入院の記録⑯ご一緒にランチデートを!
◆入院手術後9日目、行動の制約も少なくなり、病室のベッド脇での味気無い個食にも飽きてきた。◆院内の案内図を見ると、看護婦詰め所の隣りに食堂と書いてある。「患者も使用可能か?」との質問にはNoと言われたが、ロビーならOKとのこと。早速同調者を募り、食事のお盆を持って集合、ロビーでの会食が始まった。◆もっともスペースの関係もあり、対象者は当方から声を掛けた人たちだけではあるが、食べながらおしゃべりも弾む。回りの人たちも好意的であり、うれしい。◆手元の一週間分のメニューと照らし合わせたり、味加減や食材の大小や多寡を検討したりするのもまた楽しと言ったところである。◆イスやテーブルの高さも、お互いにお尻に傷を持つ身には最適であり、毎日のランチデートをはじめ、これからの朝や夕方の会食が楽しみだ。
入院の記録⑬おはよう
◆今は朝6時過ぎ、看護婦が巡って来て点灯し、容態を尋ねてくれる。外はまだ暗い。「今朝の札幌は6度と例年より暖かい」とテレビが伝えている。そう言えばベランダの屋根の雪がすっかり解けている。風もない。穏やかな一日になりそうだ。◆当院では病院食にも拘らず塩分過多だ。喉の渇き・水分の過剰摂取・夜間の頻繁なトイレ行き・睡眠不足・不規則な生活という悪循環の毎日。◆世の中は超不景気・超多忙の年末と言うのに、こんな生活をしているとは少々申し訳ない思いでもある。しかし、これも長い人生の一場面だと割り切ることにしよう。◆皆さん、今日も元気で!
入院の記録⑫なんでもレディーファースト
◆当院 のモットーの一つはAlwaysLadiesFirst のようだ。最初に気付いたのは手術の順番だった。入院手続きは私の方が先だったのに、手術は女性が先だったからである。◆そう言えば、毎朝の診察時でも、必ず女性が先に呼ばれて入室するのだ。「なるほど」と思ってさらに観察すると、毎日の入浴時間も「午前は女性、午後は男性」と浴室のドアに明記してあり、それはきちんと守られているようだ。暗黙のうちに院長の気持ちが看護婦にも入院患者にも浸透しているようだ。◆極め付けは病室の数である。この1週間、男性患者数は女性患者の2割増しだったが、男性専用大部屋は1室(定員6名)のみで満床なのに対し、女性用には大部屋が2室も用意されているが、現在は7名しか患者がいない。もっとも今は年末でという主婦が最も多忙な時期だが、普段は女性患者が多く、そのために多くの女性専用室が確保してあるのかも知れないな。◆いずれの病室もドアこそあるが、常時開け放たれており、つい誤って入室しそうになることもある。その予防のためか、女性専用室の入口には小綺麗な造花やアクセサリーが飾ってあった。やはり
患者の中にはおっちょこちょいがいるらしい。
患者の中にはおっちょこちょいがいるらしい。
入院の記録⑪
◆当院は肛門科専門だとばかり思っていたが、胃腸科の看板もかかっている。「せっかくだから入院中に胃カメラやエコー検査も受けてみたら」と先生に勧められ、手術後気持ちが落ち着いた本日、やっと受検。◆前夜9時から完全絶食・絶飲、さらに今朝7時以降は「溜まっていても排尿禁止」との厳命。「何じゃ、これは?」と思いながらも尿意を必死に我慢。◆通常8時半から入院患者の診察を受けるのだが、私だけが準備室に呼び出され、麻酔注射と麻酔ゼリー薬の口内塗布、5分後に処置室でマウスピースをくわえさせられ、それを通してファイバーが胃腸に挿入される。吐き気など感じることなく、検査はスムースに進む。「胃壁が全面的に白っぽいが何故だろう?何か薬でも飲みましたか?」でも思い当たる点など皆無だ。が、ファイバーを通しての注水により簡単に除去でき、結局「問題なし」とありがたい言葉をいただき、大安心。◆別室に移動して、若いイケメン医師によるエコー受検だ。ここで尿が大量が残っていれば膀胱や前立腺の異常が分かりやすい由、なるほどと疑問氷解。10分程の検査でこちらの結果も「特に問題なし」とのことで一安堵
