『私の夫と結婚して 내 남편과 결혼해줘』第14話～復讐の為なら死んでもイイ？：その３

警察での事情聴取も終わって自宅に帰って来たユ・ジヒョク部長（演者：ナ・イヌさん 나인우씨）とカン・ジウォン（演者：パク・ミニョンさん 박민영씨）。

ヤン・ジュラン課長（演者：コン・ミンジョンさん 공민정씨）と彼女の夫との離婚手続きについてはイ・ソクジュン室長(演者：ハ・ドグォンさん 하도권씨)に任せることに異存の無いジウォンでしたが、　今夜、ヤン課長の家で起こった事の数々が彼女に与えた新たな気づきをジヒョクに語って聞かせます。

『運命が移るのはただの偶然じゃなさそうなの。利己的な夫からのストレスががんの原因なら…夫に殺される運命はどこから…。　壊れた鍵、赤いハイヒール、缶入りキャンディ、"親しい人と浮気した夫"？、それとも"保険金を狙う浮気夫"かしら？』

自分が体験した運命とヤン課長の身に起きた事件の類似点を追いかけながら考えていくうちに、ヤン課長の夫が浮気相手に語った

「妻が死んだら贅沢させてやる」という言葉がジウォンの脳裏に浮かびます。　そこで遂に彼女はジヒョクに向かって、

『何をすべきか分かった。ジヒョクさん、ミンファンを誘惑します』と告げるのでした。

『私と浮気してスミンに死んでほしいと思わせる。…いいえ、殺したいと思わせなきゃね』

…ジウォンの台詞、一度殺されてるにしても結構((((；ﾟДﾟ))))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙっス…

『あなたは嫌だろうけど、やらなきゃいけないの。浮気夫に殺される運命をスミンに背負わせないと…ヤン課長が死ぬ。ダメですか？』と問いかけられたジヒョクは

「いいでしょう、分かりました。思う通りにやったらいい。私も協力する」と彼女の考えに賛同します。

二人で覚悟した通りに、その翌日は赤いハイヒールを履いて出社するジウォン。

U＆Kの社内にパク・ミンファン（演者：イ・イギョンさん　이이경씨）が居るのを確認したユ・ジヒョク部長とカン・ジウォン代理の２人は、”最近　別れ話が持ち上がって　ジウォンの方がジヒョクから退職するように指示されている”…という状況がミンファンの目につくように、演技を開始します。

業務フロアの裏側、非情階段の踊り場で「早く退職手続きをとるように…」とカン・ジウォン代理に告げて去って行くユ・ジヒョク部長の言葉を盗み聴きしていたパク・ミンファンは、

「カン・ジウォンは手切れ金で別れたのか？」と怪しんで、オ・ユラに電話連絡を取ろうとハンドフォンを一旦手にしたものの、”やめておこう”…と思い直します。

そんな2人（の演技）を見せられた後で、ミンファンが一人で雑用レベルの作業をしているところへ、後ろから近づいて来るのは赤いハイヒールを履いたカン・ジウォン代理でした。

「誰かのせいで、このザマだ」と恨み言を言うミンファンでしたが、ジウォンは

『あなたがスミンを浮気したからよ』と過去のミンファンの行動を非難したものの、

『だけど、状況が変わった。…あとで…飲みに行かない？』と彼を誘います。

仕事終わりにミンファンを誘ったお酒の場で、ジウォンはユ・ハンイル会長から「２人が分かれるなら惜しくもない額だ」と言われて800億ウォン(約88億円)の手切れ金を貰い、現金以外にも不動産等も受けとったこと等もあってユ・ジヒョク部長とは別れた…という嘘ばなしをミンファンに聴かせます。

『税金処理もしてくれて、いくらあるか分からない。資産管理士もいるそうよ。内緒でお金を受け取った私に部長は怒ってるけど…どうしようもなかった』とその続きも話すジウォンでした。

彼女からひと通り現在の状況を聞いたパク・ミンファンは、

「話の筋は通る。金持ちとは言え、あの額をただ渡すのは変だ。だが、別れることが条件だとしたらありえる。それにしても多いが…」と、席を離れてトイレに行ったタイミングで自分の頭の中を整理していました。

するとハンドフォンにチョン・スミン（演者：ソン・ハユンさん 송하윤씨）から電話がかかってきますが　ジウォンから聞いた800億ウォンの話で頭がいっぱいのミンファンは電話に出ようともしません。

ミンファンへ電話を掛けた時のチョン・スミンは、U＆Kで働いていた頃の課長で上司だった

キム・ギョンウク代理(演者：キム・ジュンヒさん 김중희씨)を呼び出して二人で会うところでした。

スミンが在職中には、彼女から誘惑の罠を仕掛けられていたキム代理は、今また自分を呼び出してくるスミンに　恨み言のような言葉を投げかけはするものの、

自分に好意的な言葉を掛け続けたあとで、突然パク・ミンファンと結婚してしまった日のスミンの事を思い出してもいました。

「結婚して雰囲気が変わったね。女性は結婚するとみんな変わるんだ。独身のカン代理もきれいになるし。スミンさん、用心しないと。カン代理とパク代理は…7年も付き合った仲だろ？会社で顔を合わせてるうちに、また何か起こるかもしれん」と、いつものように言わでもの事を口にして今のスミンに疑心暗鬼を抱かせてしまうキム代理。

一方、トイレからテーブルに戻って来たパク・ミンファンに対してジウォンの本格的な工作が始まります。自分と付き合い始めた頃の思い出を懐かしそうに語るジウォンの様子を観て警戒心が少し緩んだミンファンは、

「ユ・ジヒョクと破局を？」と気になることをジウォンに訊きます。彼女は

『そのつもりだったけど、最近私、大事故に遭いかけたの。ダンプカーに衝突されて死ぬところだった。でも突然部長が現れて…話がこじれてしまった。とんでもないほどにね』

と真実に少しの「虚」を混ぜて語り始め、さらにミンファンを揺さぶる台詞を続けます。

『ダンプカーの運転手は誰だと思う？　スミンの父親よ』と彼女が言うと、ミンファンは

「すべて知ってたのか」と内心驚きます。

そして丁度その頃、帰宅したスミンはキム代理が自分に向かって言った

「スミンさん、用心しないと。カン代理とパク代理は…7年も付き合った仲だろ？会社で顔を合わせてるうちに、また何か起こるかもしれん」という言葉に大きな不安を感じ始めていました。

ここでカメラはまたジウォンとミンファンのテーブルに戻って、ジウォンが

『スミンがここまでするとは知らなかったでしょ。いくら私が憎いからって殺すなんてどうかしてるわ。事故でスミンの本性が見えたけど部長も変よ　私に尾行を付けてたの。でなきゃ別れた相手の事故の場に現れるなんて…おかしいわ。どうにかなりそう。監視されてるみたいで怖い。…どうしたらいい？』と、最後にミンファンを頼るような様子を見せると、