前回はマーケティング視点でゴジラを見たのですが
今回は作品の内容について見ていきたいと思います、
なのでネタバレ有りです。
なぜアメリカでヒットするといえるか?
恐怖の体感とヒューマンドラマ これがこの映画のポイントですね。 つまり一粒で二度美味しい映画なのです。
今回登場するゴジラはスペック的には過去のゴジラより強くありません。 が時代設定と素晴らしいVFXと人間目線のカメラワークのお陰でとにかくゴジラが怖い。
映画の設定の時間軸では高い建物がありませんから50mのゴジラはめちゃくちゃ大きく感じます。 建物を破壊していく恐怖をすごく強く感じますね。 またこの時間軸の設定をリアルに知ってる人は今ほとんどいないので 余計にリアリティーも出るわけです。戦争直後の東京を実感できる人はもうほとんどいませんからね。 時間軸がここ最近であればゴジラはビルの谷間に隠れちゃいますし 誰でもああこんな感じと体感できるわけなのでCGへの評価は非常に厳しくなります。
あとよく見ると実はゴジラの登場シーンは1/3ぐらいで多いわけではないんです。ところが登場するたびに恐怖と絶望を与えてくれます。ゴジラが登場しててだるいシーンは一切なしです。
西武遊園地の体感アトラクションのゴジラライドを何度も体験する感じなのでゴジラのシーンが少ないとか感じる人はあまりいないでしょう。 むしろ見終わると疲れるレベル。
CGと実写の優れた融合であるVFXとカメラワークの優秀さの勝利ですね。
はいもちろんゴジラライドの監督は山崎監督です。
更にはそのせいで海外から見ても超お金かかってる映画に見えちゃいます。 実際にはレジェンダリーの1/10ぐらい?
実際、国内でも日本のSFはCGがしょぼくてつまらんというありがちな批判も聞かないわけです。
ドラマパートについては国内では演技が過剰、セリフがクサイと一部の人から叩かれてますが世界市場でそう思う人はまあほとんどいないでしょう。 こういう映画のドラマ部分はわかりやすさのほうが大事です。
戦争で天涯孤独なった3人が苦労を乗り越え一つの家族なっていくとか、戦争から逃げ出し情けなかった男が家族のためにカミカゼ特攻でヒーローになる展開とかベタですが世界の殆どの人の心に響くと思いますね。元々が怪獣映画なのでドラマ部分は単純明快な方がいいわけです。文学作品の映画化ではありませんからね。求められてるものが違います。
更に細かくシーンで見ていくと ゴジラが小さいときの暴れぶりはジュラシックパークのようであり、小舟を追うシーンはジョーズのようであり、プロペラ機で突っ込んでいくさまはインデペンデンス・デイのようでした。
怪獣と軍艦のガチの戦闘やゴジラがチャージしてアトミックブレスを放つシーン もうアメリカン人が喜びそうなシーンがてんこ盛りになってます。
もう脚本の時点で世界市場をはっきり意識して作っていったと見るべきでしょう。
12月1日を楽しみに待ちましょう。
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