。◆その後、10時半過ぎに2時間半遅れの朝食を摂り、今日の検査は無事終了。◆午後は気の合った病友3人で院内特設美術館の絵画観賞、小磯良平や万谷(ばんや)藤夫らの絵がところ狭しと掲げられており、各自が独自の感想を述べたり、勝手で無責任な解説をしながら一階から二階へと巡る。◆少し退色してしまった野鳥の写真も数枚診察室前の壁に掛けてある。これらはもちろん毎朝の受診時に見ていたはずだが・・・改めてじっくりと眺める。その他に元札幌市長板垣氏の色紙もあった。◆個人病院でこれ程の美術館品の観賞ができるのは楽しいね。院長に感謝。
。◆その後、10時半過ぎに2時間半遅れの朝食を摂り、今日の検査は無事終了。◆午後は気の合った病友3人で院内特設美術館の絵画観賞、小磯良平や万谷(ばんや)藤夫らの絵がところ狭しと掲げられており、各自が独自の感想を述べたり、勝手で無責任な解説をしながら一階から二階へと巡る。◆少し退色してしまった野鳥の写真も数枚診察室前の壁に掛けてある。これらはもちろん毎朝の受診時に見ていたはずだが・・・改めてじっくりと眺める。その他に元札幌市長板垣氏の色紙もあった。◆個人病院でこれ程の美術館品の観賞ができるのは楽しいね。院長に感謝。
入院の記録10 誤って8号を2回発信、失礼。
★定員6人の大部屋だが、今朝一人退院、せっかく顔馴染みになったのにとなんとなく名残惜しい。★間髪をいれずと言った感じで新人が入室、今度はまだ若い青年だ。母親代りと自称する彼女が付き添っていた。先ほど看護婦による入院説明が終わり、病室がやっと静かになった。★当院では病室はすべて2階にある。6人部屋が3、3人部屋が2、個室1の全25床、現在17床が埋まっているようだ。★2階だから201号室から始まって207号室までの6室ある。数が合わないのは204号室が欠番だからである。死を意味する4を忌み嫌ったせいとも思われるが、4ではなく、204だからそれはあまり関係ないのではないだろうか・・・★ちなみに1階にある診察室は1号室から4号室を含む6号室まで6室あり、縁起をかつぐならこちらではないかと考えてしまう。★いずれにしても、肛門科は最初の受診時こそ多少恥ずかしい思いはするものの、本質的には死に至ることは少ないため、数字の4を忌み嫌う必然性はあまりないだろうな。
入院の記録8
☆今、十八時半、病室では全員が夕食を食べ終わり、ベッドに寝転んでテレビを見たり新聞を広げたりしている。これで本日の仕事(?)はすべてお終い。☆当院では食事は内製であり、各患者のベッドに四角のお盆に乗せてい運ばれて来る。ただし、醤油やソース、それに番茶は廊下にある配膳台まで希望者が自分で取りに行くことになっている。☆手術直後には、ベッドまで配膳していただけるのは確かにありがたい。が、ベッド上で一人で食べるのはなんとも味気無い。一週間から十日近くも入院している患者も多く、顔見知りになった人もおり、食堂でおしゃべりでもしながら食べたいな。そう言えば案内図には【食堂】の表記があった。以前使っていたのかもしれない。ぜひ実現して欲しいものだ。
入院の記録No.8
☆今読んでいる本は【地図切手を読む-世界の39の島-】24年前の発行だが、地勢学的政治的歴史的の諸観点から綿密な考察がしてある。実に興味深い。高木実氏の著作だが、恐らく続編があるだろうから、退院後探してみよう。☆床暖がよく効いていて院内は二十四時間快適そのもの。戸外は青空こそ見えているが、北側の駐車場は雪と氷の世界、さすが札幌だ。


