日本在住インターのメリットデメリット | amll-njのブログ

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インターのメリットデメリット

 

日本でインターナショナルスクールに通わせている親御さんってたくさんいるようで。

というより海外でも増えているということなので(出典こちら)これってつまり、教育の垣根すらも国境がなくなったということかなと思いました。

というわけで、実際にバイリンガルを育てている身から日本在住の場合のインターに通うメリットデメリットを考察してみたいと思います。

※あくまで個人的な意見です。

こちらのサイトを参考にさせていただきました。

インターナショナルスクールに通うメリットと注意点は?保護者や卒業生の声も紹介!Byコエテコ

 

メリットは英語脳の育成

コエテコさんの挙げているメリットの中で完全同意できるのはこちら。

①海外進出しやすい

 要するに英語でモノを考える力とか、どう伝えるのがセオリーなのかの英語のイロハが身につくので、自分の強みを伝えやすいんですよね。日本語でいくら思考力があっても英語でモノを考える技術は全く別物ですので。

 勘違いしてはいけないと私が自戒の意を込めて言うと、英会話をちょっとやったところでできるようなものではないってことです。これって後からと思う人もいるかもしれないし、そして大きくなってからでもできなくはないのですが、思考力は幼いころから養うものだから、早い方がいいに決まってます。ただ、日本在住の子の場合、それをやるには子どものメンタルバランスを考慮しながらやる必要があるんですけどね。

 

➁探究型の思考力が育つ

 こちらの授業見ていて、「あ、コレか。考える力を育てるって…確かに日本にはないところかな」と強く感じることが多いです。

 日本の教育って〇×で評価するものが多いですが、こちらは毎日継続して考えていればOKみたいな指導が多いと感じてるんですよね。そもそも正解がないことを考えさせるとか、答えさせる問題が多いです。算数ですらそんなレベル。

 

➂表現力がつく

 アメリカはELAというEnglish Language and Artという科目が英語になりますが、Artとつくように英語という言葉だけではなく絵を書いたり色を使ったりと様々な表現を混ぜ込んで自分の考えを表現させて、それから言葉に変換していくというアプローチをとっています。

だから、必然的に自分の気持ち、考えを言葉だけでなくアートとして表現することも同時に学ぶため自然と表現に幅ができます。日本の方はココを非常に軽視する傾向がありますが、これがすっごく大切です。

 

要するに私目線ではアメリカのケースになりますが、英語で何かを考えたり、表現することに教育自体がものすごく力を入れているので、当然伸びるなと感じます。

 

 

デメリットは強みが付きにくい

 日本の中学卒業資格は取れないので、それもデメリットですがそれは結構些末な話だと私個人は思います。そもそもインターに入れてる時点で海外を目指しているわけですから。

 

①日本語補習校とのダブルスクールが必要

 日本人のお子さんが日本語を捨てるのは、あまり得策じゃないです。

何故なら、海外に出ても日本人相手にする商売がしづらくなるからです。日本在住であればなおさら日本語は絶対必要。

どれぐらい弱くなるかというと、簡単なメールの読み書きに苦戦する。とか。

と、いうことは、日本語教育も同時にしていかなければいけないんですよね。我が家の場合はアメリカ在住なので、周りの子も同じ苦労をしているから子どもは受け入れやすいですが、

日本在住の場合は自分の子がイレギュラーなケースだと思いますので、かなり子どもとコミュニケーションをとって学ぶ意義を理解してもらう必要があるでしょう。

 

➁高校卒業後の道筋を自分で開拓しなければいけない

 こちらで説明しているように海外での進学を想定する場合、奨学金がなければ結構キツイ。

まず学業だけできればOKというケースはまれ。相当、相当に勉強ができなければいけないです。

正直、よほどIQが高いとか、稀有なケースを除いて、ほぼインターの科目においての競争がない日本では、ネイティブの彼らに勝つのは困難だと考えてください。しかも、親がそういった科目に精通してない場合は、情報収集するのも大変ですよ。

と、いうことは、学業で勝ち抜けないので+αが必要になります。これがお金がかかる。だって日本であってもスポーツでも遠征があったりしますよね。

 日本の大学への進学は、それも日本の勉強を死ぬほどしてきた人と同じ土台でしないといけないので、入学がキツイですよね。

 

➂とにかく金がかかる

 学費が高いことは叫ばれているのですが、と言っても300万弱なので、こちらの相場としてはそれほど高くもないという現実…それはさておき、費用面では、スクール+日本語補習校+課外活動のトリプルパンチでお金がかかるガーン日本の大学進学を目指すなら、課外活動は後回しかな。。。

 

 

もう、絶望感を与えた感じがあって申し訳ないです。

そうは言ってもインターという選択肢、あってもいいと私は思うんですよね。今後、こういったインターの子たちの未来を考えていくシリーズを作りたいです。

 

最後までお読みいただきありがとうございます!

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