきましたが、アテクシの姿(まさに浮浪者)をみて明らかにひいていました(涙)

 

ここにたどり着いてから1週間ほど、道東を走り回ります。

「住んで」いるうちにアテクシはココの主(ヌシ)になっていました(笑)

後から来たライダーにあちこちの情報をつたえるのですが。

なんかそんなのもいやになって飛び出しました。

 

夜は夜で毎晩宴会です。

満天の星の中、まるで宇宙の中心にいるかのような錯覚に囚われます。

この感覚が日常生活にもどっても忘れられなくて、

翌年、また日本一周をしました。

 

今回訪れたこの場所には、新しい展望台が建設されていました。

昔とは全然違う建物。

でもその一角に「開陽台はライダーの聖地」とありました。

当時のコンクリートのかけらを使ったモニュメント。

ああ、こんな素敵な言葉をアテクシは思いつきもしませんが、

あの時確実にこの場所にアテクシはいたのです。

 

今も、乗り物が違う、体重も白髪も増えた、だけで

中身も、やっていることも何一つ変わっていません。

 

この日の晩酌はとても味わい深いものでした。

 

 

ではまた、時空の輪の接するときにお逢いしましょう。