英語は出オチの言語
英語が伝わらないとき、確かに発音はよくないかもしれないのですが、
娘に言わせると、少々の発音のブレは、まったく気になることすらないそうです。
だから、発音は確かに聞き取りには必要ではありますが、こちらから話す分には日本語英語でも別に大丈夫です。
それよりも、大切なことがあります。
結論を始めに伝えているか。
これが本当に重要だなと思います。
例えば、こんなケース。曜日変更に伴って変更先の先生の予定が空いているか聞きたいとき。
①習い事の曜日を土曜日から月曜日に変更します。
➁月曜日のあなたの予定は空いていますか?
この話の流れで、話し手は土曜日に習い事にこれからも来ますか?
イヤ、来ない。
そう。日本語はあいまいさを許容するのでこの流れでほぼ確実に伝わります。
でも、English Speakerには伝わらなかったんですよね。
なぜかと娘に聞いたら、どうも、①と➁の間に「土曜日は私はもうやめます」と言わないからだよと言われました
海外の人は、別に推測できないわけではなく、推測しないといけないといわれるとしますが、
今回のケースの場合、「私が何を言いたいのか」をとにかくキャッチアップすることを最優先させています。
だから、先ほどの話の流れだと、月曜日に空いているかどうかを聞きたいのね、となって
土曜日にやめるとは言ってないからまったく伝わってないんですよね。
逆に言うと、英語を話す場合、「自分が何を言いたいのか」をまず最初につたえるようにしてみてください。
語彙力がないと、なかなか難しいですが中学英語でも最初は意外と何とかなりますよ。
ちなみになんで英語ってこんなことになっているのかというと、
英語を使うシーンではものすごく多様なバックグラウンドを持っていて、察して~というのが難しくすべて言語化しなければいけない、いわゆるローコンテクスト文化が基本になることが多いからなんですよね。
日本語はこの話の流れをしないので、英語の出オチよろしくな話し方が結構難しいので、訓練しましょう。
英会話のコツは、「自分が何を言いたいのか」です。
アメリカの教育では、常に何を言いたいのか、何を言わなければいけないのかを学んでいます。
是非お子様にも英語を学ぶ際には、何が言いたいのかな?と問うてあげてください