フランス語と英語

フランス語と英語

フランス語と英語の語学ブログ&旅の記録。仏検1級合格を目指しています。
英検1級取得(2007年)、TOEICベストスコア985点(2009年)、仏検準1級取得(2014年)、DELF B2取得(2019年)
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possible,probable,likelyは意味が似ていますね。

 

今回,possibleを中心に違いを調べたので,簡単にまとめます。

 

まず,ジーニアス英和大辞典で各単語を調べると,最初の意味は次のようになっていました:

 

possible: (わずかでも)可能な

probable: (十中八九)ありそうな

likely: ありそうな

 

次に三省堂の英語語義語源辞典で調べました。

 

・possibleは状況次第では起こり得る,あり得る,なし得ることを示す

 

と書かれています。

 

Oxford Dictionary of Englishでは,possibleは

 

able to be done or achieved” (実行できる,または実現できる)

that may exist or happen, but that is not certain or probable”(存在しうる,または起こりうる,しかし,確実,または確実性が高いのではない)

 

との意味になっています。

 

よって,possibleは可能性が低く,確実でない場合も使うことができるということになります。

 

英語語義語源辞典には,さらにpossibleの類語としてprobableとlikelyの説明もありました。

 

・probableは単にあり得るだけでなく,大いに確実性がある

・likelyはpossibleとprobableの中間的意味

 

例文:It's possible but not probable. 

それは可能かもしれないが,実際にはあり得ない。

 

よって,これらの3つの形容詞は確実性の低い→高いの順番で次のようになると考えます。

 

possible → likely → probable

 

(possibleが一番低く,次にlikely,最も確実性が高いのがprobable)

 

以上です。

「約〜個」「およそ〜」などと英語で書きたいとき,about を使うかapproximatelyにするかで迷ったことはありませんか。

あるいは,about と approximately の違いはなんだろう,と
思ったことはありますか。

先日その違いを

1. 『英語語義語源辞典』(三省堂)と

2. 『Choose the right word second edition』

で調べたので,情報共有致します(^^)

 

結論から述べると,approximatelyは基準となる数に非常に近いという意味があり,aboutは基準値周辺で,正確さは求められていない,ということが分かりました。
 

 

1. まず,英語語義語源辞典で調べた結果です。

aboutはonbutan*という単語が語源でutanは from outside

という意味とのこと。したがって,「およそ」と言っても

外側・周辺の意味がありますね。(* uの上に横棒あり)
 

approximatelyはapproximatusという古い英語に由来し,
この単語の一部のproximusはprope(=near)の最上級と

書かれています。よって「非常に近い」「近似」の意味が

ありますね。

 

 

2. 次に『Choose the right word second edition』を調べた結果です。

 

「approximately, about, around, roughly」という項目があったので,説明を全訳します:

 

approximately, about, around, roughly

これらの副詞は全て,距離・時間・量などで正確さや近さに

おいてある程度の範囲内では意味が同じである。

approximatelyは,基準と非常に近い正確さを示唆し,その

差異は実質無いようなものである。


 例)日陰では約100度(華氏)だった,

   円周率は約3.14159である。

aboutは,よくapproximatelyと交換されるがapproximatelyのように正確さに近いことは強調しない。


 例)約20ドルの帽子,ほぼ夕食の時間に帰宅する

aroundはカジュアルな文脈で,approximatelyやaboutの

代わりに時々用いられる。


 例)だいたい0時に就寝する

   15人くらいをピクニックに招く

roughly は正確さを求めていない場合にapproximatelyやaboutの代わりに用いられる。


 例)車の修理費用の見積もりはだいたい200ドルだった。
   デラウェア市の人口はおよそ70万人である。


 なお,その他の3つの副詞とは違って,roughly は大雑把,

 あるいは急ぎのニュアンスがある。
 

 例)本はだいたいアルファベット順に本棚に並んでいる
   大まかに言って,大不況が始まりそうだと思う。


以上です。

 

伝えたいメッセージによって,使い分けないといけないですね。

 

先日アメリカの大学教授(私立の大学)とチャットしていた時のことです。

 

I’m on sabbatical so I have lots of time.

