■坂口祐三郎/天空仮面プロモーション動画。





 ■赤影公式第1話■















 ❑2024年木村拓哉さん主演ドラマ予告❑














⭐さて1967年「赤影」の半年後に放送をスタートした『ウルトラセブン』。



■「地球は狙われている」と言うナレーション等、今なお人気作品でもある。



■ウルトラ警備隊キリヤマ隊長役の中山昭二さんは当時39歳。

大変な貫禄である。


後年……。





坂口祐三郎を自身が活動していた「日光江戸村」に再三に渡り誘い、坂口は、その要請に応え、後進の指導と自らの活動のフィールドを構える事になる。

 

❑日光江戸村の中山昭二さん❑



ちょうど、テレビ局の時代劇制作も下火になった時、「日光江戸村」「テレビ東京」「ジャニーズ事務所」の3社で、ニュースタイルの時代劇をプロデュースする事になる。

1990年頃である。

当時、人気絶頂期の「光GENJI」。


その後輩、「SMAP」を絡めたドラマ制作になる。


その後、彼は、まだ先の見えない「SMAP」の中から、特別、光る何かがあったんだよと私に自慢気に語ってくれた事がある。


そう、「木村拓哉」さんである。

■「赤影」の放送後、一度、フジテレビの月曜ドラマランドで「赤影」のコメディが制作され不評を買った事がある。


■1985年放送のコメディ番組。

■当時観た記憶があって、酷すぎるコメディ番組だった。


その時も、元祖赤影の立場で言わさせて貰えれば…と前置きした上で、「本当に勿体ないと思った。折角、真田広之君が出てるなら、コメディでは無く、きちんとしたドラマとして私に変わる新しい赤影を彼に演じさせれば…そう悔やんでいたのだ」。


■若い頃の真田広之さん、どこか坂口さんに似てるようだ。


 ❑真田広之さん主演ドラマオフシャル❑


■赤影は「時代劇」に「特撮」と言う、いわゆるシンプルな作品では無く、予算が大きい分、失敗が許されない企画だったのだ。


それだけに、私が赤影の提案を東映に持ち込んでも、簡単に話が進まない事情も徐々に見えて来るのだ。


同時期に当時の「赤影」の東映プロデューサーの平山亨氏(仮面ライダー・戦隊シリーズ等多くを手掛ける)坂口さんの赤影が人気沸騰後は、その平山さんを持ってしても「赤影」?

本気で言ってるの?

■写真は生前の石ノ森章太郎氏(左)と平山亨氏(右)。

と「関係者に笑われるんだよ」と話された事があったのだ。


■「仮面ライダー」昨年50周年を向かえた。



話を戻すが、江戸村に移籍した坂口さんが、「木村拓哉さん」にきっと自分を越える凄い可能性を見たのかも知れない。

今さら、木村さんの活躍を言わなくてもご存知と思うが…。



その後、彼はテレビドラマの視聴率記録を次々に打ち立て、映画スターとしても大活躍する。





■映画マスカレードホテルでは、仮面姿で現在のキラリと光る涼しい目を披露している。





❑坂口祐三郎の「キラリと光る涼しい目」は先見性も兼ね備えていたのかも知れない。


❑2023年4月に坂口祐三郎の赤影が56周年を迎えた。

日本初のカラーテレビ時代劇である。

番組は大ヒットし、東映の時代劇映画がテレビに主戦場を変えカラーテレビ作品として量産される代名詞的役割を担う一方、仮面ライダー等の特撮ヒーロー作品の先駆けの役割を果たしたのだ。


キラリと光る涼しい目の坂口祐三郎はテレビスターに昇り詰める。


そして木村拓哉さんのフジテレビの新番組『教場0』内容は割愛するが、クールで冷静沈着な警察教官である。

片目が義眼の謎に迫るストーリーにも注目したい。


私が想うに、時代を越えテレビが魔法の箱から退場した様に見える今、方や映画スターの旗手だった坂口祐三郎がカラーテレビ作品のキラリと光る目で飛び出し、木村拓哉さんの演ずる風間教官に謎の義眼のサイドストーリーが緊張感を持たせる様に見える。


注目の作品である。




❑そして私自身の所見である。

1960年代後半映画興行はテレビの出現で斜陽になる。

そんな中、侠客役で映画興行を盛り返した、高倉健さん。



そして直接の後輩の坂口祐三郎はカラーテレビ時代劇の大スターとしてカラーテレビの躍進を担う。


映画の大スターとテレビの大スター高倉健と坂口祐三郎。
二人の強く甘くそして時に勇ましく時に安らぐ、その到達点に存在する俳優こそ木村拓哉さんでは無いかと私は信じている。





 ▓赤影/坂口祐三郎の美しい去り方。