 

と書かれていました。

 

sabbatical?

 

早速Oxford Dictionary of Englishで調べてみました。

 

a period of paid leave granted to a university teacher for study or travel, traditionally one year for every seven years worked

(大学の教員が研究や旅行をするために与えられる有給休暇,伝統的には7年ごとに1年である)

 

次にジーニアス英和大辞典を引きました。

 

sabbatical: 研究(充電)休暇,サバティカル(大学教授に対する,旅行・研究・休息のための7年ごとの半年または1年の有給休暇)

 

 と書かれていました。

 

そんな有給休暇があるの?! しかも半年か1年間?

 

と思い,その教授に頻度と期間を聞いてみました

 How often can you get a sabbatical leave?

 Can you leave for half a year?

 

すると,

 

Once every 5 years (5年に1度です)

I get a full year!(1年間です!)

 

とのこと。そんなシステムがあったとは・・・

 

というわけで,

 

I’m on sabbatical so I have lots of time.

今サバティカル中(研究休暇中)なので,時間がたくさんあります。

 

勉強になりました。

6月2日に受験したDELFですが,発表がいつなのか明確な情報はありませんでした。

 

1ヶ月が過ぎてからDELFのホームページに時々アクセスするようにしました。15日(月祝)に見たら,16日(火)に発表と書かれていました。受験から6週間後ですね。

 

16日(火)朝9時過ぎはまだ発表されておらず。

次に10時過ぎに見たら結果にアクセスできるようになっていました。

 

受験番号と生年月日を入力すると,こんなポップアップが出ました↓

 


左上の灰色部が名前でした。各カテゴリ25点中,

 

聴解 12.5

読解 15.5

口頭 20.5

作文 11

合計 59.5で admis(合格)

 

リスニングができなかったので,足切り(各カテゴリ5点未満)で不合格だと思っていましたが,なぜか半分も点数が取れていました。

 

また,英単語をフランス語風に発音して強引な仏語を喋った面接(口頭表現)が20.5点だったことも驚きです。

 

そして,5割で合格ってありがたいですね。日本の試験なら普通6割で合格ですから,もしそうだったら0.5点足りなくて不合格だったことに^^;

 

フランス語を指導してくださった先生,そして励ましてくださった皆さんに,感謝しています。


ありがとうございました。

 

mits

昨日,初めてDELFを受験しました。B2です。

日仏文化協会によると,B2は仏検準1級レベル。

しかし,リスニングはまったく準1級レベルではありませんでした。本気のナチュラル・スピードのニュースとスピーチです。

まあ,問題集を解いている時点で気づいていましたが...そして,選択式以外に記述式の問題も多いです。訓練が必要ですね。私は多分,リスニングの点数で足切られて不合格だと思います。

筆記試験については,準1級とB2ではスタイルが全然違うので比較は控えますが,仏検は文法知識や語彙力に厳しい一方,DELFではその点は厳しくないです。その代わり準1級よりも文章のレベルが高く,量も多いです。


面接試験は,ほとんど準1級と同じで,与えられたトピック(新聞記事のような文章)2つの中から1つを選びます。その後20分間の面接です。最初に名前の確認。次に面接官に記事の内容を簡単に説明。その後自分の意見を述べ,ディスカッションに移ります。準1級は記事ではなくトピックセンテンスのみなので少々スタイルは異なりますが,ほとんど仏検準1級のデジャヴュでした。
 

面接で準1級と大きく違うのが,準備時間が30分与えられることです。しかし30分は一瞬でした。私の選んだトピックはこちら:
Le bonheur, ce n'est pas si compliqué.
(幸福,それはそんなに難しいことではない)

記事を読んで,その内容を引用しながらどのように議論するかを30分で考えるのは,私には不可能でした。面接試験については次回詳しく書こうと思います。

というわけで,私はまた秋にB2を受験しようと思います...

引き続きフランス語の勉強頑張ります。

 

あと試験中の「首」の対策を考えないといけないです。

筆記試験の2時間半,連続してずっと下を向いていたため,今日は首が痛いです。